●阪神が逃げ切って5連勝。打線が難敵・髙橋宏斗投手(22)を攻略した。 2回一死から佐藤輝明内野手(25)が右翼フェンス直撃の 2塁打を放つと、前川右京外野手(21)が中前適時打を放って先制。前川は3試合連続の決勝打となった。 4回は佐藤輝の右前打から、木浪聖也内野手(30=亜細亜大學OB)の 2ゴロで追加点。さらに村上頌樹投手(26)が右前適時打を放って 3点目を挙げた。 7回は清水達也投手(24)から一死 1、 3塁の好機を作ると、大山悠輔内野手(29)の 3ゴロで 4点目。 9回には大山、佐藤輝が連続適時打など 4得点で、中日を突き放した。先発の村上は 5回4安打2失点で今季7勝目(9敗)。 6回は岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)、島本浩也投手(30)、 7回から桐敷拓馬投手(25)、ハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)、富田蓮投手(22)の継投で逃げ切った。阪神は今季の中日戦を15勝7敗3分でフィニッシュ。怒涛の5連勝で貯金を今季最多の12とし、逆転優勝へ望みをつないだ。阪神が逃げ切って5連勝。中日との最終戦を飾った。ヒーローインタビューには坂本誠志郎捕手(30)が呼ばれた。プロ初の 4安打について照れ笑いを浮かべていた。チームの勝利を誰よりも考える捕手が珍しく感情をあらわにし、大きな拍手に包まれた。強力ブルペン陣がイメージ通りに仕事をこなせば、岡田彰布監督(66)の手のひらの上で試合は動く。 1点リードで繰り出した岡留、島本の継投策がきっちりはまり、竜打線に反撃の糸口を与えずに大勝に導いた。左打ちの村松を迎えた場面で指揮官は予定通り、左腕の島本にスイッチ。ここは四球を与えてしまったが、続く板山祐太郎内野手(30=亜細亜大學OB)はスライダーで右飛に打ち取って流れを渡さず、打線も 7回以降に5得点と奮起した。ダブルストッパーの岩崎優投手(33)、ゲラに加え、桐敷と石井の〝勝利の方程式〟が何度もリードを死守してきたが、岡留、島本、防御率0点台の富田の存在感も勝負の時期に高まってきた。立浪竜との今季最終戦に勝利し、首位巨人が引き分けたため、ゲーム差は「1.5」に縮まった。 9月13日の広島戦から甲子園で4連勝し、この日は敵地で5連勝に伸ばした。チームバスへと向かった岡田監督の言葉には気迫がみなぎっていた。(成績70勝58敗6分、観衆 3万6283人)
●難敵が逆転優勝への道のりに立ちはだかろうが関係ない。佐藤輝がそのバットで髙橋宏を粉砕し、勝利への道を切り開いた。バンテリンドームに3度の快音をとどろかせ、輝く大砲は笑みをこぼした。 2回一死の第 1打席、髙橋宏の 145キロスプリットを捉えた。右翼フェンス直撃の 2塁打はチーム初安打。口火を切る一打で虎を勢いづけると、続く前川の中前打で 2塁から先制のホームへと好スライディング。 4回は髙橋宏のカットボールに詰まりながらも右前へ。木浪の 2ゴロで大きな 2点目のホームを踏んだ。試合前時点で今季のバンテリンドームでは8勝1敗、防御率0.57だった難敵攻略の糸口を示し、放ったヒットがすべて得点につながる結果に手応えをにじませる。
●阪神が難敵から先制点をもぎ取った。 0- 0で迎えた 2回一死。佐藤輝が中日の先発・髙橋宏の 145キロ変化球をとらえ、右翼フェンス直撃の 2塁打を放つと、6番・前川が打席へ。 3球目、 153キロ直球をはじき返した。試合前の時点で、セ・リーグトップの防御率1.14を誇る右腕から、若虎が殊勲の一打を放った。3試合連続スタメン出場を果たした前川は、これで3試合連続打点と絶好調だ。
