私的近況報告報告のWとH選択(トト櫓は選択へカカ櫓は一葉へ)7 | 55satuma-ishiのブログ

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犬も歩けばミニ宝くじ箱に当たるミンミンゼミブロ。

        ダウン耳

     あしアップ        耳音譜

                  トト櫓

                  目 

                                           勇一
        音譜  

       舞(姉)     樹(妹)

 

A- 1⃣ トト櫓は選択へ      

  • 櫓太鼓ときたもんだ。ココはある大都会の街中にある、大きな大きな稲荷神社の鳥居。長い長い半透明な自由な時間を、感じさせる一本の石畳的トンネル。まわりは小さな敷砂利のジュウタン色だ。私をおわかりだろうか。私の名は「トト櫓」と申します。今日は久しぶりに参拝。実を言えば私は、神社の大きな森の守りびとでもある。佛教大学を退学したのだが、知人の紹介でこわれた。よっぽどのことでもある。今は詳しい紹介ごとは話せない。話せる日がいつか来るだろう。トト櫓男としての私だ。この長い拝殿までの石畳のトンネルだけが気持ち良い。現在時間は、何時だろうと空の太陽の傾きを計る。それにしても長く感じるトンネル。自分がココの守りびとなのだが、今日は落ち着かない。そうしていると、後ろから一匹のサルがついて来るではないか。守りびとである私が緊張しているようだ。もう一度ふり向いてみた。アァーなんともドデスカデン!石畳のトンネルを楽しそうに近づく。髪型を両肩へおさげした女の子で、名前は樹だ。ワッハハ、ワッハハと吹き出しそうになって、両手で口元をふさぐ。さっきのサルはどこかえ姿を忍術したか?守りびととしての思いと、半妖怪人としての変身ではなさそうだ。私自身がサル替わりしたら神主から解雇御免だ。そう言うこわれかた契約者でもある。私自身が鏡に写っている姿は見られたくない。元の人間の姿へ戻るには、神主から、神水をもらわなくては戻れないのだ。サル回しである。後ろにいるおさげの子もサル回しなのだろうか。まぁーいいさ! 海苔人間に徹しよう。それにしても、後ろのサル回し女のファンタジックな感じは・・・おとぼけサルか。このままでは、拝殿へ同時刻に着き、一緒に大鈴縄を持つのだ。何か心の準備の呪文を二、三つの準備。まず一つ目は「山ん川ん・山ん川ん・山ん川ん南無」だ。二つ目は「海ん川ん・海ん川ん・海ん川ん南無」だ。三つ目は「山ん海ん川ん・山ん海ん川ん・山ん海ん川ん南無」これで心の準備できた。石畳のトンネルのせいなのだろうが、静かそのもの楽しからずや。トト櫓としての海苔人間の私は、稲荷の礼拝の石段へヨイショした。同時に私の左脇へ後ろからピョンコと飛び乗った樹。これからは礼拝が終わるまで同期なのだろうか。一緒に大鈴の綱を一回と二回。両手を合わせながらお互い目が合ったのだった。ホット一息した。石畳の長いようで、身近かったような一つのトンネル時間。樹がトト櫓に尋ねる。今日は何の日ですかと。今日はね!久しぶりに外へ出て、大きな青い空と太陽の日だよ。久しぶりなんだよ私も。トト櫓にであえてよかったね。ココの稲荷神社の大きな森には、沢山の守りびとが住んでるんだ。何かあったらトト櫓になんでも聞いていいよ・・・私でもある海苔男人間へ。そうしていると拝殿の脇から声がした。もう一度大鈴を鳴らしてくれないかっと! トト櫓の頭の隅へ・・・ピンート光がはしった。樹は「アァー神主さんが私のほうを見て笑ってる」。トト櫓はいい人に今日は出会えて良かったね。ハーイハイ、これからどうするの樹ちゃん。もうしばらくすると、友だちの学生さんが来ることになってるの。そうか安心安心。じゃー私はココでお別れね。「ハイ!ありがとうトト櫓さん」・・・サヨウナラ~。トト櫓は、稲荷神社の奥の森へスー~ッと消えた。拝殿の神主さんが、樹へ一杯の「神水を授けた」・・・ありがとうごさいました。樹はそう言いながら、さっき来た石畳を小走りにかけた。時間的に学生が稲荷神社バス停に着く時間だ。午後の三時。不思議と帰りの境内の石畳トンネルは風が一緒になっていた。