あまり病院のお世話になってこなかったので、骨折したことで医療の進歩に驚くことばかりです。

 

今日は、通院や入院で感じたことを書こうと思います。

 

あらゆる人の集まるところ

学校や職場はおよそ似た人が集まる場所だとおもいます。でも世の中には違う仕事、境遇の人が沢山います。それを見かける場所は、役所や運転免許の更新講習の時だったりします。病院も同じですが、調子が悪い人であります。

 

そんな場所だからこそ、人となりがそのまま現れると思います。

 

入院中、カーテン越しにいろんなことがきこえてきます。言うことを聞いてくれない、テレビ視聴のカードがなくなった、ボールペンがなくなった。などなど。特定の何人かが、ナースコールを連打しては、怒ったり、文句を言うのです。言いたくなる孤独や不安もあるでょう。だから、仕方ないことだはあると思います。けれども、言われた医療従事者はたまったもんじゃないなと思いました。それでも、切り捨てることなく自分の感情も説明しながら対応し続ける看護師の方々は、本当に立派だなと思いました。

 

医療従事者の声にも関心を持った。テンションの高い、高い声で、明るく声をかけている。元気でない人、不安な人を元気づけるということかもしれないけれど、もしかすると、オンとオフをわけるメリハリなのかもしれないとも感じた。そうでなければ、自分自身が参ってしまうだろう。でも、そんな葛藤も含めて、医療従事者は立派だと新たな視点で認識するようになった。

 

人は強い人ほど優しいと思う。強いのは腕力ではなくて、辛いことを乗り越えたり、いなしたりしながらも、人のために動ける人だろう。

 

医療従事者だけではない。インフラにせよ、郵送、外食でも、みな儲けのために働いているように見えて、実は他人のために働いている。いつから、人は勝ち負けをお金だけで判断するようになったのだろう。そんなことを待合室で考えた。

 

 

 

 

骨折の話ばかりでなく、他の話もブログにしてみよう。誰も読まない独り言になるかもしれないが、一応、大人しくしているから暇なのだ。


さらば大型バイク

右手がどれくらいで普段の生活に戻れるのかまだわからないから、大型バイクを手放そうかと考えている。閉所恐怖症で公共交通が使いにくくなり、がっかりしていたけれど、移動手段に自転車かバイクが登場して、気持ちがスカッと晴れて、症状も和らいだ。しかし、右手がこれでは大型バイクは当分無理だ。

一応、まだバイクブームらしく、私のなっているバイクはいまのところ売却価格も高そうだ。しかし、各種オプションパーツまで査定されないから、取り外して個人売買した方がお得。取り外すには手がいる。誠に悩ましい。


これを機会に軽自動車?

大型バイクは軽自動車と似た扱いだ。普通車をもっていたこともあるが、都内在住だと週末になるかならないか程度で駐車場も借りて四輪車を維持するコストはバカバカしいのだ。でも、軽自動車ならランニングコストも安そうだ。なにより、大型バイクより排気量も少ない。


最近5歳になった相棒のワンコと旅行に行きたいと思っていたのだ。バイクで1時間は一緒に行けるけれど、夏や2時間は厳しい。そうであれば、電車に乗り、行った先でレンタカーを借りようとも考えた。うちの相棒は大きく育ち15kg。暇に任せて色々調べたら、電車には10kgまでしか乗れないとわかった。ちなみにレンタカーは乗れるけれど、ケージに入れねばならず、カーシェアはそもそも禁止だ。ワンコと旅するには自家用車しかなさそうである。


軽自動車を購入するなら、とっととバイクは売ってしまおう。


ずっと欲しいもの

骨折や手術は、入院代も通院も保険で賄って余りある。この泡銭で、もう何年も欲しいと思いつつ後回しにしてきたモノを買ってはどうか?とまた考えている。そのものモノとはミシンだ。


私は小さい頃から、料理、裁縫、刺繍など、わりと女性が好きだとされる趣味が好きだ。バイクも工具入れやキーホルダー、車載ボックスのインナーバックなどを自作してきた。レジンを使ったアクセサリーも作り、バイクの形の冷蔵庫マグネットも作って、バイク仲間にプレゼントしたりしてきた。


けれども、そうした趣味は身体が動かなくなってからでもできると思い、50歳からはバイクで小旅行を楽しんできたのだ。しかし、手がこんなことになり、大型バイクはもう乗らない、泡銭がいくらか入るとなれば、いよいよミシンを買ってもいいかも!と思うのだ。