●阪神は 3- 2の 7回、つなぎの攻撃で貴重な追加点を奪った。2番手・清水の代わり鼻を攻め立てた。先頭の近本光司外野手(29)がこの日 2本目の安打となる中前打で出塁すると、中野拓夢内野手(28)がしっかりと犠打を決める。森下翔太外野手(24)も右前打でつなぎ、一死 1、 3塁となって大山。追い込まれながらも変化球に食らいついて 3遊間へのゴロを転がし、この間に近本が生還。 4回に 2点を取り合って以降両者得点がなかっただけに、貴重な中押し点となった。近本光司外野手が 4回に右前打、 7回には中前打を放って、 6年目の通算最多安打数で歴代1位の長嶋茂雄氏(88=巨人)の926安打にあと「1」とした。
●森下は3打数2安打2四球とつなぎ役で勝利に貢献した。 7回一死 2塁からは右前打でチャンスを拡大し、大山の 3ゴロで 4点目。 9回一死 1塁では右前へ運び、 4得点につなげた。得点にはつながらずも、プレッシャーをかけられたことを喜んだ。
●大山が 2打点の活躍で勝利を手繰り寄せた。追い上げられて 3― 2で迎えた 4回一死 1、 3塁で、追い込まれながら 2ゴロを転がして 3塁走者を生還させる。 9回にも3試合連続安打となる右前適時打を放った。一喜一憂することなく残り試合に臨んでいく。
●阪神の先発・村上頌樹投手が 1回のマウンドに上がった。中日の先頭・岡林勇希外野手(22)に対して、この日投じた 1球目。山なりのカーブがミットにおさまった。球場の球速表示もなされない超スローボール。 2球目で 2ゴロに打ち取ると、続く福永裕基内野手(28)に対して初球は再び計測不能のスローボール。右飛に打ち取ると、オルランド・カリステ外野手(32)も中飛に仕留め、3者凡退の立ち上がりを見せた。相手先発の髙橋宏が 150キロ超の直球を連発する中、村上は緩急で対抗した。村上頌樹投手が 5回4安打2失点でマウンドを降りた。 6回の打席で代打小野寺暖外野手(26)が送られ、降板した。村上頌樹投手が思い出の地で価値ある勝利をつかんだ。相手打線の猛追を振りきり 5回4安打2失点。リードを渡さず今季7勝目を手にした。昨季、プロ初勝利を2安打完封で挙げたのがバンテリンドーム。相手投手もこの日と同じ髙橋宏だった。好右腕からこの日は 4回に右前適時打を放ち、自身でも援護点。思い出の球場で投打に力を出し切った。首位巨人を猛追するシーズン最終盤。プレッシャーとも工夫して向き合った粘り星だ。初回、打者 1人を打ち取ったところで昨季の自身最長イニングも更新。大きな1勝となった。
● 3- 2で迎えた 6回は岡留&島本の継投で乗り切った。まずは岡留が石川昂弥内野手(23)、細川成也外野手(26)の右打者を完璧に料理。右腕は胸を張った。左打者の村松開人内野手(23)からは島本にスイッチ。村松へ与えた四球を悔やんだ左腕だったが、板山を右飛に仕留めて仕事を果たした。一分のスキもない指揮官の勝負手が光った。
●桐敷拓馬投手(25)が 4- 2で迎えた 7回のマウンドに上がった。先頭の代打・辻本倫太郎内野手(23)を 1ゴロに仕留めた左腕だが、続く代打・鵜飼航丞外野手(25)に左翼線へ 2塁打を浴びると、二死 3塁から福永に死球で 1、 3塁のピンチを背負った。一発出れば逆転のピンチで迎えたのは3番・カリステ。 3球目、 147キロ直球で押し込み右飛に仕留め、何とか無失点でしのいだ。これが今季65試合目の登板。シーズンを通してブルペン陣を支える左腕が、この日もしっかりと仕事を果たした。
●セ・パ両リーグは18日、 6試合を行い、セでは首位巨人が横浜DeNAと引き分け、ついに優勝マジック「9」が点灯した。巨人よりも 2試合多く試合を消化している2位阪神は、5連勝で首位に1.5ゲーム差とぴったりマーク。3位広島は敗れて、4位横浜DeNAとわずか0.5差になった。19日は巨人-横浜DeNA、東京ヤクルト-広島の 2試合が行われる予定。

