ヤリスクロスのシフトにブーツをはかせようとDIYをコツコツ試し、納車を待っている。単に、三角形のブーツをかぶせれば完成、という手もなくはないのだけれど、どうも何かが違うのだ。

 

謎を解く

シフトブーツを現物合わせにしても、実はあることに気づけないとブカブカなブーツを履くことになる。

 

シフトを横から見るとこんな動きをして、ブーツはこんなにも最短距離が違うのだ。当然長いところに合わせないと、入らないギアポジションができてしまうから、ブカブカになるのだ。まぁ、パネル上面でシワになるから大丈夫ではある。しかし、欧州版と明らかに違う。そこに違和感を感じるのである。

 

こういうときは、欧州版のシフトブートをよく観察するのが一番だ。すると、ある発見をした。

 

ブーツの裾はパネルの上部でシワになっているもんだと思い込んでいたのだが、実はパネルの下に沈み込んでいると分かった。しかも、パネルと下に沈み沈み込む場所の間には仕切りがあることも分かった。この仕切りがあるおかげで、自然とパネル下に革が沈み込む場所が特定される。

 

日本版ヤリスクロスのシフト部分もよく見ると、パネルよりもかなり深い溝になっているのだ。つまり、欧州版の革が沈み込むのはこの同じ溝なのだろうと推測した。

 

DIYの楽しさの一つが、こうした仕組みが紐解けたときだ。

 

慌てないこと

早速ためしたくなる。最初は針金でつくってみたのだが、シャキッと真っすぐにならない。そこで、樹脂板をカットして作ってみた。ところが、樹脂の切り出しの大きさに失敗した(笑)

 

 

慌てても良いことはない。

 

また試してみればいいさ。やはりDIYはのんびりやるのが一番だ。でも、失敗を楽しむのもDIY。

 

でも、なんだか悔しいので、面倒だがもう一回。

 

 

良い感じの出来である。これがあると実はパネルの接着性を向上できたりもする。

 

世は繋がっている

この樹脂板のカットは実は課題だった。キーホルダーの革ケースを作るときも、この樹脂板をカットするのだ。だから、どれくらいカットし易いかも試すことができてちょうどよかった。

 

物事が良い方向に進む時は、色々なことが自然と繋がっていくのを感じる。

 

そういえば、どうせ、シフトブーツもこのも入れトレイも革で作るなら、シフトノブの革カバーも作ろう。そうなると、シフトパネルはマットブラック、ブーツはグレーに白糸ステッチ、シフトノブはブラックと、同じ革でも色や模様をコーディネイトもできるだろう。