●農林中金ほか銀行の赤字(農中はこのところわざわざ積極策を取っていた。)
●日立ほか大企業の公的資金活用
●総務省・法務省の横暴
●行政の過剰介入
●独立行政法人や旧公的法人の独走
●行政主導の産業再生・海外経済戦略


日本におけるこのところの挙動不審・・・ これらをトータルで考えるとき、明らかになることがある。


この国は間違いなく、社会資本主義国家を目指している。
これは寝言でも戯言でも妄想でもない。
これは、ただ単に事実を積み上げていった時に得られる答えだ。


もちろん.. 私は「○○主義だから」という批判は採用しない。
○○主義とは本来、現状or現実を観察した上での特徴を表す・・ まあキャラクターの命名のような作業であって、○○主義というもの自体をどうこう言えるようなシロモノではない。

ただ、このように全体主義計画統制国家でいくことが、国民から信任を受けていない内閣が勝手にゴリゴリ進めていっていい理由はないだろう。

麻生政権発足以来、あのように不信任内閣であったにも拘らず、常にタイムリーに「下らないが盛り上がる」ような話題が提供され、社会資本主義化に対する本質的な意見をいっさい無視したままに政権が運営されている。

ニッポン大好き陣営と労働者保護重視陣営がつぶしにかかる世論は自由主義陣営にあり、あたかもあい対立するかの与野党は、公機関強化という意味において対立どころかまったく合致する。

反対する対象がないものを皆で攻撃し、あたかも何か勢力が拮抗しているかのように活動しているが・・ そもそもその対象としているものは存在がないのであり、つまり公権力の完全な独走が実現されている。


かつて福田康夫さんは「私じゃないほうがいいんです!」と言って席を下りた。
今こそ、それがどういう意味なのかを知りたい。


15兆円とは、1000万人に150万円を配れる額だ。それだけ取って見ても、派遣労働者や失業者を保護したいんじゃないことが分かる。
15兆円とは、15万人に1億円を配れる額だ。それだけ取って見ても、ベンチャー育成や次世代産業育成をしたいわけでもないことが分かる。

・・いや、そうではなく、手続きや公平性の問題だ。というのであれば、それはそういうことばかりを気にせざるを得ないような人間が全てを決めているということだ。