二月
し あ わ せ し あ わ せ
手をかざせば かすかに熱いから わけもなく「大丈夫だ」と言ってみる
曇りガラスに 立ちのぼる 哀しい体温
雨の祖国から まだ遠い 我等の二月
プラットホームに 打ち上げられた 我等の旅よ
玄界灘の彼方へ 花開いたお前の肉よ
世界はまだ 雑音に満ちてはいない 今も
雨の祖国から まだ遠い 我等の二月
遥かな時を超えて 我等の出会った場所は
(語り)
「すべて真の国家を問え 出会えるものなら
だけど笑い続ける 笑い続けるのは 昭和」
アスファルトに流れ続けるお前の血よ
玄界灘の彼方へ 花開いたお前の肉よ
世界はまだ 雑音に満ちてはいない
雨の祖国からまだ遠い我等の二月