金曜日は雨にて馬場及び牧場が完全な泥沼だと言うことで乗馬はキャンセルの連絡がジェフ先生からありました。そうなるだろうなと思っていた。1回抜けるのもリセットには良いかも知れぬ。
さて前日の木曜日に、場所を我がコミュニティーに変更して教会のお友達マリリンと『自主トレ』散歩をしました。マリリンは筋組織の難病のため、私は脳損傷と頸髄損傷のため、お互いに若干の歩行困難があります。また症状に2人とも筋緊張を持っています。私たちは、現状維持のために日々のウォーキングその他の治療的運動を欠かせません。パンデミックが始まる少し前に、ホームシックで体調崩していた私にマリリンが「お互いにリハビリ助け合う目的で週1回一緒に歩こうよ」と声をかけてくれたのが始まりです。
彼女の歩行訓練(装具+歩行器)とフィオナの高次脳機能障害リハビリ(マルチタスク訓練=歩行+会話+犬の散歩)です。フィオナは、一度に複数の事柄を扱うのが苦手です。歩くと寡黙になり、話すと歩けなくなってしまいます💦 7年前のリハビリは主に歩行訓練でしたが、その際にこの問題にPTザック君が気付いて言語療法に繋げてくれたことがあります。マリリンと歩くようになって、少しは上手になって来てはいるけど、必ずしもスムーズではありません。
マリリンは私の母の妹と同い年です。でも中途障がい者という共通点だけでなく屋外で動植物や昆虫と過ごすのが好きだという共通点があり、意気投合、チームとして助け合っています。
この日、坂道を登り切ってしばらくしたらマリリンが「私たちは、こういった少し横へ斜めに傾斜している地面とか、亀裂が入った地面とか、凸凹が大きいとか、家具がいっぱいある自宅とか、芝生の凸凹した庭とか、そういうことに対応して歩くのが大変なのよね!真っ平なリハビリセンターの床とかドクターのオフィスの床で、先生達の目の前をチョロっと歩くことには苦労してないわ!」と言ったのです!
そう、それなのよ!この前の記事にも書いたけど、正にそれが問題なのよ!
私の場合には『慣れた場所』という条件付きで『殆ど普通に歩ける』けれど、慣れない場所、或いは慣れた場所でも距離が長いと途端に足取りが怪しくなるという現実に向き合わないとなのだ!コレがなかなかわかって貰えない。私の怪しい足取りを、今のセラピストは見たことがないから!
千鳥足とまでは行かずとも、フラついたり蛇行したり足を取られてヨロけたりする。足裏感覚の乏しさや空間感覚、脳の情報処理能力の遅延、高次脳機能障害などの問題の影響を受けるのです。これを口頭で『説明する』ということもまた、高次脳機能障害にて難しい😓 英語でとなれば更に大変😵💫
現在のPTマイクならどう言うんだろうかという、どうしても気になる点があって。最後の日に聞かなくちゃなんだけど。上手く行くんだろうか😅
一つ、フイと思い出したザック君の言葉。嫁の苦情を言う義母に対して彼が放った言葉!
フィオナの右足は、ソックスを5枚重ね履きして枕の上を歩いているようなものです。その上に突然に複視が現れ、家具や階段の段が2つ並んで見えてしまい、どっちが本物かわからなくなってしまいます。空間に対しての自分の位置も分かりにくいし、自分の体がどう動いているのかも分かりません。右手は手袋を5枚重ねているようなもの。そんな人が、私たちと同じように動けると思いますか?
だからロフストランドクラッチがいつまで経ってもお友達だし、新しい環境・道はお手上げなのです🤷🏻♀️ 本当は、場合によっては両手にクラッチの方が良いのですが、右手でクラッチを上手く操れず、卒業時にザック君の助言にあった2本使いは事実上の却下🙅🏻♀️
今日、夜になってからダーリンが気分転換にとオリバーのおトイレぷち散歩をフルコースとし、私も一緒に歩こうと言うので、クラッチ片手に歩いたは良いのですが、『慣れた場所』ではあっても『慣れない時間帯』だったことで、この場合は夜道という『慣れた道の慣れない条件』ということで、フラついたりヨレたり、歩行速度が超ゆっくりだったりで苦労しました。段差なんて見えないし!クラッチ持っててもこれ。で、見兼ねたダーリンが「これ持ってみる?」と私の右手に『お散歩バッグ』を持たせたのです(ダーリンは日本式に犬の散歩をする)。「両手に何かあった方がバランスが取りやすいはずだから」って!!👀 確かにお散歩バッグを持って歩いた方が楽だった🤔
持論の迷いが確信に変わった瞬間でした。仮にマイクが同意しなかったとしても、、、きっとそれはそうなんだ!
ちょっぴり勇気がいるけれど。QOL を考えたら行動に移すべき時じゃないかな。リハビリセンターではなくて、『現場』で困っているのだから。