こんにちは
ゆみこです
このブログにお越しいただき、ありがとうございます
本日1回目の投稿です
久々の読書レビューです
『教育激変 2020大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ』池上彰 佐藤優
中公新書ラクレ
私が、最近意識して読んでいる佐藤優氏と、今やテレビで引っ張りだこの池上彰氏との対談に加え、大学入試センター理事長との鼎談の記録です
普段、あまり新書を読まない私ですが、佐藤氏の名前を拝見したら、読まないわけにはいきません
私はクリスチャンではありませんが、彼の宗教的見地には感銘を受けることが多いのです
彼がいかにして人生の荒波をキリスト教と共に歩んできたのかを知りたいかたは、『先生と私』や、『十五の夏』(以下に過去記事をリブログしています)を読んでいただくとよくわかりかと思います
そこでは、読んでおくといい本のタイトルもどんどん出てきます
ただ、そこで紹介されている本のなかには残念なことに絶版になっているものもあるので、古本屋を回る必要があるかもですが、そうしても読む価値があるものばかりなのです
そんなわけで【何を読んだらいいかわからないが、何か読んでみたい】という人は、芋づる式に次の読書に繋がるという点で、佐藤優氏の著書を読むことをオススメします
あ、佐藤氏への思いが強すぎて脱線しました
閑話休題
新大学入試がいよいよ近づいてきて、国語の記述や英語の外部委託などの大きなところは変更が見送られた形での開始になりそうですね
ですが、この対談および鼎談は、まだ記述等の大規模な改革ありきで対話が進んでいます
だからといって古い情報だけなのかというと、そうではありません。
これは、情報の新旧よりも二人の考え方を読む本です
私は、この本を全ての子育て世代(乳児や幼児の子育て世代を含んで、という意味です)に、まず読んでもらいたい
突飛な考えを話していると思わずに、まずはニュートラルな気持ちで読んでもらうと、教育がどんな働きをし、どれほど未来への責任を担っているかを感じてもらえるのではないかと思うのです
教育に関係ないところでは、物事の本質をとらえる前に、先入観だけでただ闇雲に批判する経験の反省にもなりました
先入観を振り払うことは、意識していてもなかなか難しいものです
ですが、良し悪しや何かの主張を述べているものについて、自分の意見がそれに無条件に迎合していないかどうか、ということを自分に問う、ということを逐一するだけでも違ってきます
ジャッジは労力を使いますが、疲れるからといってただ避けるだけではいけませんよね
いろんなことを感じさせてくれながらも、新書の読みやすさを遺憾なく発揮しているので、この長い春休みの間に、少し読書、してみませんか
それではまた。