遠くから犬の鳴き声が聞こえる。鳴き声は拍子記号へとかわる。今頃犬バスは、どのあたりを走っているのだろうか。学生を乗せてた犬バスは、海上火災団地からここまではそうは遠くない。交通の時間帯にもよるが、約三十分の乗車時間だ。お疲れー!学生は、l  稲荷神社バス停脇の長椅子に座っての雑誌を読んでいた。樹は学生の進へ、サーこっちへ来てーッと手招きをして叫んだ。学生は気が付いたようで立ち上がった。私、先にお祈りしてます。先って!先はさっきです。そうー先はさっき、樹ちゃんは。稲荷神社の拝殿で、杜の神主から「神水をさっき頂いたばっかりです」学生の進は多少戸惑った。じゃ私ともう一度、神主さんへお願いしょうか。樹はなぜか今日は元気です。学生と樹は一緒に稲荷神社の入り口を右へ回った。遠くから、犬バスのクラクションの音が大きくひびく。何かあったのだろうか。同時にもう一度犬の遠吠えが空高くはしる。樹は、境内の石畳の長いトンネルを体現している。ヨシッと、学生の進へ言った。今日はここまで!樹は鳥居の周りを二、三回まわった。進はわけがわからない様子。樹は、早く早く鳥居にタッチしてッとお願いした。じゃー樹ちゃんタッチするからね。樹は感性の高い子供だ。進さん今日はココまでです。神主さんの神水は私自身からですよ。進に「神主さんからの拝殿としての話を聞かせた」・・・進は、カモネって言いながら了解のポーズした。樹もOK!した。これから帰りの犬バス時間の確認。都会だとたくさんの犬バスやネコバス・キツネバス・タヌキバスなどが運航中だ。アッタ、次の犬バス時間。約三十分後ね。アッそう。話をしながら停車場の椅子へ掛けて待った。ハイ! お疲れー犬バスで、海上火災団地バスターミナルで降りた。学生の進へグッバイして別れた。お父さんは、家で夕食の準備はいつものことである。実を言うと母はこのところ具合が悪い。隣町の病院へ、お世話になっているのだった。心配はなさそうだが、軽い貧血治療中だった。後から姉の舞がチャイムした。どうしたの樹ちゃん!元気百倍の感じ。そうでしょう。じゃー後で今日の元気の秘密を、パパと舞姉さんへ教えてあげる。楽しみ!樹ちゃんTVつけてと姉の舞。私、お父さんのお手伝いするね!そうしていたら・・・TVの画面がなぜかちらつきだした。何かしらキャスターが現場から中継します・・・言っているようだが、ザーザー音で難聴ぎみ。お父さんTVどこかさわったぁー。食事の準備、しばらくかかるみたいで背を向けている。樹は、少し心配しながらTVの後ろへ背伸びした。元の位置へもどったり裏側へくりかえす。チャンネル機を両手でゲーム機間違いしてる。今までこんなちらつきは無かった。映ったり映らなかったりは・・・。アッそうだ!樹は今日稲荷神社参りで、トト櫓と拝殿での出来ごとを振り返った。三つの呪文の最初の一つを南無南無。「山ん川ん・山ん川ん・山ん川ん南無」・・・よく覚えていたと思う。賢いのだろう。そうしていたらTVキャスターが、現場からの中継は終わります・・・とのザーザー音が同時に消えて・・・画面にトト櫓そっくりの海苔人間が、ピースジェスチャー! 樹はビックリ。後はいつものコマーシャルメロディーへ変り、安心した。やっと出来たらしくお父さんが、樹ちゃんテーブルついてぇーと声をかけた。樹はチョット待ってとトイレへ回った。ジャーして食事時間。勇一と舞と樹はハイポーズした。ご飯の御代りは自分でね・・・になっている。そのほかの御代りはお父さんへお願い。樹はご飯の御代りポーズだけが、トト櫓に思えた。少しスマイルした。TV画面では「ヨシモト劇の面白真っ最中・・・」。内心二度目のスマイル。なぜか電線スズメしたかのように、皆で目視し合った。電線スズメは今日の、食卓にみえないもう一つの空席と思えた。食事が終わり後はTVの娯楽時間だ。勇一は二人に言った。来月は一緒にお母さんのところへ、お見舞いに行くことを。その前に、樹の提案である稲荷神社へ行くことを提案した。もちろん学生の進も一緒だ。勇一は、マヤがそんなに重病ではないことを告げた。その夜は樹は、今日の一つの未来的な事件として振り返って就寝した。それから半月程した土曜日。海上火災団地前のバスターミナルバス停で、待ち合わせと言うことになった。いつもの七番乗り場に午前九時半集合。大学生の進は先に来ていた。今日は天気がいいのだが、なぜかブルーの傘を持っている。