先日、新国立劇場中劇場公演『生きる』(市村正親さん・平方元基さんver.)を観劇。

初演から観ていますが、自分が歳をとっていってるからか、「生きる」ということをとても考えさせられました。

(私はこのままで良いのだろうか・・・。と。)



また、平方さんの小説家が温かく他人を思う気持ちを学び、息子役の村井良大さんの熱演で家族の絆と家族であれど(いや家族だからこそ)"話す""聞く"は心から大切だと知らされました。自分の想像「〜であるはず」での行動はとても危険。

(想像でプンスカされて、絶縁になった経験あり。そういう人っているんですよね。)

息子は、小説家がいてくれて、真実を知ることができ、本当に良かったです。

そうでなければ、ずっと間違ったことを信じ続けて生きていかなければならないところでした。


市村正親さんの渡辺勘治は、再演を重ねる度に勘治さんそのものとなっている。

普段パワフルな役が多い市村さんだが、少ない動きで表情もあまり動かさずに心の重みを表現するのですが、流石。


私が観劇した日は、小田切とよ役の高野菜々さんが休演で、彩橋みゆさんが代役でした。

この役はとても重要な役なのですが、代役とは思えないほどちゃんととよさんでした。

お稽古どのくらいできたのだろう・・・。

(彩橋さんは、宝塚87期生の月組娘役さんでした。)

カーテンコールで市村さんが彩橋さんを前に出し拍手を送れるようにしたのには、感激しました。