彼女のお父さんはアル症(ギャンブル症でもあったそうです)でしたが
なんと彼女のご主人は、アル+薬症から回復なさっています。
彼は、いわゆる「業界の仕事」をしていた頃に
依存症のため、家族(妻子)も仕事もなくしたそうです。
何がきっかけだったのかは、わかりません。
40歳くらいの時に全てをやめ、大学院に入って心理学を学び
現在は、日本で言う臨床心理士の資格を取って
青少年の更正施設で働いています。
(おふたりは、大学院で知り合ったのです
)家族を愛し、仕事への情熱に輝いている彼からは
その壮絶な過去は想像することもできません。
彼はお酒とドラッグを止めてもうすぐ20年。
10年ほど前に1度だけスリップ(お酒)したことがあるらしいけど
その1度以外は、一滴も飲んでいない、とさらりと話してくれました。
その日はめちゃ暑かった。たしかに暑かった。
でもまさか、彼女から「ビールかマルガリータ、どっちがいい?」と訊かれるとは!!
『えぇっ・・・?!飲んじゃって、いいのぉー??』って
顔にかいてあったんでしょうね。
彼女が笑いながら、「マルガリータならうちのが凄く美味しいのを作れるよ!」って言うんです。(もちろん味見はなし!)
いやぁー、マジで驚きました。
こういう方もいらっしゃるんですね。
AAには5年くらい前から、もう全然行ってないって言ってたし。
家族がアル症でお酒をやめたら、うちの中にはみりんも置いておけない。
誰かが目の前でお酒を飲むなんて、もってのほか!!
だと、思い込んでいました。
どうしてそこまで回復できたの?って、思わず訊いたら
「お酒を飲む理由がどこにもないんだよ。とても幸せだし。
もう飲んでも大丈夫なんじゃないかって、みんな言うけど
飲みたいとも思わないのに、飲んでそれを試してみようって気持ちにはならないね。」って。
かっこ良すぎる。
断酒者の家庭は天国、という言葉がありますが
ほんとに天国を見ている気がしました。