今日は先月、進と同行した樹がガイド役になった。大学生の進は、反対側のほうえへ回りサイドを固めた。犬バス乗り場は、そんなに混んではいない。犬バスの行き先は、港町港ターミナル行と犬バスのヘッドの上へ表示してある。今日の稲荷神社バス停下車は多いか少ないかだけだ。多い方が楽しいにきまっている。団地のロータリー方向から、犬バス到着のクラクションが気持ち良い。犬バス観光ではないが市営直営バスだ。到着した稲荷神社バス停にも、ココからの乗車客が十二、三人程下車する人を待っている。左側中央のドアが自動で開いた。さて何人程。今日の稲荷神社バス停の日としての参加者。あまり後ろは振り向かなかったが、多少のザワザワ感・・・大勢のほうが楽しいのだ。樹の首にはオレンジ色のスカーフが巻かれている。手に持っている小さな旗! 旗を見るとこの間の、トト櫓顔が漫画チックに描かれたた海苔人間。あごに当たりに長い海苔色の髭が生えている。ガイド役としてはこれで良さそうである。今日は、境内で稲荷神社の守り男へ会えるかだが・・・。これは樹の計画の「神水への自信?」境内入り口へ近づいたころ、樹が大学生の進へ鳥居にタッチするようお願いした。進は背は高い方だ。二回ハイタッチ。樹からOK! 合格ねっと。進もオーライした。この間は石畳のトンネルを潜った。今日の樹はチョット何か考えていそうだ。樹におまかせアレーか。樹はみんなの前に並び、ハーイストップの小旗を高く上げた。拝殿へ背にして正面顔で、丁度鳥居の下当たりに立っている。みんな到着しました。鳥居の下で礼拝一回お願いします・・・と。これからは稲荷神社の境内へはいります。途中に清めの神水場があります。これはきまりですから両手に軽くかけて下さいね。じゃーこれから拝殿へ向かいます。おお賽銭の確認をお願いします・・・とガイド役になりきっている・・・樹。大学生の進さんだけは石畳トンネルを歩くのよ。私たちは今日は、両脇の玉砂利ジュウタンを踏みながらです。帰りは反対ね! 背の高い進はオーライしますと。玉砂利はジュウタンではないが、これが真実の境内なのだろう。世界には、色々な形や色の玉砂利や砕石砂利が、あると思えた。歴史に興味を持ったら、ひごろの海や河原・山岳の河川に足をはこぶ。一度世界の小石のジュウタンを、踏んでみたいものだ。ひごろから文武両道としてのジュウタン。境内の色合いを奏でる物など多様だろう。子供の、キュッキュキュッキュ育成靴砂利はないではない。そんなことより皆「お賽銭心か」。実は子供たちも、お賽銭を長年にわたって投げ込んでいる。行きはよいよい・・・帰りは怖い。今日は、大学生の進が「・・・よいよい・・・怖い」なのだが。分っているだろうか。このように考えたら、神社の境内や観光スポットを考えさせてくれる。ひごろはみんな忙しいだけだ。となりの石畳を歩く進は、少し手持ち無沙汰だ。一ヶ所で足踏み。もう一本小旗が必要であった。神水洗い場で清めて拝殿へと歩く。礼拝を終えて帰る人たち。石畳トンネルと玉砂利ジュウタンの、サイクルはうまく出来ている。石畳は左右上下の通り方を考えてあるのだった。周りの玉砂利派は、管理者や人生論者・修学旅行者など・・・の神水力。拝殿へ到着した。礼拝をすませて今日は、社寺受付の小窓でオミクジ一枚。今日の樹は多少の違いがある。オミクジ売り場の小窓がトト櫓に思えてるのだ。樹の小旗がトト櫓なのだ。全員今日は特別券の大吉日で、安堵したようだった樹。拝殿の回りから奥へ延びる社の守が、風に吹かれて森揺れる。森には沢山の守りびとが住んでるがトト櫓そのもの。帰りはみんなで樹とトト櫓の即興詩を、ゆっくりとしたリズムで南無南無した。「(^^♪・・・大きな海も南無~大きな川も南無・大きな山も南無~大樹に生きる命の杜・・・(^^♪」。大学生の進は足早に玉砂利ジュウタンを、ステップ足踏みダンスダンスしてる。持っていなかったはずの右手に三尺の棒。糊でくっつけたのか、全員のオミクジ特券が境内の旗に変身。稲荷神社出口で学生の進が一回、二回鳥居へタッチした。どこから来たのか二、三匹の犬が学生の進へ近づいて回る。参拝帰りの人たちの中から、学生さん元気をもらったんかいー・・・進はソーッスと叫んだ。今日はお父さん、舞さん、お母さん・・・樹ちゃんありがとう。              音譜

