上部咽頭炎に対する内容は、先にお伝えいたしました、堀田先生の著書を書き写した内容が多くみられますが、しかし、そこまでして着目し、尚且つ、臨床を続けられているのは、多くの慢性疾患を治す上で上部咽頭部の改善は効果がある部位であるということは間違いないのです。

 

私も何から何までというわけではないのですが、かなり多くの方が風邪をこじらせ、結果、不調が続いている患者さんが多いのは事実です。

 

例えば、ツボで肩こりを治療を行った場合、咽頭炎に対するツボとして有名な完骨と翳風いうツボも治療するパターンでもあるのです。

(赤丸周辺に完骨と翳風があります)

ですので、ツボで肩こりを治療していれば、自然に慢性上部咽頭炎も治療していた・・・何てことがあります。

 

結果、持病として持たれていた耳鼻科系の疾患が薄らいだり、完治することもあるのが現状かと思います。

 

ただ、堀田先生の著書から、多くの医師や鍼灸師はこの咽頭部の改善を行おうとしているのは事実なので、一つのクリニックや治療院だけ、ひとりの医師や鍼灸師だけでことを進めず、臨床研究に励めるようなシステムになることが、患者さんのためになると思っております。

 

 

何せ『風邪は万病のもと』と、言い伝われてきたこの文面から、咽頭周辺の改善が必要不可欠となったのですから・・・。