●阪神は23日、甲子園の室内練習場で仕事納めの会を行った。球団創設90周年のシーズンをリーグ制覇で飾った粟井一夫球団社長(61)は球団職員に向けて訓示した。また2026年 1月 1日付の球団人事を発表した。
●佐藤輝明内野手(26)が23日、大阪市内で契約を結んでいるファイテン主催のファンミーティングに参加した。ハワイ優勝旅行から帰国してちょうど24時間。冒頭で「時差ぼけがあります」と宣言しながらも、終始元気いっぱい。約170人全員との個別撮影に快諾する大サービスっぷりだった。30分以上もかかったが、笑顔を絶やさなかった。40本塁打、102打点で2冠を獲得してMVPにも輝いた主砲は、年内の契約更改にこだわらない考えを示した。来季はNPB史上最多となる15人の日本選手1億円プレーヤーが誕生するチームで契約未更改は、才木浩人投手(27)と2人だけ。2年ぶりのリーグ制覇の立役者は、今季の年俸1億5000万円から大幅アップが見込まれる。代理人を含めて球団側と話し合いを行っているが、今オフは優勝旅行などの行事も多い。近年の阪神では、2012年オフに久保康友氏(45)の契約更改が翌年1月になったケースがある。佐藤輝は今季年俸1億5000万円、才木は同1億2000万円。2人とも2億円を超える大幅増が予想される。球団はこの日は仕事納めで、粟井球団社長は職員にハッパをかけた。
●木浪聖也内野手(31=亜細亜大學OB)は優勝旅行の余韻に浸ることなく、甲子園の室内で打撃練習などを行った。自主トレは1人で行う予定。今季はキャリアワーストの打率0.193。遊撃手争いに新外国人のディベイニー内野手(前パイレーツ=28)が加わり、競争は激化する。
●坂本誠志郎捕手(32)が新外国人ダウリ・モレッタ投手(前パイレーツ=29)の「クセ球」について口にし言及。予測不能というスライダーを武器に持つが冗談交じりに話した。巨人が獲得したダルベック内野手(前ロイヤルズ傘下3A=30)はメジャー時代から認識していたといい警戒し、対策を念頭に置いていた。
●石井大智投手(28)と及川雅貴投手(24)が23日、西宮市内のDIMENSIONING Sports Center WESTでトークショーを開催した。前日22日にハワイ優勝旅行から帰国したばかり。石井は笑顔で振り返った。シーズン中も動作解析やトレーニングで利用している施設でのイベントには、220人のファンが訪れた。左右のセットアッパーは帰国したばかりだが、緩急をつけた絶妙なトークを披露。シーズン中のエピソード、来季に向けての意気込みなどを明かし、会場を沸かせていた。トークショーに参加した及川が23日、満喫した優勝旅行をへて連覇への思いをより強くした。今季は両リーグ最多の66試合に登板して防御率0.87をマーク。来季を見据えた。
●阪神が23日、大阪市内のホテルで関西運動記者クラブが25年に活躍した団体、選手をたたえる「第69回関西スポーツ賞」を受賞した。2リーグ制後では史上最速となる2年ぶりセ・リーグ優勝をたたえられての表彰。出席した粟井一夫球団社長は壇上で喜びを口にした。また、今季限りで現役を引退した原口文仁内野手(33)は個人で功労賞を受賞した。19年 1月に大腸がんの手術を受け、5年経過した24年 1月には完治を報告。大病も乗り越え、阪神で16年間の現役生活を全うしたことをたたえられた阪神からは今年 2月に91歳で亡くなった吉田義男さんも特別・功労賞を受賞となった。。
●阪神は23日、今季ブルージェイズに所属したイーストン・ルーカス投手(29)との契約締約を発表した。背番号「42」。来季の契約が正式発表された外国人は4人目(育成のぞく)。16日には遊撃が本職のキャム・ディベイニー内野手(28)の獲得を発表。19日には今季、ディベイニーとともにパイレーツでプレーしたダウリ・モレッタ投手(29)との契約合意を発表した。ブルペンのスペシャリストとして計算されている。また残留組では、今年 7月に加入したラファエル・ドリス投手(37)とは再契約を結んだ。ドラフト加入を含めた支配下選手枠はルーカスを含めれば64が埋まった。残り6枠。育成選手からの昇格があるか注目される。
記事をまとめてみました。

球団納めの会で球団職員を前に話す粟井一夫球団社長=甲子園球場新室内練習場
阪神は23日、甲子園の室内練習場で仕事納めの会を行った。球団創設90周年のシーズンをリーグ制覇で飾った粟井一夫球団社長は「来年の目標は史上初の連覇と日本一奪還です。そして、今後(球団創設)100周年に向けても強いチームであり続けると。来年も自分の役割をしっかりと果たして、毎年、キャリアハイの成果を出す1年にしてください」と球団職員に向けて訓示した。