               

                 父の勇一

       音譜

     舞(姉)     樹(妹)

                  

         アップ音譜

           母のマヤ

 

A- 2⃣ カカ櫓は一葉へ

  • 大樹の杜と海上火災団地としての、共有への思い出作り。樹の母でもあるマヤは、隣町から半年ぶりに帰宅してきた。退院まえにファミリーとしての見舞い。その後病院で帰宅できる日を、カレンダーや入院日記に綴った。勇一や舞、樹が来てくれていたころの思い出。玄関へ入ると靴箱の上に、白いユリの花が飾ってある。香りが部屋をなだめる。マヤはみんなへ真実にありがとう・・・ありがとうを繰り返す。今日は姉の舞が、退院の日を歓迎している。樹は後から入りながらドアを閉めた。こんな時はどうなんだろうか。家庭ごとに多少の違いはあると思う。居間のほうから、感じのいいメロディーが聞こえて来る。後から来た樹が叫んだ。いい曲ねって。舞がこの曲は、お母さんが学生時代に歌っていたんだってさ。昔そう言ってた。そうなんだ。そうだってさ。ビートルズの「Yesterday曲ね」勇一もOKポーズした。時計は十一時を少し回っている。帰りは犬バスで、隣町の病院近くのバス停からだった。こんな時はどうなんだろう。父の勇一は今日は、宅配的な食事会を考え・・・毎度アリー! の予定。時間はタップリあるから急ぐ必要はない。舞に注文の意向は、伝えてあるから心配しなくてよい。問題は和食系か洋食系だ。退院祝いにどちらが良いかは、母であるマヤの希望にしたい。勇一は、  マヤを居間のソファーに誘った。小さなテーブルの上には、一輪のユリの花がさしてある。舞が一杯の水を、テーブルへ静かにおいた。マヤは少し飲んで、流れているメロディーに目を細めた。みんなへの感謝と思えた。一口の水でようやく自宅へ帰ったのだった。樹がお帰りと呟く。透明な窓からの虹色斜陽。勇一は大きな窓のカーテンを開いた。庭先の芝から、空へとつながる太い一本の横糸の雲。勇一は舞に、連絡しようか・・・と行った。樹がお母さん何食べたい?周りを気遣った。ッとした瞬間。メロディーと一緒にお帰り南無南無・・・呪文!樹はビックリした。思い出したかのように・・・三つ目の「山ん海ん川ん・山ん海ん川ん・山ん海ん川ん南無」を南無した。稲荷神社バス停からトト櫓が、樹の自宅へ来れないはず。樹だけが、周りをキョロキョロ。今度は一番目の「山ん川ん・山ん川ん・山ん川ん南無」と聞こえた。一輪差しのユリとテーブルが、l  少しガタガタっと音を立てた。樹はビックリしながら、お母さんもう一口飲んでっと叫んだ。舞が冷蔵庫から水差しを持ってきて進めた。マヤはニッコリほほ笑んで、勇一からのメロディーを思い描いた。三分の一程流した。喉からお腹へほのかに冷たい糸。樹は良かったねと言った。メロディーはまだ奏でている。マヤが勇一へ、私今日は洋食系にしたいと告げた。舞が今日はみんなでワイングラスねって。樹は私は飲めないなぁー。オレンジジュース頼んでぇーと、おねだり。舞はメモ帳に書き込んでいる。メニュー表がないので、トッピングメニューでも良い。この辺りは海上火災団地である。自宅から多少遠くになる。舞いが電話口へ消えた。舞としてもメニュー表がない時の、注文はそう簡単ではなさそうだ。樹へ勇一はビールを頼んでと伝えた。お父さんだけね! 外へ目線をやるとスズメたちが芝の周りでいちゃつき合っていた。さっきまでの飛行機雲は大きく蛇行している。マヤは話題をかえた。樹がこのあいだ出かけた様子に、興味があった。海上火災団地にほど近い稲荷神社バス停。マヤは、樹ちゃんトンネルもっと知りたがっている。樹は、バーバーナンチャッテまぁーだだよーだ。お母さんは退院したばっかり! そうなんだ。まぁーだだねぇーって・・・ね。それじゃー後が楽しみです。そう来なくっちゃ今日の日。