春の名残 | たゆたううた

春の名残

ゆれるゆれる
波の狭間に
あの日の思いが浮き沈みして

ゆれてゆれて
反射するざわめきに
過ぎ去った景色の面影が浮かぶ

ゆらりゆらり
心が震えるのは
帰れない時と戻れない自分がそこにいるから

ゆるりゆるり
ためらいながら微笑むよ現在(いま)に
失うはずないと誓うよ過去に

ゆたりゆたり
あの日のようには走れなくても
歩いた浜辺にはまだ足跡が残っていたから