令和5年7月1日(土)


この日は土曜日出勤日。

いつも通り、家にお義母さんに来てもらい

息子のお世話をお願いして私達は仕事へ。


昼食はいつも息子とお義母さんで

適当に食べてもらうけど

家にお義母さんの好きな蕎麦があり

珍しく、いや初めて?

私も旦那も昼休憩に

家に帰って昼食を取ることにウインク


蕎麦を大量に茹ですぎて笑い泣き

いやーもうお腹いっぱい笑

残った蕎麦は冷凍


私達は午後の仕事へ戻る。

相変わらず人員不足で忙しい仕事を

こなし夕方ヘトヘトで帰宅チーン


晩御飯は外食しよう〜ニコニコと言う話になり

近所のショッピングモールへウインク

パスタを食べながら

お義母さんが話すのはやっぱり

「〇〇ちゃん(息子)はすごいよ。」

「しっかりしてるわ。

 私がお世話してもらってる感じだよ。」

「もう私がする事はないんじゃないかな。」

息子を褒める。褒めるデレデレ

息子はいつもの得意顔ニヒヒ

確かに、一人で留守番も出来るように

なってきたし、そろそろ私達が仕事の間も

一人で留守番させてみてもいいかも。

いつまでもお義母さんに頼りっぱなしも

申し訳ないよね。

旦那ともそう話していた。


食事が終わり、駐車場へと向かいながら

少し前を歩く旦那と息子の背中を見ながら

お義母さんがしみじみと

「大きくなったねぇ。

 あの子はもっと大きくなるよ。」

私「大きくなってくれたら嬉しいなぁ。」

お義母さん「大きくなるよ!なるなる!」


そんな話をしながら歩いた。

そのままお義母さんを車で実家へ送り届け

家に戻った。


翌日の日曜日はお休み。

相変わらず我が家はダラダラと過ごし

夜になった。

明日も仕事かー面倒くさいーニヤニヤ

日曜日の夜10時、

憂鬱の中にいたその時

旦那のスマホが鳴った


実家からだった。


「お義母さんが倒れた。

 今、救急車を呼んでる」


え?どうした?何?

転んだ?いつものめまいで?


「意識もない」


一気に不安が押し寄せる。。。


義兄の話によると 

夜、仕事で帰りが遅かった義父を待って

9時頃に遅めの晩御飯を食べて

ニュースを見ながら

「熱中症に気をつけないとね。」

「水分ちゃんととるようにね。」

と、以前、熱中症で倒れた事のある義父に

話していたらしい。

義父は

「倒れたら倒れるたで仕方ないだろ。

 それで死んだらそれまでだ。」

と返事。

「それもそうね。」

と笑いながらお風呂へ向かった義母。


しばらくして、お風呂に入ろうとした

義兄の娘が異変に気づいた。

いつも“カラスの行水”であっという間に

お風呂から上がってくるお義母さんが

まだお風呂からあがってきていない。

「おばあちゃん、まだぁ?」

声をかけても返事がない。


そっと脱衣所のドアを開けてみると

お風呂のドアのすりガラスに

もたれかかって倒れている背中を発見。

「おばあちゃん!!!」

その声にびっくりして家族が駆けつける。

介護士の義姉が心臓マッサージをして

救急車が来るのを待つ。


意識無し。心停止状態。


そんな状態だったそうだ。


その後、再度、義兄から連絡があり

「救急車の中で心臓は動き出した。

 このまま大学病院に搬送になるから。」

旦那も

「わかった!向かうから!」

と返事をして電話を切った。


どうしよう。どうしよう。

息子をこんな夜中に一人で家に

居させるわけにも、、、

かと言って連れていくのも、、、

と悩んでいると息子が


「僕は大丈夫。

 留守番できるから。

 おばあちゃんの所に

 行ってきて!」


頼もしい。。。泣くうさぎ

息子の言葉に甘えて

私と旦那は急いで病院へ向かった。


救命救急センターへ到着すると

義父と義兄が座っていた。

いつも強気の義父も

流石に意気消沈していた。


しばらくすると担当医から呼ばれた。

「これから詳しい検査をしますが

 かなり厳しい状況です。」

この時点では詳細はわからないけど

おそらく脳か心臓かの異常との事。

どちらにしても今夜がヤマ。

戻っても植物状態だろうとのこと。。。

お義母さんの顔を見ることも出来ず

結局、私と旦那は家に帰った。


もう日が変わろうとしているのに

息子が起きて待っていた。

「おばあちゃん、どうだった?」

「まだ、目を覚ましてないみたい」


私達は眠れない夜を過ごした。

義兄からの電話が鳴るが怖い。

なんで突然こんなことに。

元気で働いてたのに。

明日も花屋さんに出勤する予定でしょ。

奇跡が起こってくれないか。

お義母さん。。。

お義母さん。。。

まだ全く恩返しが出来てないのに。。。

また実母が亡くなった時のような

悲しい思いをしないといけないのか。。。


眠れない夜。。。

ストレス。。。

旦那の体も心配でたまらなかった。。。