さっきね! 南無南無したの気づかなかったぁ―。南無南無ね。そう南無南無よ。少し教えとくね。稲荷バス停が南無なの。いつも乗り降りする当たりが、みんなの南無なの。しばらくして舞が、連絡うまく取れたようで帰ってきた。お母さん何か飲みたいものある。そうねーお父さんと一緒にね。分かったそうしとくわ。私は樹と一緒にの南無ね。そうか舞姉ちゃん、南無きにしてたん。そうよ少しだけ。今日は、歓迎的南無犬バス停車場の日になれたの。そうよ樹の気持ちに同感よ。勇一は興味なさそうで「Yesterday」を聴きいっている。樹ちゃんお母さんへ、いつもの肩掛けを、部屋から持って来るように言った。舞がお父さん電話は入ってるわ。例の学生さんみたいだけど。勇一は立ち上がり電話口で、モソモソと話していた。連絡が取れたらしい。今日がマヤの退院日。今日は伺えないけど・・・お母さんへ宜しくってね。ワーイ! 進さんからなのじゃー樹もOK! だ。そうなの、なぜかわからないけど・・・それでいいの。多少緊張した樹。その後しばらくして、来客のチャイム音が鳴った。玄関から大きな声で・・・毎度ありー・・・お待ちどう様―。舞は、二段専用移動式テーブルを押して行く。しばらくして支払いが終わった。移動式テーブルを押して帰ってきた。勇一が居間の小さなテーブルを、脇へ移動させる。大きいソファー用テーブルを、持って来るように指示した。脇の一輪差しの小さなテーブルを位置代えした。舞がありがとうと言いながら、樹もてつだうように言った。テーブルの上に、今日の退院日お祝いの食がそろった。マヤの退院おめでとうの、乾杯。勇一は舞にもう一つコップの水を、テーブルのユリ一輪差しの正面へ置かせた。多少まだ日は高いのだがお祝いの日。窓の外のスズメたちはいなくなっていた。マヤは勇一へ、ビン入りのビールを両手で持ち「長いあいだ疲れ様」と、ねぎらった。マヤの思い出の曲だよ・・・今日は。みんな多少ホホがほかほか気味であった。そうしていると、ユリの前においたコップから、チンーチンーチンーと、三回ほど鳴ったのだ。姉の舞が、樹の今日の「お水じゃなぁーい」。樹は、 そうなんだけどなーって言おうとしたが、食べるほうへガッテンした。樹としてはなぜ姉の舞が、私へガッテンするのかである。尋ねたかっが口ごもった。稲荷神社での出来事が一瞬頭によぎる。神主がトト櫓だろうか。神主は神水を進めてくれた。樹は拝殿の前でトト櫓と一緒に、大鈴の綱を一緒に引いたのだった。さっきのコップの音色は、どういうことだろう。やっぱり、こわれ契約者でもあると言っていた。とすればトト櫓は、神水としての神力は持ち合わせていないことになる。でもトト櫓は呪文を唱えられた。南無南無・・・と。神主からの伝授であることは確かだ。樹は自分で、南無南無の呪文を唱えてみることを考えた。食事をしながら考えているので、多少周りをキョロキョロしてる。お母さんが、樹どうかしたのッと尋ねた。ウゥーンした。舞も今日の樹ちゃん、お母さんの退院お祝いで、緊張してるかもねぇー。勇一は舞のほうえと目線で探した。ウゥーンだ。樹は急いで、一輪差しのユリの前のコップへ後ろから向かって、サー行くわよー・・・一番目ね。「山ん川ん・山ん川ん・山ん川ん南無」。樹は自分の席に帰った。箸をとろうとした瞬間、コップのほうから「山ん川ん・山ん川ん・・・・・・」と、コップからチンーチンーと二回鳴った。マヤが樹ちゃんどう言うこと。もしかして・・・「Yesterdayの日」・・・って聞き返した。そうかもね!Yesterdayよ今日はと、左手でピースしてジュースを一口飲んだ。マヤは何か思ったのか樹ちゃん・・・お母さんにもジュース貰えないかなー。舞が私のあげるわよと進めた。舞姉さん、後はどうするのコップって樹。姉さんは、樹の南無南無の呪文もらおうかなぁー・・・。南無南無ッて、 杜の山と川の「んん」なんだって。樹はほほ笑んだ。

          

