霧氷
 
私の強みやギフトってなに?
そう思いながら、雄峰ロードに夫と向かった。
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その場所に行くまで3時間、
自宅に戻るまで8時間もかかる。
紅葉も終わっている。
やらなきゃいけないこともあるけど
あの場所が大好き。
今年はまだ行けていない。
 
『道の駅 木の香』で出会った地元の方が
「山に行っても、紅葉は終わったから
なんにもないよ」と教えてくれた。 
 
景色を楽しみながら
考え事をする。
私はサイドミラーを
もぎ取った事もあるくらい運転は下手。
私の『弱み』の1つ。
自分では行けない。
いつも夫に連れて行ってもらっている。
 
なんにもないはずのいつもの場所に
霧氷があった。
高知県側の斜面は、いつものように笹で緑だが
愛媛県側の斜面が霧氷で白くなっていた。
 
数年前に、テレビで
峰で緑と白にくっきり分かれた映像を
見たことがある。
 
見たいと思っていた光景を
少しだけ見ることが出来た。
思わず車から降りて
霧氷目指して笹の中に入る。
 
この山に行き始めて5,6年経つが
あっちこっちの関節を痛めていたので
そこにはあまり行ったことがなかった。
でも、ぐんぐん進める。
去年は息切れしたり、
膝が不安だったけど
今回は大丈夫。
地面がドロドロなので
あまり近づく事は出来なかったけれど
問題なく車に戻れた。
 
今年、体重を大幅ダウンさせて
散歩の習慣も付いたから
いつの間にか、自分が変化していた。
 
もし、1人で山に行っていたら
怖くてあの場所まで登っていないと思う。
(それほどの距離でもないけど、私にしたら遠い)
 
自分の変化にも気づけなかったと思う。
これは私の『弱み』が
『強み』に変わったのかもしれない。
 
数年前に望んだものを(忘れていたのに)
自分で見つけることが出来て
なんて幸せなんだろうと思う。
 
新たな学びを始めた私にとっての祝福。
毎日の変化は気づかなくても
いつか、大きく変化していっていることに
自ら気づくよと、教えてもらった気がする。
 
そしていつも行きたいところに
連れて行ってくれる夫に感謝。
 
自分の『ギフト』を探していたら
天からの『ギフト』を見つけたお話でしたラブ
 
下界の紅葉
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