排気口から音速に近い速さで排出された排気ガスをフロア下に通すシステム。
第1の目的が、大量の空気をフロア下に流し込むことです。極端なハイノーズにしなくてもフロア下に空気を押し込むことができます。
第2の目的、これはもっと凄いのです。ノーズから押し込められた空気は、マシンが進んでいる速さと同じ流速しか持っていません(実際にはディフューザーにより加速されているのですが、入った直後は空気との相対速度のみ)。例えば300km/hで走っているときは300m/hの流速、80km/hで走っていれば80km/hの流速です。しかしエキゾーストから出た空気は、何キロで走っていようが排気されていれば常に超高速でフロア下を流れることができます(エンジン回転数には左右されますが)。重要なのは流量よりも流速なのです。
例えばティッシュを二枚3cmくらいの間隔で吊るし、上から2枚の間に息を吹きかけると引き付けられますよね。あれは境界層の流速が遅く、それを相殺するように主流の流速が速くなるため、ベルヌーイの定理により負圧が生まれ、引き付けられるのです(境界層は粘性摩擦によりエネルギーが奪われるので正圧は発生しない)。同じことがフロア下で起こっているということです。さらにディフューザーにより跳ねあげられるので、フロア下の流速はさらに速くなり、より強大な負圧が生まれることになります。これが前方排気システムの仕組みです。
> エキゾーストブロウンディフューザーとの相違点
フロア下の流速を上げるという点では同じですが、手法が全く違います。ブロウンディフューザーは、流速の速い排気ガスをディフューザー上に流し、その空気でフロア下の空気を引っ張り出して流速を上げ、ダウンフォースを生み出すのが目的です。対して前方排気システムは、そもそも速い空気をぶち込んでしまえばいいという単純明快な考え方です。うまく行けば絶大な効果を発揮すると思います。

【 ルノー「前方排気は初テストから期待外れだった」 】
ロータス・ルノーGPのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンは、今季マシンR31の前方排気システムという実験は失敗だったと述べた。
冬季テストの時点ではこのシステムは成功に思われたが、実際には期待されたようなパフォーマンスを発揮せず、チームの開発の可能性も限定される結果となった。
「大胆な試みだったと思うが、最終的にはこの実験は失敗に終わった」とアリソン。
「前方排気のレイアウトを採用したのは我々のチームだけだった。大きな期待を持ってこれを採用した。風洞上では非常にいいデータが出ていたのだ」
冬季テストでルノーはいいタイムをマークしていたものの、その時点ですらルノーはマシンに失望していたと、アリソンは明かした。
「最初はまずまずいい状態だった。それでも、最初のテストで期待したほどダウンフォースが高くないことは明らかだった」
「その後のシーズンはエンストンの全スタッフにとって厳しいものになった。このレイアウトには非常に大きな期待を抱いており、もし成功していれば、コピーするのはほぼ不可能なものだった。だが非常に開発が難しく、低速コーナーで基本的な弱点を持っており、それが1年を通して我々を苦しめ続けた」
「2012年に完全に新しいエキゾーストレギュレーションになり、新しく出直せるのを楽しみにしている」

※ 最初の説明文は某知恵袋から拝借、文章細部を私好みに整えました。
結果は F1 情報サイトから そのまま借用。
昨シーズン、ルノー ( 今のロータスね ) が採用し
大きな話題をカッさらった、前方排気システム。
結果は思わしくなかったようですが、何事も失敗は ツキモノ。
トライ & エラー の 繰り返しが 進歩への道。
こういう新しいシステム、何だかワクワクしますよね ♪
*
ミナサマご存知の通り、現在冬眠中の イチゴくん。
たまにチョイと動かし、エンジンを掛けたりしているのですが ・・
( たまに埋まったりとかw )

ガレージ内にクリーンな排ガスが充満し、極めて危険。
アパート内車庫でエンジンを掛けっぱなしにして車内で睡眠、
住民ともども ・・ なんて痛ましい事故も過去どこかであったよう。
マジでシャレになりません !!!
やむなく ほんの数分しかアイドリングできず
バッテリーは 日に日に弱っていくばかり。
アガったらばジャンプすればイイだけなのですが、何事もトライアルが大事。
ルノーチームに触発され、我がスクーデリアも新システムを開発しました。
こんな資材を調達。

近所のホームセンターでは 100 Φ か 150 Φ しか取り扱いナシ。
少し離れた プロユース ( ? ) のお店で 125 Φ を発見、調達。
( @ 990円 )
ASF 謹製 ・ SPL 前方排気システム 完成 !!!!!!!

誰ですか、「 ダクト繋いだだけぢゃん 」 なんて言ったのは ( ̄∇ ̄+)

ただ差し込むだけでは、排圧でスグに外れてしまいます。
ホースバンドで 軽めに固定 ( @ 310円 )。

クリーンな排ガスが モクモクと出てきます。 まさに煙突が如く。

フロア下に流している訳でもなく、ディフューザーに当てているでもなく。
なんら速さに繋がるものではありませんが
まずは 大 成 功 !! でしょうか ♪♪

20分くらい アイドリング。 水温計が動き始めたところで終了。
本当は もう少し長い時間エンジンをかけておきたいのですが
SPL 前方排気システム は、残念ながら消音効果は ほとんどナシ。
おまけに振動でダクトが ガタガタガタガタ ・・ 結構な騒音 (>_<)
それでも、ほんの数分 ⇒ 20分間 は かなりの進歩でしょう !!

これで 春までバッテリーをアゲずに済む ・・・ かな ??