              大樹に生きる命

 アップ

A- 3⃣ 十円と百円のオハジキ

  •  昔からコインには興味があった。海外など交易時代の遭難船見の知らせを聞く。マスコミ等がこぞって現地へ足を運ぶ。サルべージ船も急行中である。タグボートが先導している。タグボートの後ろから、潜水士を乗船させた支援船も走行中である。潜水士たちは、まだ準備している感じではない。すぐ横にいるサルベージ船を見ながら、煙草をふかしている。走る船のエンジンの煙が、潜水士たちの吐く煙草が発煙筒のように感じた。これから始まる一つの今日の仕事。一服の煙草が隊員たちはおいしい。ココは日本国九州圏から南へほど近い種子島である。江戸時代が始まるころ尋ねてきた、西洋からの伝道師たち。それ以後時代を重ねて来たのだ。この島の浜で子供たちは泳ぐことが、未来へ伝承の形容詞。砂の中から子供たちが、一個のコインを見つけたのだ。まさかF・ザビエルが日本に来た時代の、落とし物ではないか。ッと評判になった。鉄砲伝来とは・・・色々な想像をかき立てる。現代は発展した国際社会である。海岸へ行けば潮風が気持ち良い。大人や子供たちも興味をそそる。海外からの、遊泳の落とし物が興味をかき立てる。まさかコインが、遊泳して流れ着くとは思えない。今日の海岸散歩では、コインはお目にかかれないだろう。吸水栓付カラー色のペットボトルなどは、浜に上陸している。奇跡に近い海外からの、ラブレター者にはお目にかかれないが。異国の文字に誘われて、 タイムスリップ感が気分上昇になる。西シナ海や東シナ海などからの、来客者だ。貝殻などには興味がない人たち。まずは、隣国の来客者が良い。漢字や平仮名文字が、ハングル文字にテンションした。ッと同時に伴奏曲色をかきたてる。黒潮にもまれてやっとの上陸者だ。香港や台湾をも来客者として、一つのゲーム感を連想する。でも、お目にかかったことはない。これらは環境にもよるから、山の手の分校者は対象が違ったりする。あくまでゲーム感の、緊張。日本は毎年春以降から夏にかけて、台風〇号の一つ○から二つ〇位へ忙しい。フィリピン遥か南南東の海域で、産声をあげる。この海域にも遭難船が多いのだろう。東南アジアは、コイン船発見の知らせはないようだ。陶器などを多く積んだ時代の、遭難船を引き揚げにサルベージ船が出かける。台風時期を考えながらだが、それ以外の最適な時期がよい。ココに、十円と百円コインがある。日本国の青銅と白銅コインである。これをゲームコイン替りにすることはないが、取り急ぎ時はどちらか使用出来る。ゲームは先行と後者のYes・NOをきめる。ようするに、表か裏と言うことになる。サー行こうかと・・・なり、グー・チョキ・パーで表裏がきまるのだ。親指の爪の上にのせて、グーで屈伸上げすれば良い。上達者は上手い。驚異と思える訓練は必須だろう。高価なグルーガーコインは、プロが使用するか聞きたい。自分たちは、  平民貨幣かプラスチック製コインで良い。今から約五十四年前にW・ペニと言う数学者が考えたゲームが、目にとまった。HeadとTailを使用して、頭のHと尻尾のTを使用して記号化している。H側が、HHH・HHT・HTH・HTTと、T側がTTT・TTH・THT・THHの、八通りを使用して先行と後者で争う。自分の好きな順列記号を選んだら、スタートだ。