22年1月5日(水)  

 

アメリカ人は、アイデアを駆使して、決断も早く、ぐいぐい押して、エネルギッシュで、失敗から学んで、あきらめない、そして明るくフレンドリーな人たちが多いように思います。

ちょっと控えめな日本人とは真反対のような感じです。

 

これがそのパワーの源か、と思った「詩」をずいぶん前ですが図書館でみつけました。

セーラ・カミングスというアメリカ人女性が、長野オリンピックを機に来日し、小布施(長野駅から長野電鉄で少し行った町)で就職し、小布施町の町おこしの立役者となった「台風娘」の苦労話の本でした。日本文化の素晴らしさを外国人の視点でとらえ、伝統溢れる町づくりを推進したのです。

 

(本の中から抜粋)

ひとりで一所懸命がんばっているのに、なぜこんな目にあうの…。胸がしめつけられ、泣くまいとしても、涙が後から後からあふれ出た。

この部屋には日本に来てからの思い出の品がたくさんある。それらを支えに精一杯仕事に生きてきたのに、これからどうやって失ったものを埋めていけばいいのだろう…。

ボヤの痛手を経て、セーラはますます、つらいこと、苦しいことを恐れない人間になった。再び逆境に陥ったら、しばし迷い、苦しんだ後、目の前の壁をよじ登るだけだ。そうすれば、さ らに高い場所へとみずからは導かれる。

大きな目的には絶対妥協しないセーラの精神は、困難を経るたびに鍛えられていった。 そのセーラは小さいことにはこだわらない。自分があやまればすむ時は、一所懸命あやまる。その先の大きな目的のほうがはるかに大事な到達点だからだ。

 

セーラが送ってくれたメールの中にこの詩があった。アメリカ人の間で読み継がれている作者不祥の詩で、学生時代からセーラが座右の銘としてきたメッセージだった。(引用終わり) 

 

 

 

「Don't Quit」 にげるな

When things go wrong as they sometimes will,  ものごとは、いつだって、そう、うまくはいかない、

When the road you're trudging seems all up hill, とぼとぼ歩く道が、この先もずっと上り坂に見えたり、

When the funds are low and the debts are high, 資金は少なく、借金がいっぱい、

And you want to smile, but you have to sigh,  で、笑いたくても、ため息しかない、

When care is pressing you down a bit, 心配ごとがあなたを少し落ち込ませる

Rest if you must, but don't you quit. そんな時、休みが要るなら休みなさい、でも逃げたら、ダメ。

 

Life is strange with its twists and turns, 人生はねじれたり、ひっくり返ったりで、へんてこなもんだということを

As every one of us sometimes learns, みんな時として学ぶ

And many a failure comes about そして失敗が襲うこともたびたびだ

When he might have won had he stuck it out;  一生懸命にやってて勝てたかもしれないのに;

Don't give up though the pace seems slow そんな時、歩みはのろいようだけれども あきらめるな

You may succeed with another blow.  次の一発でうまくやれるかもしれない。

 

Success is failure turned inside out,  成功は失敗と裏表だ、

The silver tint of the clouds of doubt, 迷いの雲にひそむ銀の光、

And you never can tell just how close you are,  そしていかに近くにあなたがいるか あなたは分からない、

It may be near when it seems so far;、 ものすごく遠くにみえても、近くにあるかも知れない;

So stick to the fight when you're hardest hit,  だから大打撃を受けたときこそ闘い続けるべきだ、

It's when things seem worst that you must not quit. 最悪に見えるときこそ絶対、途中で投げてはいけない。

 

この詩がアメリカの若者の間に広く流布し、長く読み継がれ、大学の中にあったりする詩です。セーラ・カミングスもアメリカの若物も大きく影響を受け、精神的にヤワで心が折れそうになることがあっても、やっぱりここで諦めないでもうちょっと頑張ってみようと考えるようになり、アメリカ人のガッツの源になっています。結果、根アカにもなり、どんどん汗をかくようになっていったのでしょう。

 

 

日本人も30年の停滞から抜け出すために、セーラ同様に今 頑張らないと、自分の年金・医療保険・介護保険・雇用保険・生活保護などの社会保障関係や、高速道路・公共交通・電気水道ガスなどなどの生活インフラが弱るときが来ます。

 

 

今の社会保障・生活インフラ維持経費=一人当り負担額a × 現在の人数b ですね。

将来、今と同じレベルの社会保障・生活インフラ経費=大きい一人当り負担額c×少ない人数d で可能だが無理でしょう。

 

or将来、今と同じレベルの社会保障・生活インフラ費=大きい一人当り負担額c × 少ない人数d(だが高い生産性等による高年収で負担可能)


or将来、今より不便で劣化したレベルの社会保障・生活インフラ費=一人当り負担額a × 少ない人数d(今の収入レベル)

 

社会の一人一人が傍観しないで、自分の出来る範囲で頑張る(生産性を上げる、新機軸をつくる etc.)と、結果として生活を守ることになるのでしょう(上記は乱暴な単純化ですが)。

 

DON’T  QUIT