あるのなら、使ってみよう、T-Connect


申し込み完了まで

週末になるので、地下車庫から出して再度チャレンジしてみたら、ウェブから登録が完了できました。申し込み途中でトヨタのセンターから車体に通信する必要があり、そのためには車体電源をONにしておく必要がありました。もちろん電波も届く必要があるわけです。この電波はスマホとディスプレイ装置のBlubtoothではなく、KDDIのモバイル通信が埋め込まれているようです。


車体との通信が出来て、申し込みフォームが書き込めるようになり、最後の申し込みをするボタンを押したら、失敗したのでオペレーターに電話で質問してくれと出てきてズッコケました。多くの人は、言われた通り電話するんですかね?


マニュアルやらウェブの案内には車体の電源をONにして!とは書いてなかった気がしますが、ウェブの申込みフォームを書いている間に、車体電源が自動でオフになってしまって登録完了できないのでは?と怪しんで、再度チャレンジしたらあっさり登録が終わりました。最後の申し込み完了時も車体と通信して、契約情報を埋め込む必要がありますからね。


つまるところ、T-Connectの申込みは、車内でスマホを利用して登録するのがベストなのだとわかりました。


さぁ使えるのか!?

さて次はT-Connectボタンを押してでてくる画面がどんなふうになるのだろう?ワクワクしながらT/Cボタンを押してみました。


すると、前回チャレンジしたときに何度見たかわからないメッセージがまだでてくるのです。「スマホにToyota Smart Device Linkアプリ入れてBluetoothペアリングしろよ!」という意味の内容です。なんと忌々しい!


あー、もう無理!!って思い、アプリ消しちゃってたんだ。すまんすまん。


そこでスマホのアプリストアからまたダウンロードしようとしても、ん?ん???アプリが出てこなくなっている???!!!販売店カーナビ用のfor DHというものだけでてきます。


でも、画面に変化はあり、メンテナンスのお知らせがあれば表示しますというメニューが増えていました。でも、それってメールやSMSでよくない?


終わってた!

申し込んだのに、T/Cボタンを押しても一つもアプリが出てこないことに落胆し、そもそも、繋ぐためのアプリもインストールできない。


そこで、再度調べてみると、Toyota Smart Device Linkは2022年8月末で終了していたことが判明しました。



スマホが主流なのに、何故に自動車業界標準を作ってしまったのさ?それって、ドコモのi-modeがAppleとGoogle(Android)に食われたのと同じ構図だろう。ウェアラブルでどの場面にでも登場するスマホと、車の中にしかいないナビでは、そりゃナビの方がアプリ数も競争による開発な活発さも雲泥の差だ。勝ちたければ、インフラではなくその上のアプリで勝たねばダメな時代だ。例えば、LINEやChat GPTはインフラを選ばない。


そんなわけで、気がついてしまいました、Smart DeviceLinkとはディスプレイオーディオにスマホ内アプリを見せる仕組みであり、Apple Car PlayやAndroid版ナンチャラと被っていて、トヨタはその分野から撤退したということなわけでした。調べてみると、Smart Device Linkはフォードとトヨタで2016年末に設立されたコンソーシアムでした。




となると、T-Connectって何者なのか?というと、Apple Car Playがスマホと車を"連携"するのに対して、T-Connectは、車からスマホに情報を渡す"通信経路"なのでした。(車->センター->スマホ)スマホが受信できるようにするスマホ用アプリはMy Toyota +。


T-Connectの申込み完了後にMy Toyota+を起動したらちゃんと連携して、車の状態などが入手できていました。


これなら忘れっぽい私でも安心です。



エアコンを先にかけておくなど、リモート操作には追加月額220円かかるけれど、寒い地域での暖房や窓の霜除去や、真夏の暑い車内を冷やしておくなど、使い道はかなり高い。毎日通勤に使う人ならMUST BUYだろう。


私の場合はどうかといえば、ロックしたままエアコンが使えるという意味になり、寒さ、暑さの中、ワンコを車で待たせる時に使えそうだが、年間契約なので少し考えてみよう。この他、盗難対策系のサービスも別に申し込むこともできるが、私はなにせ地下駐車場。電波は届かず、車庫から出すのも一苦労だから、ターゲットにはなりにくい。しかし、今後外出が増えたら、リモートエアコン稼働一択で利用してみる価値はあるだろう。