自分の順列記号へ近い順列を争う一つの、ゲームだそうだ。先行者が、パターンを選ぶが勝者とは限らないそうだ。後者が、勝率てきには近い・・・と。頑張ろうMr W・ペニー。そのほか遊びとして、読む・イベント・・・などがある。内や外遊びの中にも、フィールドアスレチック・ゴッコ遊び・水遊びまである・・・バンガローは遊びではなさそうだが、イベントだ。、ほかは考えて、思い浮かべよう。読むことは遊びとは多少違う。なぜか教育的に、思えばいいのではないようだ。都会育ちや海・川・山育ち派は「・・・多少の楼台煙雨のうちと」。ラーメン屋の旗ではないだろうが・・・街道筋にある出店。酒屋の旗が風にゆれる優美さを感じ取った詩・・・ッとある有名詩人は言っていた。歩く・・・「杜甫さんかドローン機、徒歩さんか⁉」。勇退者は毎週考えて、ドローン機徒歩中。おいしい自然の窒素や酸素を深呼吸して・・・。将来はΣ∞1≦365≦1=24。花いちもんめとして宇宙世界、虹の太陽系が人間は好きだ。私は、自称一般人だ。「宇宙は大昔から広い広い一つの海」と、当時の時代人と相対してきた。自称とは、 学者たちが口にジャージー派ようだ宇宙の海。一個のYKKピン。末広がりで拡張している果てしない宇宙。大型洗濯機の脱水機で、凝縮したら海水や水の心配はいらないのだ。べつに仏教で教わる、天国の浄土・極楽の浄土。反対に地獄の浄土・ブラックホールの浄土だ。鬼さんも左右の手に、一升瓶を持つ時代だ。悪酔いしたら、地獄界とはおもむきが違うブラックホール世界へ。二度と帰りたくない。またコインゲーム先行と後者の、どちらが勝者かまだわからないが・・・ある程度は、コンピューター判断者のHeadと、Tailで理解されているのでしょう。親指のクイックではじかれた、Head・Tailコインのジャンプ。星座や手相易者としての、コインの一つの顔である遊び。男はお手玉はしない。お手玉作りは女である。祖母や母親の針仕事の見習い。野山の湿田や、河原のあたりに数珠玉の花が咲きます。美人の花ではないが、質素感がただよう花と実。私には、不思議と宝石のように感じたころがあった。名前に「石〇」がつくからだろうか。数珠玉が、なぜ宝石に見えるのか男は理解できない。ほかにも色付きガラスオハジキがある。女の一つの娯楽。宝石に見えるみたいだ女子供たちは。数えるとまだまだある。遊びの数。竹トンボなどは、男の遊びと思っていたが女も参戦者だ。でも竹トンボだけは途中棄権する。屋根へ上昇かくれんぼ。バイバイになるのだった女の子だけは。日本語は隣国大陸から伝わったとある。平仮名文字の成り立ちは、自国のようであってなさそうな成り立ち方・・・花いちもんめ遊び歌のよう時代背景か。それで良しとしましょう、この際。ラブレター派はアタック出来たのか。自国の文字が大事だった。約三百五十年以上かけて完成されたようで溜息と安堵。人間は偉大な考えるソクラテスです。先人へ感謝祭だ。今日は、一つの宝石箱のオハジキと、お手玉とコインとしての特大水晶の地球占い師。・・・・・・ココの我が圏には、F・ザビエルが鉄砲伝来からの種子島。以後薩摩半島の坊津へと、上陸とある・・・・・・長い旅。なぜかほかの伝道師たちも、上陸者の地とは? クジラか・シャチかサメかフカかトビウオか・鯛か・・・「船の舵棒」