前千葉ロッテ・大下誠一郎氏 (25年12月撮影)
また2026年 1月 1日付の球団人事を発表した。新たに今季限りで現役を引退した前千葉ロッテの大下誠一郎氏が女子野球のコーチに就任。このほか今季まで阪神でプレーした漆原大晟氏、川原陸氏は、それぞれアカデミーコーチに、楠本泰史氏はプロスカウト担当に就任することも正式に発表された。
また東北楽天や広島でプレーし、タイガースWomenでコーチを務めていた、正隨優弥氏ら、5人が今季限りで退団となった。
佐藤輝明内野手が23日、大阪市内で契約を結んでいるファイテン主催のファンミーティングに参加した。40本塁打、102打点で2冠を獲得してMVPにも輝いた主砲は、年内の契約更改にこだわらない考えを示した。
「しっかり交渉もしている。(年内更改に)こだわる必要は別にないんじゃないですか。しっかり(球団と)話して、いい契約ができたら」

ファンミーティングで交流する佐藤輝明内野手=大阪市内
来季はNPB史上最多となる15人の日本選手1億円プレーヤーが誕生するチームで契約未更改は、才木と2人だけ。2年ぶりのリーグ制覇の立役者は、今季の年俸1億5000万円から大幅アップが見込まれる。代理人を含めて球団側と話し合いを行っているが、今オフは優勝旅行などの行事も多い。近年の阪神では、2012年オフに久保康友氏の契約更改が翌年1月になったケースがある。
ハワイから帰国翌日は、170人と2ショット写真を撮影するなど、笑顔でファンと交流した。史上初のセ・リーグ連覇に向け、じっくりと納得いく答えを導き出す。

ファイテントークショーでファンと交流する佐藤輝明内野手=大阪市内
佐藤輝明内野手が23日、大阪市内で、契約するファイテン社主催のファンミーティングに臨んだ。
ハワイ優勝旅行から帰国してちょうど24時間。冒頭で「時差ぼけがあります」と宣言しながらも、終始元気いっぱい。約170人全員との個別撮影に快諾する大サービスっぷりだった。30分以上もかかったが、笑顔を絶やさなかった。
トークでは1年間を振り返り、愛用中の同社の抱き枕に助けられたことを強調した。シーズンを通してコンディションは良好だったが、レギュラーシーズン終盤は疲れがたまっていたという。
「ケアは全部大事にしていたけど、一番は睡眠ですね。一番大事なんじゃないかと思います。家で抱き枕を使っています。抱き枕がないと僕は寝られない。使い過ぎて小さくなってきたので、新しいのがほしいです。寝ないと元気が出ないので、睡眠は大事にしています」と繰り返していた。

ファイテントークショーに参加した佐藤輝明内野手=大阪市内
佐藤輝明内野手、才木浩人投手の契約更改交渉が越年する可能性が出てきた。阪神の日本人選手の契約更改は16日からのハワイ優勝旅行までに2人を残して終了。佐藤輝はV旅行帰国翌日のこの日の大阪市内でイベントに出演するほど多忙だ。

ファイテントークショーでファンと記念撮影する佐藤輝明内野手=大阪市内
竹内球団副本部長は「皆、成績も良かったので、じっくりと、こちらも考えるということもあります。本人たちも考えてる部分もあるんじゃないかなとは思いますけど。年を越すことに対してのなんか意識とかっていうのは全くないです」と話した。佐藤輝は今季年俸1億5000万円、才木は同1億2000万円。2人とも2億円を超える大幅増が予想される。

森下翔太外野手と才木浩人投手=大阪・御堂筋 ((2025年11月撮影)
球団はこの日は仕事納めで、粟井球団社長は職員にあいさつ。「多くの選手がキャリアハイの成績、裏方さんもキャリアハイの成果を出した。フロントの皆さんもキャリアハイに近い成果を出してくれた。球団リーグ史上初連覇、そして(創設)100周年へ向け、来年もキャリアハイの成果を出せる1年にしてください」とハッパをかけた。

木浪聖也内野手=阪神球団事務所
木浪は優勝旅行の余韻に浸ることなく、甲子園の室内で打撃練習などを行った。自主トレは1人で行う予定で「結果を残すためにやるということももう一度考えて、黙々とやりたいなと思います」。今季はキャリアワーストの打率0.193。遊撃手争いに新外国人のディベイニー内野手(前パイレーツ)が加わり、競争は激化する中で「自分のことをしっかりとやるということだけですね」と語った。