何をミシンで作りたいかと言うと小物バックだ。実は自分用に試作したバックがある。知人からミシンを借りて作った。帆布を使い、なかなかの出来栄えだった。売り物にするなら、犬か猫の刺繍かレジンアクセサリーをつけるのも楽しそうだ。


コロナ療養中のこと

そういえば、暫く前に会社をしばし休んだことを思い出した。コロナ感染してしまったときだ。その時も暇を持て余し、iPadでお絵描きをして、LINEスタンプを作って販売してみたのだった。飛ぶようには売れなかったけれど、いくつか売れて、よい経験になった。無から産んだものがお金になるのは、なかなかない体験だった。


今度は骨折を機にあれこれ妄想をしている。私と言うやつは本当に落ち着きがないやつである。




手術から一週間経ちました。昨日からリモートワークで仕事に復帰しました。昨日は2回目のリハビリをしましたが、指の動きは90%位戻りました。


超音波機器もリハビリメニューもお薬も欠かさず、傷口を水につけることもせず、おりこうさんに探していますが、暮らしには他にもやることがあります。今回は、利き手手首骨折した治療中の暮らしを書いていきます。


 保険申請

もしもの保険にあれこれ入っていたこともあり、所謂、医療保険が利用できます。この申請をしなければなりません。困るのは、これらの申請は紙ばかりです。利き手を骨折しているから、とにかく書くのが一苦労です。


確かに怪我をして入院、手術をしたからいただけるわけですが、これは悪用する人がいてもおかしくないとも思いました。だから、申請は簡単ではないのかな?しかたあるまいと思ってます。


同様に、調剤薬局でお薬をもらうとき、ここでもまた記入してくださいといわれます。日頃、私は利き手にどれだけお世話になっていたかと思い知らされる日々です。人はあたりまえは見えない、関心あるものしか見えないという嵯峨なんでしょう。


 日常の活動

私はワンコと二人暮らし。退院したら食事は自分でやりくりする必要があります。ワンコの散歩は、マンションのルールで敷地外まで抱っこせねばなりません。我が相棒ワンコは15kgある中型犬。抱っこ紐に入れて、なんとかやりくりしてます。


散歩の後、足の裏を拭くときのタオルを濡らしてしぼる動作は流石に難しいので、絞る片端を肘で押さえて左手で絞ってます。


 食事

お料理はワンコのご飯のために、野菜を切ったり、洗ったりしていますが、左利きスタイルです。右手にはビニールを被せ、輪ゴムで止めています。


ゆっくりにはなりますが、料理は作れます。まずはワンコの食事だけからはじめました。日々回復を感じるので、次は洗い物、その次は自分の食事と日々何かひとつ無理なくやるようにしています。昨日は麻婆豆腐をつくりました。普段ならご飯も炊くのですが、手際よくはまだできません。自宅に戻る時にそんな予感もしていたので、レンジでチンするお米をAmazonで購入しておきました。


 余暇

端的に言えば、今はとても不便です。けれども、空気を吸うように当たり前に使っている自分の身体の大切さを実感する素晴らしい体験をしているとも思います。


私はDIYや、裁縫•刺繍、絵を描くなども趣味で、生まれつき手先が器用です。ですが、自分の不注意で右手を痛めてしまいました。ものづくりをしていると、傷がついたものは修理しても新品と同じにはなりません。故に、私の右手も、何らかの違いに向き合うことになると思うのです。けれども、それも含めて私の人生だと思います。趣味ができるくらいに戻れたらいいなぁ。。


そんな訳で、今の余暇はNetflixで映画やドラマを観たり、スマホアプリでのカラオケ、普段はしませんがスマホのアプリゲームで暇つぶししています。仕事に早々に戻れたのは、最大の時間潰しです。


 バイクには当分乗れない

この先どうするかなぁと思うのはバイクのことです。バイクは無傷でいつ走りに行くのかと駐車場で待機しています。でも、たぶん当分乗れそうではありません。この際、手放してしまうか考え中です。


バイクは右手は前ブレーキとアクセルを操作するので、握り、ひねる動きがあります。リハビリの結果、うまく動けばまた乗れるかもしれませんが、少なくとも現時点では指はかなり動くものの、手首は固定している結果か、上下左右に驚くほど動きません。