 

A- 4⃣ 顕微鏡はミクロン

  •  ココに一台の顕微鏡が、こじんまりと机に置かれている。単眼生物顕微鏡を買ったのだ。これは昔から考えていたことが現実になった日。ありがたい。だが新年の初夢だった、 購入した顕微鏡セット。カタログで調べたことが、初夢の隅っこの残像。現代は購入規制の時代だ。東京オリンピックの時代は、田舎の学校時代である。山の手分校と言ったほうが、わかりやすい。山の手分校でも顕微鏡セットが、買えた人たち。家庭環境の良い生徒さんたちだ。一般的には、昆虫採集のできる生徒は、採集セットまでは買えた。私も昆虫採集セット派の仲間だ。顕微鏡派は、圏外派の子供たち。採集セットでも結構楽しめた。よく言われるクワガタ虫やカブト虫の、虫愛好者の人たち。昆虫採集セット派は、問題外者でもある。顕微鏡派は、将来へのパスポートか。総理大臣や、科学者か医師などと言える。現代進行形者は、いつの時代も同じか。絵日記よりも採集セット派が、まだ花丸の優位はたもてる。それなりに良いのだ簡単派で。顕微鏡派になりたいとは思わないが、趣味的な移行。チョウ類は、手作り御萩になってしまいがちだ。台無し感を思いながらも、花丸が少しアップ。防腐剤を簡易注射器に移行した。私はなぜか、医療者用を探し回っていた。タッチ感が大夫違った・・・ココだけは、見つけられたら「一晩のブタ小屋補導生だ」。後は採取箱へ、タイムカプセルして完成した。男の子だけかも知れないタイムカプセル者は。度根性ガエル飛びとしては、目の前に門限学校時間。頑張って完成させたら、花丸のつぎの二重花丸がつく。大都会派のタイムスリップ時間が、はなはだ違う。なかには子供の時代から、自宅で育成派がいるみたいだ。このような人たちが、真実の昆虫愛好者たちです。旅行や隣町での野山と河原の体験。大型百貨店などの屋上には、色々なゲーム機がキラキラ星である。休日出勤者のウルトラマンやセブン・マジンガーZ派が、テーマ音楽に合わせて会場はにぎやかだ。一緒に有名タレントなどが歌っている。その間を両手を前後へ、お魚ポーズでくぐり抜けた。やっとありました。クワガタ虫やカブトムシ派の、二匹千円札程のセット売り場が大盛況です。もっと高いのかな? 田舎の山の手分校たちは、意外と知らなかった。地方から育成成長させて、都会へ届けられた。トラックや飛行機便で、昆虫たちは都会旅行者になった。大都会環境で高価な昆虫たちと遊ぶ。学校門限時間外の、度根性ガエル間違いでもいいですよ。大型百貨店で購入届済みの、旅行者でもある昆虫たち。先生から花丸や二重花丸をもらって下さい。山の手分校の昆虫たちは、森の立木のおいしい食事中です。都会派は立体箱の絵日記帳へ、しっかり糊付けして下さいね。現代社会ではすでに出来ています。立体昆虫ボックス完成品。こちらは花丸とは行きませんから不提出ですよ。夏休み完成品まちがいわ。最近は先生みずから、昆虫の育成者時代みたいだ。以前ですが、TVジョン特集でやってましたね。「田舎の苔類の愛好者番組」でした。我が山の手分校より、提供を共有していた苔類としての友だち。感動しました。ウルトラマン・セブン&マジンガーZさん ! たかが山の手分校間違いです。いくら昆虫の愛好者であっても、昆虫動物と就寝しないで下さい。私は昔「ニワトリのヒヨコを脇に置いて就寝」。朝目覚めたら、ヒヨコはペッちゃん子になっていました。ペッちゃん子とは・・・私の背中の裏で体重プレス機間違いのこと。ニワトリをヒヨコから育てるのは、多少難しい問題があります。三から四週令までは慎重に、給餌が必要だ。私たちは卵の孵化については、無知である。私たち初産者は、親からの伝承としての、将来設計図を描いている。人間だっら女性は二十五から三十週が百八十・・・二百十日。あとは多くの栄養源などを食べて、小結・関脇さん。約七ヶ月が大事な潮の道なのだろう。男は浜で大漁旗を飾り立てて、出航が相対性するのだ。これから三ヶ月ほどの遠洋に出るのだ。操業作業は丁度、潮との網の引きあいの大漁旗なり。ニワトリにも、潮の道二百十日があるそうだ。人間世界と同じ潮の道でした。一年の年の始めからの二百十日は、一つのカレンダー節気と節句があるようだが。ニワトリたちは、時代のコロンブス卵として活躍している。ニワトリたちも、仕事がら潮の周期は指定されている。ニワトリたちも、人間的仕事人みたいだ。ご苦労様です。ヒヨコからニワトリたちを考えながら、人間社会の地球と月との潮の目の引き合い。昔の天文学者なども、頭に手を当てながら考えたのだろう。大きな淡水湖と、大きな大きな海の違いを。偉大なり人間は。反対に偉大なりは、星空が知っている潮の道。今夜、窓から星空を両手で大きめの輝きを数えた。窓から昆虫らしき生き物が、部屋の電光ランプをチーンチーンしながら舞うのだった。光る星からランプへチーンした。同類の生き物がいるのか考えた。一人の人間として。学者たちは、宇宙人の存在をあまり考えていないそうだ。宇宙人とは匿名者である人間だと言える。だから太陽系の惑星人が宇宙人となる。太古からの彗星や、遊泳中の個体岩石から、クワガタ虫やカブト虫などを研究していると言える。彗星たちは冷たい氷の集まり。最近の科学者は、小惑星のほうから、希望をもてる発見者として、元素生物を探しているのだろう。空には多くの「顕微鏡サンプルになりえる極小の岩塵」。プラパラートの上に帰れるひが、楽しみなのだ学者たちは。童心に帰ってスライドガラスへ、星のサンプルをカバーガラスでサンドしよう。宇宙的に考えたら、昆虫採集とは新しい時代の、宇宙の扉。顕微鏡派だけではない天体時代だ。ある歌手が・・・歌っていた「(^^♪・・・私にも〇〇〇さん人生色々・貴方にも○○○さん人生色々」。子供たちの夢。○○○総理大臣か・○○○大臣か・○○○宇宙飛行士か・深海艇探査船二千~~○○○かです。やっぱり顕微鏡派が、夢の科学者か医師・・・・・・などだった。童心へ帰って「ブラックホールカプセル探検隊員募集代行」。現実世界は電波望遠鏡や屈折・反射式など・・・望遠鏡で観測時間中。今日も天気予報衛星時代だった。11世紀ごろ修道士がレンズの製作者とは、どう言うこと? もしかしたら宇宙の顕微鏡派ですか・・・子ども総理大臣閣下。