乗馬つながりのブログを読ませて頂いている中に、『坐骨の使い方がわからない』あるいは『坐骨の感覚がわからない』というのがありました。コメントの中には『鞍に座るのでなく跨る』というのが複数あり、では、『跨る』とはどういうことなのか???という方向性になっていきました。


確かに、馬場と障害では若干異なるのではありますが、基本的にはどちらも『跨る』ものです。『座り』という言葉を使うので感覚的に本当に座ってしまいがちですが(英語でもSIT)です。坐骨を使えて乗れているとき、つまり跨っているとき(私たちの身体は跨ると自然に骨盤が立つ仕組みです)、お尻の後ろの方は鞍にくっつかないはずです。馬上でしゃがむ感覚で膝を前方斜め下に落としていきながら腰を下ろす感じ?


私自身、そんなにすごい経験があるわけでもないし、今は乗っていませんのでエライ事は言えないんですが、記事とコメントを読んで考えてみました。そして私はこういう理解をしていますというのを書いてみようと思いました。



これは、裸馬に跨ったときのもの。



これは鐙上げしているときの姿勢(私ではありません)。


鐙を履いたとき。


お尻が、微妙に浮き気味に見えるのがおわかりになりますか?この状態で股関節から上半身を前後させてハーフシートなり2ポイントなり、馬場の中間速歩や伸長速歩などの際のやや後傾した感じのポジションになっていきます。お腹から身体を折るのではありません。だから腹筋、体幹、コアマッスルがフルで必要なんだと思っています。



で、イメトレになるかもなエクササイズをリブログしておきます。

モデルを勤める方は最初の騎乗前の足首エクササイズの姿勢がすでに馬上の姿勢になっています。実際、自分の股の下から馬が消えても倒れず立っていられる姿勢が必要と何度も何度もハンターの先生に言われてきました。