これまで、閉所恐怖症のため四輪車は避けてしまっていましたが、バイクではすり抜けもせずにいたので、四輪車でも大丈夫かも。親も年だし、ワンコを預けて旅に出かけるのも限界かなとも考えていた矢先のことでもあります。バイクは大型バイクなので、軽自動車と大して変わらないので、乗り換えてしまうことも考えようかと思います。


 仕事

私はリモートワークかつフレックスタイムなので、通院やリハビリには通いやすい環境です。私のバイク仲間には調理師さんもおられますが、もしそうした仕事だったら生活を直撃してしまうでしょう。


そんな私でも、実はパソコンでマウスを使って図を書いたりしなければなりません。ところが、手の固定が邪魔をして、マウスが握れません。不自然に膝を高く上げなければならず、これは仕事にならないかもしれないと、対策を考えていたのですが、いいものを見つけました。


親指でボールを回すことで、マウス自体を動かす必要がないものです。しかも、セールストークが「手首を楽に!」とは!!


Amazonで3000円台で買えました。早速手を置いてみると、固定が手のひらに伸びていても扱えます!これでなんとか仕事はこなせそうですが、操作に慣れるように練習を始めました。


と言った感じに、治療以外にも骨が折れることが色々あるけれど、向かい合って、よい人生の刺激と思って楽しんでみようと思います。

手術後はまずは感染予防で、抗生剤の点滴から飲み薬へとなっていきました。

 

 

痛みは、直後のピークからドンドンと痛みが緩和していきました。それでも痛み止めが切れると鈍痛がきます。これは我慢せずに痛み止めを求めるのが正解だと思います。

 

私は午前中の手術でしたが、なんだかんだで4時間程度後に病室に戻ったそうです。13時半にはこんな日なのに仕事のLINEがきて、緊急だと言うので、今は無理と返信しました。夕方には、ひと段落と思って、iPadで映画を見ていました。それくらい回復は早いです。そんなこともあり、退院は手術の翌日にさせてもらいました。

 

 リハビリ生活

かといって、普通に戻ったわけでもなく、退院前に最初のリハビリがはじましました。固定されているので、出来ることは少ないです。そして、元通りには指は動きません。リハビリは必須。そして経過を観る診察も。かくして私の毎週のルーティーンに、診察とリハビリが加わりました。

 

さらに、骨の再生を促す超音波機器をレンタルして持ち帰ることになりました。断続的に20分程超音波を当てる機械です。その使い方も習い、三日坊主のはずの私は、しっかり朝起きたら、包帯と固定具を外し、腕を洗い、超音波測定して、その後は教えてもらったセルフリハビリ。

 

すっかりモーニーングルーティーンができました。せっせと毎日やってます。

 

 

手首は簡単に骨折してしまうそうです。しかも、手術を伴います。私自身、医療保険などに何十年も入っていますが、初めて利用することになったくらい、まさか骨折したり手術するとは思いもよりませんでした。

 

何かの縁でこのブログを読んでいただけるとしたら、同じ境遇の方ではないかなと想像します。少しでも心配が晴れたらと思います。医師目線でなく、患者目線の話です。なので、医療自体の話ではありません。

 

 手術の決断

骨折したのはちょうどゴールデンウィーク中だったのですが、同僚に連絡すると、お決まりのやり取りになるわけです。そして、どれだけ痛かろうという想像をされます。そして、手術するともなると、相手の想像力は爆増します。経験していない人は、私自身を含めて、映画やドラマで見た大袈裟な演出をイメージしてしまうのだと思います。

 

私自身は、折れた時点で目の当たりにしている腕は尋常じゃない形をしているので、手術が必要なのはなんとなく覚悟していました。でも、これからどうなるのかな?その心配の方が大きく感じていました。不思議と痛みとは感じず、鈍痛ともいうか、ズーンと重怠い感覚だったので、同僚の痛みへの想像とは全く違う感覚でした。

 

最初の診察で、2名の医師が手を引っ張り、まずは骨をおおよそ元の位置に戻してくれました。そして、私が閉所恐怖症だとしてもCTは撮ることを強く勧めてくれました。やってみよう。そう思わせてくれました。

 

CTの技師も理解してくれたので、うつ伏せで手を上に上げた姿勢で撮影してくれました。ウルトラマンの姿勢です。そして判明したのが冒頭と次の写真です。

 