記事をまとめてみました。

 

 

 <中日 3ー 8阪神>◇25回戦◇阪神15勝 7敗 3分◇18日◇バンテリンドームナゴヤ
 阪神が逃げ切って5連勝。打線が難敵・髙橋宏を攻略した。 2回一死から佐藤輝が右翼フェンス直撃の 2塁打を放つと、前川が中前適時打を放って先制。前川は3試合連続の決勝打となった。 4回は佐藤輝の右前打から、木浪の 2ゴロで追加点。さらに村上が右前適時打を放って 3点目を挙げた。 7回は清水から一死 1、 3塁の好機を作ると、大山の 3ゴロで 4点目。 9回には大山、佐藤輝が連続適時打など 4得点で、中日を突き放した。先発の村上は 5回4安打2失点で今季7勝目(9敗)。 6回は岡留、島本、 7回から桐敷、ゲラ、富田の継投で逃げ切った。阪神は今季の中日戦を15勝7敗3分でフィニッシュ。怒涛の5連勝で貯金を今季最多の12とし、逆転優勝へ望みをつないだ(成績70勝58敗6分、観衆 3万6283人)。


 勝った阪神ナイン=バンテリンドームナゴヤ
 阪神が逃げ切って5連勝。中日との最終戦を飾った。ヒーローインタビューには坂本誠志郎捕手が呼ばれた。プロ初の 4安打について「秘訣も何も…」と照れ笑いを浮かべていたが、最後に「優勝するので、みんなついてきてください」と力強く宣言。チームの勝利を誰よりも考える捕手が珍しく感情をあらわにし、大きな拍手に包まれた。


 ヒーローの坂本誠志郎捕手=バンテリンドームナゴヤ
 強力ブルペン陣がイメージ通りに仕事をこなせば、岡田彰布監督の手のひらの上で試合は動く。 1点リードで繰り出した岡留、島本の継投策がきっちりはまり、竜打線に反撃の糸口を与えずに大勝に導いた。
 「おう、予定通りよ。それは。そらな、(相手打者の)右、左でいっただけで」
 虎将はサラリと振り返り、層の厚い投手陣への自信をにじませた。 3- 2の 6回。先発の村上に代わり、岡留を起用。変則サイドスローの右腕は右打ちの4番石川昂をスライダーで左飛に仕留め、同じ右打ちの5番細川からは見逃し三振を奪った。
 左打ちの村松を迎えた場面で指揮官は予定通り、左腕の島本にスイッチ。ここは四球を与えてしまったが、続く板山はスライダーで右飛に打ち取って流れを渡さず、打線も 7回以降に5得点と奮起した。ダブルストッパーの岩崎、ゲラに加え、桐敷と石井の〝勝利の方程式〟が何度もリードを死守してきたが、岡留、島本、防御率0点台の富田の存在感も勝負の時期に高まってきた。


  8回、選手交代を告げる岡田彰布監督=バンテリンドームナゴヤ
 岡田監督はこれまでにも「勝ちパターンっていうか、俺は敗戦処理のピッチャーなんか考えてないから。そういう言葉をつかわへんから」とモットーを口にしてきた。ベンチ入りメンバーは全員が勝つための戦力。ブルペン陣の適材適所を見極めて相手打線にぶつければ、選手は応えてくれる。一戦必勝の残り 9試合も、ハイレベルな投手力を前面に押し出して白星をつかみとる。
 立浪竜との今季最終戦に勝利し、首位巨人が引き分けたため、ゲーム差は「1.5」に縮まった。 9月13日の広島戦から甲子園で4連勝し、この日は敵地で5連勝に伸ばした。「もうそら一緒や。どこでやっても一緒や」。チームバスへと向かった岡田監督の言葉には気迫がみなぎっていた。

 

 難敵が逆転優勝への道のりに立ちはだかろうが関係ない。佐藤輝がそのバットで髙橋宏を粉砕し、勝利への道を切り開いた。バンテリンドームに3度の快音をとどろかせ、輝く大砲は笑みをこぼした。

  2回、フェンス直撃の 2塁打で口火を切った佐藤輝明内野手=バンテリンドームナゴヤ
 「(先制打の)右京(前川)が打ってくれたのでよかったです」
  2回一死の第 1打席、髙橋宏の 145キロスプリットを捉えた。右翼フェンス直撃の 2塁打はチーム初安打。口火を切る一打で虎を勢いづけると、続く前川の中前打で 2塁から先制のホームへと好スライディング。「もう( 3塁コーチャーが)回してくれたのでセーフになってよかった」とうなずいた。


  4回には右前打で出塁した=バンテリンドームナゴヤ
  4回は髙橋宏のカットボールに詰まりながらも右前へ。木浪の 2ゴロで大きな 2点目のホームを踏んだ。試合前時点で今季のバンテリンドームでは8勝1敗、防御率0.57だった難敵攻略の糸口を示し、放ったヒットがすべて得点につながる結果に手応えをにじませる。

 