坂本誠志郎捕手=阪神球団事務所
坂本が新外国人投手のモレッタ(前パイレーツ)について言及。予測不能というスライダーを武器に持つが「どれぐらいのボールで、どれぐらいの計算ができるか。それが 2月の大きな作業にはなる。予測不能な球を投げられたら困るので『ちゃんとコントロールしてくれ』ってとりあえず会ったらいいます」と冗談交じりに話した。巨人が獲得したダルベック内野手(前ロイヤルズ傘下3A)はメジャー時代から認識していたといい「力があることは知っているので、注意はしないといけない」と警戒した。

優勝旅行から帰国した坂本誠志郎捕手=関西国際空港
坂本誠志郎捕手が新外国人ダウリ・モレッタ投手の「クセ球」について口にした。メジャー通算112試合の救援右腕の武器は逆方向に曲がることもある変則すぎるスライダー。「予測不能な球を投げられたら困るので『ちゃんとコントロールしてくれ』って、とりあえず会ったら言います」と苦笑いした。
どの投手ともきめ細かいコミュニケーションをとるのが基本姿勢。「どれくらい計算ができるのか、ちゃんとコミュニケーションを取って判断しないといけない。それが 2月の大きな作業になると思う」。
またライバル巨人は大砲ボビー・ダルベックを獲得。メジャー通の坂本は「レッドソックスの時から見ていたし(近く)日本に来るんじゃないかって話はしていたので。飛距離もあるし、東京ドームだったら結構、脅威になる。全く知らないゼロの選手ではない」と対策を念頭に置いていた。

トークショーで笑顔を見せる及川雅貴投手と石井大智投手=西宮市内
石井大智投手と及川雅貴投手が23日、西宮市内のDIMENSIONING Sports Center WESTでトークショーを開催した。
前日22日にハワイ優勝旅行から帰国したばかり。石井は「知り合いのところでバーベキューをして、それが一番楽しかったですね。子どもがはしゃいでいたので」と思い出を語った。及川も「楽しかったです。行きたい所は行けたんですけど、あいにくの天気だったので。意外とゆっくりしていました」と笑顔で振り返った。
シーズン中も動作解析やトレーニングで利用している施設でのイベントには、220人のファンが訪れた。左右のセットアッパーは帰国したばかりだが、緩急をつけた絶妙なトークを披露。シーズン中のエピソード、来季に向けての意気込みなどを明かし、会場を沸かせていた。

トークショーを行った及川雅貴投手と石井大智投手=西宮市内
石井が23日、優勝旅行先のハワイで存分に羽を伸ばしたことを明かした。「奥さんと向こうの知り合いのところでバーベキューをした。それが一番楽しかったですね。子供もちょっとはしゃいでいた」と笑顔で振り返った。及川とトークショーを行い、集まった約220人のファンを前に「期待されている選手が期待通りの活躍ができれば連覇できる」と力を込めた。

トークショーで○×クエスチョンに答える及川雅貴投手と石井大智投手=西宮市内
トークショーに参加した及川が23日、満喫した優勝旅行をへて連覇への思いをより強くした。目当ての観光地などはすべて巡ったものの「あいにくの天気だったので。(来年は)しっかり晴れたハワイに。悔いが残っているので」。今季は両リーグ最多の66試合に登板して防御率0.87をマーク。「チームとしては(セ・リーグ)連覇はないので、そこに向けてもう一回戦力になっていけたら」と来季を見据えた。

関西スポーツ賞表彰式で写真に納まる粟井一夫球団社長と原口文仁内野手=大阪市内
阪神が23日、大阪市内のホテルで関西運動記者クラブが25年に活躍した団体、選手をたたえる「第69回関西スポーツ賞」を受賞した。2リーグ制後では史上最速となる2年ぶりセ・リーグ優勝をたたえられての表彰。出席した粟井一夫球団社長は壇上で「関西が非常に盛り上がった。万博もありノーベル賞の方もおられましたけども、そういう年にタイガースもいい勝ち方ができたなと本当にうれしく思っております」と喜びを口にした。
また、今季限りで現役を引退した原口文仁内野手は個人で功労賞を受賞した。19年 1月に大腸がんの手術を受け、5年経過した24年 1月には完治を報告。大病も乗り越え、阪神で16年間の現役生活を全うしたことをたたえられた。

関西スポーツ賞表彰式で写真に納まる左から高山勝成氏、原口文仁内野手、山西利和選手=大阪市内
「今まではプレーでみなさんに勇気や元気を与えたいと思ってプレーしてきたけれど、それは今年でひと区切り。これからは自分が経験してきたことを講演活動などで伝えて、みなさんの挑戦を後押しできたらうれしいなと思っています」と笑顔で抱負を語った。
阪神からは今年 2月に91歳で亡くなった吉田義男さんも特別・功労賞を受賞となった。
○…特別・功労賞を授与された吉田義男さんの長女にあたる八田智子さんは「よく3度も監督を務めることができました。最後まで阪神戦の記録を毎日ノートに書き込んでいたし、一番の阪神ファンでした」と振り返った。「今年も優勝を喜んだことでしょう。来年は日本一奪回を期待していると思います」と亡き父を代弁した。