最初の写真の通り、手で引っ張っても戻り切らず、腕の骨の先が落ち込んでいるのがわかります。

こちらの写真では、手の関節を受け止めるお皿がパリンと割れています。静止画にしていますが、クルクルと自在に3Dでみることができました。客観的に観れるというのが、医師も患者たる私自身も、とてもよく状況が理解できると思いました。

 

一昔前は、この状態で骨がついてしまったのです。となると、元のような手の向きや動きは期待できないのは自明です。こうしたことが、手術はしたほうがよいと本人が思える理由になりました。

 

 手術への不安

手術は麻酔をするから痛くないのですが、私の持病たる閉所恐怖症とは、のび太がいう狭くて暗いではなく、逃げ出せない空間、束縛の状態が苦手という症状です。このため全身麻酔をすることになりました。

 

全身麻酔の何が怖いかというと、事前のリスク説明です。万が一とかに備え、しっかり説明する必要がある時代ですからしかたないですが、その内容が一番怖いことでした。

 

持病と共に楽しく生きる道を選んだ時点で私は他人と比べることをしなくなりましたから、全身麻酔は私だけだろう。持病のことでリスクを大きく負担するのも私の人生だと思いました。ところが、いざ入院してみると、5人部屋のうち5人ともが同じ骨折の人を含めて全員が全身麻酔でした。ちなみに、全身麻酔でない場合は肩から先が麻酔となり、壁つくられて手術しているところはみれないそうです。

 

事前の説明でギョッとしたのは、全身麻酔は呼吸が止まるので人工呼吸にするため肺にチューブが入るのですが、これがボールペンの太さくらいといいつつ、説明の手が示す大きさは1cmは超えていて、麻酔が覚めてもチューブは入っているということが一番怖く感じました。医師が伝えたいのはそのチューブが整体のところを通るから、あとから声がしばらく枯れてしまうことがあるという話なのですが、私は太いチューブが喉に刺さっているイメージが怖かったです。私の後に入院して来た人が説明を受けていて、やはり同じところでギョッとしていた感じでした。カーテン越しでも声のトーンとかでお察ししてしまった感じです。

 

 全身麻酔

手術服を着て、歩いて手術室に向かいます。手術室は広いところを選んでくれたのかもしれませんが、開放的で皆さん暖かく対応してださいました。手術台に自分で乗り、心電図のセンサーなどパチパチとつけていく。このあたりで、閉所恐怖がチラリとよぎりました。でも、看護師の方の手際はとても素早かったです。

 

マスクの上から酸素マスクをつけ、いよいよ麻酔。映画トップガンでみた航空母艦の甲板かのように、看護師はえんじ色、医師は黒、そしてオレンジ色の人が入って来て、麻酔の担当です。では、麻酔始めます。というので、私はある計画を話し始めました。

 

私:普通は数字を数えるのですよね?

麻酔医:うん、そんなかんじ。

私:歌、歌ってもいいですか?

執刀医:いいですよー

私:えっと、あいみょんのうたなんですけど。

。。。

 

5秒後の感覚の後に。。。

 

執刀医:終わりましたよ。わかりますかー。

私:わかります!

付き添いの親戚:大丈夫?

私:大丈夫。腕のいいドクターXにやってもらったから!

 

なんなんだこれ。笑

 

これ本当の話です。というくらい、全身麻酔はストンと眠り、スカッと目覚め、自覚的には数秒しかなく、麻酔から目覚めた時のチューブなど自分が意識を持てるよりも前に抜かれてます。だから、これから手術という人で心配な人は、私の経験からすると、本当にあっという間だと断言できます。

 

 痛い!

しかし、麻酔から覚めた私は、切開したところの痛みが経験したことないくらい痛くて、いたたたたた!!!といっていて、映画で見たことがある、モルヒネを打ってくれ!状態でした。

 

うぐぐぐぐぐ。

 

筋肉注射なのでちょっと痛いですよ、と看護師にいわれたけれど、いや、それ以上に痛いからおねげーします!という感じでした。

 

映画と違うのは、即効性があるわけじゃないこと。うぐうぐしばらく言ってましたが、時間が経つごとに確実に痛みは収まり、5時間後にはiPadで動画を見ていました。痛み止めは間隔をあけねばならず、錠剤、点滴、筋肉注射のサイクルなのですが、手術中の点滴から筋肉注射で、そろそろ痛いなぁと錠剤をもらい、寝た後、午前4時くらいにナースコールで点滴をしてもらいました。