  2回、先制打を放った前川右京外野手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神が難敵から先制点をもぎ取った。 0- 0で迎えた 2回一死。佐藤輝が中日の先発・髙橋宏の 145キロ変化球をとらえ、右翼フェンス直撃の 2塁打を放つと、6番・前川が打席へ。 3球目、 153キロ直球をはじき返した。 2遊間を破る一打で、佐藤輝が生還。打ったのはストレート。テル(佐藤輝)さんがチャンスメークして流れを作ってくれましたし、ゾーンにきた球は積極的にスイングしていくつもりで打席に入りました。相手はいい投手なので先に点が取れてよかったです」。試合前の時点で、セ・リーグトップの防御率1.14を誇る右腕から、若虎が殊勲の一打を放った。3試合連続スタメン出場を果たした前川は、これで3試合連続打点と絶好調だ。

 


  7回、安打を放った近本光司外野手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神は 3- 2の 7回、つなぎの攻撃で貴重な追加点を奪った。
 2番手・清水の代わり鼻を攻め立てた。先頭の近本がこの日 2本目の安打となる中前打で出塁すると、中野がしっかりと犠打を決める。森下も右前打でつなぎ、一死 1、 3塁となって大山。追い込まれながらも変化球に食らいついて 3遊間へのゴロを転がし、この間に近本が生還。 4回に 2点を取り合って以降両者得点がなかっただけに、貴重な中押し点となった。


  7回、生還した近本光司外野手を迎える阪神ベンチ=バンテリンドームナゴヤ
 近本光司外野手が 4回に右前打、 7回には中前打を放って、 6年目の通算最多安打数で歴代1位の長嶋茂雄氏(巨人)の926安打にあと「1」とした。「それは自分だけ意識しているので。頑張ります」。自分の記録よりもチームの勝利が最優先。 7回の先頭で口火を切り、大山の 3ゴロで生還したことを「しっかり塁に出て、(本塁に)かえってこられてよかった」と振り返った。

 


  7回、打を放った森下翔太外野手=バンテリンドームナゴヤ
 森下は3打数2安打2四球とつなぎ役で勝利に貢献した。 7回一死 2塁からは右前打でチャンスを拡大し、大山の 3ゴロで 4点目。 9回一死 1塁では右前へ運び、 4得点につなげた。この日は安打よりも 6回で降板した髙橋宏からの 2四球を収穫に挙げた。「なかなか打ち崩せる投手ではない。しっかりとフォアボールが選べたのはよかった」。得点にはつながらずも、プレッシャーをかけられたことを喜んだ。

 


  9回、適時打を放った大山悠輔内野手=バンテリンドームナゴヤ
 大山が 2打点の活躍で勝利を手繰り寄せた。追い上げられて 3― 2で迎えた 4回一死 1、 3塁で「とにかくコトを起こすこと。それは大事だったので、そこだけを考えて打席に入った」と、追い込まれながら 2ゴロを転がして 3塁走者を生還させる。 9回にも3試合連続安打となる右前適時打を放った。「まずは目の前のこと。あした一日あきますけど、次頑張ります」と、一喜一憂することなく残り試合に臨んでいく。

 


 力投した阪神先発の村上頌樹投手=バンテリンドーム
 阪神の先発・村上頌樹投手が 1回のマウンドに上がった。中日の先頭・岡林に対して、この日投じた 1球目。山なりのカーブがミットにおさまった。球場の球速表示もなされない超スローボール。 2球目で 2ゴロに打ち取ると、続く福永に対して初球は再び計測不能のスローボール。右飛に打ち取ると、カリステも中飛に仕留め、3者凡退の立ち上がりを見せた。相手先発の髙橋宏が 150キロ超の直球を連発する中、村上は緩急で対抗した。


 緩い球でアウトを重ねた村上頌樹投手=バンテリンドーム
 村上頌樹投手が 5回4安打2失点でマウンドを降りた。
  3回まで完全投球を披露。だが、 3- 0の 4回に突如乱れた。先頭の岡林に四球を与えると、2番福永に真ん中に入った直球で左中間へ適時 3塁打を浴び、 1点を返された。なおも無死 3塁で 1ゴロの間に 2点目を失った。
  1点リードの 5回には二死 1、 2塁のピンチを招いたが、3番カリステを低めの 132キロフォークで左飛に仕留め、反撃を断った。 6回の打席で代打小野寺が送られ、降板した。


