養老孟司先生の『無思想の発見』を手に取り、夜中の1時に読書を始めた私。特に、日本の「公的共同体」であった「家族」の個人化の議論が面白かったです。この「家族」が「私」というものの伝来により変質していったと。さらには、ホンネとタテマエの議論では「新憲法」こそ「タテマエ」であり、タテマエの装置であると。
第1章を読み終えたところで、延安君と議論をしました。真夜中に議論ができる幸せ。その瞬間は、1年が16日だなんてことを思わずに、ひたすらに語り合う私たちです。そうそう、脱線しますがRADWIMPSの『正解』という曲を知っていますか?
こちらの曲です。高校時代、生徒会長を2期務め、宗教委員長を兼任していた私は、「影の担任」と呼ばれていました。最後のホームルームで、この『正解』の歌詞を参考にして皆さんに以下のような、最後のメッセージをお伝えしました。そして、一人ひとりにエピソードを添えてメッセージを伝えました。
「これから先、簡単には到底解決できないような問題にぶつかるでしょう。辛くて、苦しいかもしれない。でも、『正解』はないのです。もがき苦しんで、我々自身が『正解』をつくればいい。『忍耐は全ての扉を開く』の言葉にあるように、力強く志を持って歩んでいきましょう。」
あれから数年が経過して、社会人の者もいれば、大学を中退した者もいて、そして来年度から新社会人として社会に旅立つ者もいて。時々、昔を思い出しながら語り合える。そんな仲間がいる幸せを感じます。
2023年の7月に始めた研究会は、27名の仲間が集う学びの共同体になりました。私が卒業した後も、鍛錬する場として活動が継続していくことを願っています。3月3日には第12回の報告会が予定されており楽しみでなりません。
養老先生の話に戻ると、『無思想の発見』のほかに『死の壁』や『バカの壁』が積読状態なので読もうと思います。本棚には、魅力的な書籍がまだまだあるのでひとつひとつ読んでいきます
写真とは全く関係がないのですが、明日から1週間ほど東京に行って参ります。今年は昭和100年ということで昭和天皇武蔵野陵に伺う予定です。また東京外国語大学や中央大学、帝京大学など多摩地域の大学を巡る予定でおります。
今年の各務原市は選挙が多数あります。先月投開票された岐阜県知事選挙に加え、各務原市議会議員選挙が2月に、市長選挙が4月に、参議院選挙もあります。
そんななか、市議会議員の杉山元則さんが市長選挙に出馬を表明されました。市議会議員を引退するとは噂で耳にしていましたが市長選に出馬とは驚きました。浅野市政に対して厳しい姿勢をとる議員の1人です。どのような選挙戦になるのか、楽しみです。
加えて、投票率(市長選挙2021年:35.27%、2017年:36.39%)がどのように推移するのか、無効票はどの程度か、など注目する点は様々あります。また、新総合体育館建設やPFAS問題が争点化しそうです。政策を吟味し市民として権利行使したいと思います。
また、杉山さんは少なくとも3名の市議会議員候補を所属会派(市民派チームみらい)から擁立しており、市議会議員選挙は市長選挙の「前哨戦」とも言えるでしょう。私は、池戸一成議員(颯清会)と選挙戦を共に戦います。選挙は、祭りであり、戦です。さぁ、いざ出陣。
最後に日本台湾交流協会の『交流』より2つのペーパーを紹介します。
・寺山学「盧秀燕台中市長インタビュー」
https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2025/01/2501_03terayama.pdf
・川島真「どう呼んだらいいのかー支那・国府・中華民国/台湾ー」
https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2025/01/2501_02kawashima.pdf