もう、3週間前になるのだけど、
暑い中、チバニアンに行ってきました
ビジターセンターの方がガッツリ説明してくださったので、
今回はチバニアンについての、自分の理解と認識を残すためにブログに書き残します
〜チバニアンの地層とは?〜
千葉県市原市にある77万年前の火山層で、
それを目印に地磁気逆転現象の痕跡が確認できる
世界でも類の見ない地層です。
地球の歴史の中で77万4千年前方始まる地質年代の名称をチバニアン(千葉時代)と2020年に正式に認定されました。
地磁気逆転とは、都市伝説界隈?で話題になっている
ポールシフトのことです。
N極が北、S極が南」が逆転するポールシフト自体は
数万〜数十万年ごとに繰り返されているそうで、
なんと、地球の歴史上、11回もあったそうです
方位磁針を使うと、地球上どの場所でも
必ず、N極が北を指します。
なぜ、方位磁針が北を指すかというと…
地球自体が大きな磁石のようになっていて、
現在の地球では、北極がS極、南極がN極の性質を持っているので、
方位磁針のN極が、地球のS極に引き寄せられて、方位磁針は北を指すのです。
現在の北極がS極の性質を持っているからN極を指すなんてたぶん、超基本的なことなのだろうけど、
全然知らなくて
さて、地磁気というのは、地球が持っている磁力のことなのですが、
この地磁気があるから私たちはこの地球に生きていられるそうで。
例えば、渡り鳥や魚や虫の一部は地磁気を感じて方角を判断しています。
また、太陽から吹きつけてくる高温の粒子である太陽風が地球にモロにぶつかるのを防いでくれるそうで、
地軸がずれてくると太陽風があたる角度が変わってきて、地球にいろいろな弊害が起きるそうです。
特に最近よく聞く太陽フレアが起こると
その弊害は倍増
〜太陽フレアと太陽風〜
太陽フレアとは簡単に言うと太陽で起こる爆発現象。
電気を帯びた電子や陽子などの素粒子が太陽から飛び出すのだけど、フレアがなくても、これらの素粒子が休みことなく飛び出しているのを太陽風と呼びます。
実は今の地球は周期的なこともあるだろうけど、
地軸が少しずつずれてきているようです。
二百年前に伊能忠敬がほぼ完璧な日本地図を描けたのは、
その時はN極、S極共に0度だったからそうで、
今の地球は東京で南に7.6度ずれてきているのだそう。
今後どうなるかは専門家の方達にもはっきりしたことがわからないそうですが、
少しずつポールシフトが起きていることは事実のようです。
そして、もう一つ、私が感銘を受けた話は、
このチバニアンの地層は、白尾(びゃくお)火山灰、
つまり御嶽山(長野・岐阜県)が噴火した時の火山灰が
降り積もった地層でもあるという事です。
77万年前に御嶽山が噴火して、現在の形に近いものになったらしく、
御嶽山は昔は富士山のような形をしていたという話と繋がり、面白いなぁと思いました
チバニアンの目の前には川が流れていて、
暑い日でも涼しいので、
ぜひ、行かれてみてください
あっ、川底には白い貝殻の化石や当時の川に住んでいた生物の移動した跡(生痕)化石がみられます