 

同じ病室に同じ骨折で私の後に手術する人を怖がらせてしまったようで、ベットの横を通ら過ぎていくときに、そんなことをいうのが聞こえてしまいました。申し訳ないけど、声に出てしまうくらい痛かったです。

 

でも、私は正直ものなのかもしれません。私は確実に痛さが取れて、よくなってるなぁと実感して、医師も看護師も共通理解をしていたのです。ところが、同じ病室の方は、医師や看護師には痛くないと言うのに、いなくなると、うめくように痛い痛いといっていました。医師や看護師さんに、痛いといってしまってすいませんでしたといったら、全然いいんですよ!って言われて、少しホッとしました。

 

生々しい体験としては、流石に切開すれば痛い。でも、お薬で痛みは確実に取れていきます。痛いことを我慢するより、お薬で和らげてしまう方がずっとよいと思います。痛み止めは効く。だから、心配ないですとお伝えしたいと思います。

 

今回は、何かの偶然でこのブログに辿り着かれた同じ境遇の方が、少しでも患者目線のはなしで気持ちが楽になればと思い、まずはこのあたりだという話を書きました。

 

健康な人は健康でない人をどこか残念に思う傾向があると思うのですが、いざ自分がその立場になればわかると思います。私自身、他の病気や障害などで困っている人自身の気持ちはおしはかりようがありません。身近な人に、私が経験したことに近いことがあったなら、参考にしてみてもらえたらと思います。

 

 

 

 

最初の記事がこれになるとは。。。

 

50歳になり後半を楽しもうとバイクの免許を取った。素晴らしい景色をたくさんみて来た5年間。本当に人生がパッと明るく開けた。もはや持病である閉所恐怖症もあって、バイクのオープンさは気持ちを楽にしてくれたのだ。

 

なのに・・・

手首の骨を折ってしまった。しかも右手。利き手でもある。

 

最初は捻挫だと思っていたけれど、長袖を脱いでみると、私の右腕はユリゲラーが曲げたスプーンのようになっていた。あまりにグロテスクであるから、そうした写真は掲載しないでおこう。

 

歩いて病院へ行き、レントゲンを撮り、手首の骨折とわかったのだ。あぁ、やっぱり。そりゃそうだというのが感想だった。

 

橈骨(とうこつ)端骨折。手のひらを腕につなげる2本の骨のうち太い方の先端が折れてしまっていた。写真の骨は本来腕から手間で一直線なはずなのに、このずれようである。

 

不思議と痛みはないのだが、普通はあるらしい。私にとって痛いとは、お腹がシクシク、キリキリ痛い時や、歯がズキズキ痛んだり、切ってしまって、ジンジン、ズキンスギンと痛い。そんな感じだ。しかし、今回の骨折は「ズーン」であった。だから、これが痛いのかどうかわからなかった。「痛いですか?」「これが痛いということなのかが、わかりません。」「痛みに強いんですねぇ」などと医師と話した。

 

レントゲンの後は、医師が手を引っ張り元の位置に戻し、固定する。その後、再度CTを撮影した。これは、引っ張っただけで繋がったかを確認するためだ。昔なら、石膏で固定し、数ヶ月してとれる。けれども、関節の動きなどに支障が残るという。実際、CTの映像で、折れた部分は戻り切っていなかった。手術確定である。納得感が激しく得られるので、CTは絶対に撮った方が良い。治そうという決意ができる。たぶん、ひっぱったのは、もう一つの腕の骨が外れていたのを間接にもどしたのではないかと思うが、もはやどうでもよいことである。

 

今の医療は進んでいる。手術してプレートで固定し、さっさと関節を動かす。関節は使わないとすぐに固着するからだ。できれば、入院も手術もないほうがいいのにと思ったけれど、なるべく支障がないほうが助かる。ここは前向きに向かい合うしかないと思った。手術で骨を元の位置に戻し、関節が動かなくなる前にリハビリをしたほうが早くよくなる。実体験したから、これは本当だと断言できる。

 

今はすでに退院し、リハビリ段階だ。不意に骨折してしまい、入院、手術、リハビリなどをする経験は、私にはとても新鮮でポジティブに見えている。そんな闘病期から、この後の人生を再び考えていこうと思う。