  4回表阪神二死 2塁、村上頌樹投手は右前適時打を放ち笑顔=バンテリンドーム
 村上頌樹投手が思い出の地で価値ある勝利をつかんだ。相手打線の猛追を振りきり 5回4安打2失点。リードを渡さず今季7勝目を手にした。
 「先制点を与えないことが大事だと思っていた。立ち上がりからより注意して投げました」
  3回まではパーフェクト。 3点リードの 4回だ。福永に左中間へ適時 3塁打を浴びるなど 2失点。その後も二死 1、 3塁を招いたが、最後は板山を空振り三振で踏ん張った。
 昨季、プロ初勝利を2安打完封で挙げたのがバンテリンドーム。相手投手もこの日と同じ髙橋宏だった。好右腕からこの日は 4回に右前適時打を放ち、自身でも援護点。思い出の球場で投打に力を出し切った。


  4回裏中日二死 1、 3塁、スイングアピールをする村上頌樹投手=バンテリンドーム
 「今年でいえば、なかなか自分の方が勝てないと思われていたと思う。そこで勝ちきれたのはよかった」
 岡田監督からは「今年最高のピッチングしたらええだけやん」と送り出されたマウンド。試合前には「絶好調か?」と直接声もかけられた。捕手坂本とも話し合い、緊張をほぐす意味も込めて初回は計測不能の超スローカーブを多投。3者凡退で立ち上がりを無失点に抑えた。
 「いろいろ話しながらできたので。いいリズムにできたのかなと」
 首位巨人を猛追するシーズン最終盤。プレッシャーとも工夫して向き合った粘り星だ。初回、打者 1人を打ち取ったところで昨季の自身最長イニングも更新。大きな1勝となった。

 


  6回、投球する岡留英貴投手=バンテリンドーム
  3- 2で迎えた 6回は岡留&島本の継投で乗り切った。まずは岡留が石川昂、細川の右打者を完璧に料理。右腕は「一発だけを注意して、一人一人しっかり抑えることだけ意識していきました」と胸を張った。左打者の村松からは島本にスイッチ。「フォアボールが余計でしたね」と村松へ与えた四球を悔やんだ左腕だったが、板山を右飛に仕留めて仕事を果たした。

  6回、投球する岡留英貴投手=バンテリンドーム
 阪神が執念の継投策だ。 1点リードの 6回、岡田監督は代打を送った先発の村上に代わって、右腕の岡留をマウンドへ送り込んだ。4番の石川昂から始まる中日打線。岡留は石川昂を左飛に打ち取ると、続く細川を 146キロ直球で見逃し三振に斬った。二死走者なしで岡田監督はベンチを出て投手交代を宣告。下位打線に入るとはいえ、左打者の6番・村松に対して今度は左腕の島本をマウンドへと送った。島本は村松に四球を与えるも続く板山を右飛に抑えて投手 2人でこの回を無失点。一分のスキもない指揮官の勝負手が光った。

 


  7回 投球する桐敷拓馬投手=バンテリンドームナゴヤ
 桐敷拓馬投手が 4- 2で迎えた 7回のマウンドに上がった。先頭の代打・辻本を 1ゴロに仕留めた左腕だが、続く代打・鵜飼に左翼線へ 2塁打を浴びると、二死 3塁から福永に死球で 1、 3塁のピンチを背負った。一発出れば逆転のピンチで迎えたのは3番・カリステ。 3球目、 147キロ直球で押し込み右飛に仕留め、何とか無失点でしのいだ。これが今季65試合目の登板。シーズンを通してブルペン陣を支える左腕が、この日もしっかりと仕事を果たした。

 

 セ・パ両リーグは18日、 6試合を行い、セでは首位巨人が横浜DeNAと引き分け、ついに優勝マジック「9」が点灯した。
 巨人よりも 2試合多く試合を消化している2位阪神は、5連勝で首位に1.5ゲーム差とぴったりマーク。3位広島は敗れて、4位横浜DeNAとわずか0.5差になった。
 パは首位ソフトバンクが2位北海道日本ハムに敗れて、優勝マジックは5のまま。CS圏内の3、4位争いでは東北楽天が千葉ロッテとの直接対決に連勝し、3位に浮上。一方のロッテは4連敗中で、ゲーム差なしとはいえ 5月以来の4位に後退した。
 19日は巨人-横浜DeNA、東京ヤクルト-広島の 2試合が行われる予定。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦最終順位表

 

セ・リーグ優勝ライン (18日現在)

 

2024年 公式戦日程表と結果(08月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(09月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(10月)

 

 

 

 

 

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