写真に納まる関西スポーツ賞の各賞受賞者。前列左から山西利和選手、高山勝成選手、原口文仁内野手、阪神タイガースの粟井一夫球団社長、矢作芳人調教師、坂井瑠星騎手、久保凛選手、杉原愛子選手、後列左からサントリーサンバース大阪の栗原圭介GM,大阪マーヴェラスの東美奈選手、田中瑞稀選手、宮部愛芽世選手、釜本邦茂氏の長男・達生さん、吉田義男氏の長女・八田智子さん
【団体】
▽プロ野球・阪神タイガース=2リーグ制後では史上最速で2年ぶりセ・リーグ優勝
▽男子バレーボール・サントリーサンバーズ大阪=SVリーグ初代王者
▽女子バレーボール・大阪マーヴェラス=SVリーグ初代女王
▽競馬・矢作芳人調教師、坂井瑠星騎手=11月、フォーエバーヤングでブリーダーズカップクラシックを日本人調教師、日本人騎手として初勝利。

関西スポーツ賞表彰式で写真に納まる体操の杉原愛子選手と陸上の久保凛選手=大阪市内
【功労】
▽プロ野球・原口文仁氏=大腸がんを乗り越え、阪神で16年間の現役生活を全う。今季限りで引退
▽ボクシング・高山勝成氏=13年に日本人初の世界主要4団体制覇。今年3月に現役引退を発表。

関西スポーツ賞表彰式で写真に納まる陸上の山西利和選手と久保凛選手=大阪市内
【特別・功労】
▽プロ野球・吉田義男さん=阪神で活躍後、1985年には監督としてリーグ制覇、球団初の日本一を達成。今年2月3日、91歳で死去
▽サッカー・釜本邦茂さん=日本代表として1968年メキシコ五輪得点王(7得点)、国際Aマッチ日本代表歴代最多75得点・今年8月10日、81歳で死去。

関西スポーツ賞表彰式で写真に納まる大阪マーヴェラスの宮部愛芽世選手、田中瑞稀選手、東美奈選手と後列中央はサントリーサンバーズの栗原圭介GM=大阪市内
【個人】
▽陸上・久保凛=東大阪大敬愛高3年時の今年9月、女子800メートルで世界選手権に出場
▽ゴルフ・山下美夢有=メジャー大会の全英女子オープンで米ツアー初優勝
▽体操・杉原愛子=今年5月のNHK杯で10年ぶり個人総合優勝。10月の世界選手権では種目別床運動で金メダル獲得
▽競歩・山西利和=今年2月の日本選手権20キロ競歩で1時間16分10秒の世界新記録を樹立。9月の世界選手権にも出場
▽競泳・梶本一花=世界選手権に競泳とオープンウオータースイミング(OWS)で出場。OWSの3キロノックアウトスプリントで日本人初の金メダルを獲得。

阪神入りが決まったイーストン・ルーカス投手 (阪神球団)
阪神は23日、今季ブルージェイズに所属したイーストン・ルーカス投手(29)との契約締約を発表した。背番号「42」。
来季の契約が正式発表された外国人は4人目(育成のぞく)。
16日には遊撃が本職のキャム・ディベイニー内野手の獲得を発表。19日には今季、ディベイニーとともにパイレーツでプレーしたダウリ・モレッタ投手との契約合意を発表した。ブルペンのスペシャリストとして計算されている。また残留組では、今年 7月に加入したラファエル・ドリス投手とは再契約を結んだ。
ドラフト加入を含めた支配下選手枠はルーカスを含めれば64が埋まった。残り6枠。育成選手からの昇格があるか注目される。

7月、オリオールズ戦で力投したブルージェイズ・イーストン・ルーカス投手 (ロイター)
◆阪神の外国人去就 (※は育成契約)
【26年】
ドリス 契約延長
モレッタ 新加入
ディベイニー 新加入
ルーカス 新加入
※マルティネス 契約延長
※アルナエス 契約延長
※コンスエグラ 契約延長
【25年】
デュプランティエ 退団
ゲラ 退団
ビーズリー 退団
ネルソン 退団
ハートウィグ 退団
ヘルナンデス 退団
※ベタンセス 退団
※来年こそ日本一だ!行け、行け!我らの阪神タイガース!GO!GO!阪神タイガース!
交渉権獲得選手
2025年 オープン戦順位表
2025年 公式戦最終順位表
2025年 交流戦最終順位表
クライマックスシリーズと日本シリーズの対戦結果
2025年 公式戦日程表と結果(10月)























