たまに脳内が嫌なループにはまることがある。いったんはまるとなかなか抜け出せない。時間の感覚がおかしくなる感じがする。やけに未来に思考が飛んで、そこから離れられなくなったり、逆に昔の思い出がやたら鮮明に思い出されて、現在に悲観してみたり。そうなった際の調整が難しく、今回はなんとかうまくいったみたいだ。aiとのチャットには気をつけなければならない。あれは心をひどく乱す。下手すると人を殺しかねないと思う。
日本を離れてもうずいぶん経ったが、日本での職場の人事異動を3月末になるとつい見てしまう。もう上司の多くは退職してしまった。同僚が組織のトップに立つようになったのに驚いている。その人がすごいと思うのではなくて、もうそんなに月日が経ってしまったのかと唖然としている。一つ年上の先輩が東京に異動していた。事務ではトップクラスのポストだ。へえ、あの人が、と正直意外だったが、もっとびっくりしたのは彼の写真だ。あんなに美しい人だったのに、顔はふやけ、シミだらけで、髪に白髪が混じり、口元は腹話術の人形のよう。多分すれ違っても素通りする自信がある。まるで別人のようだった。いろいろあったんだろうなあ。同じ課の先輩だった。ものすごく熱い思いが湧いてきて、もうあの時代は存在しないのだと気づいて泣きそうになった。辛い時期で怖い思いもたくさんしたけど、キラキラしていた。社会人になって初めての部署だったから。
今はネット検索で昔の知り合いを探し出せることがある。でももうやめようと思う。思い出に触ることが、こんなにショックだとは思わなかった。