そこからか | つれづれなるままに、シルビア。
某女性ブロガーさんに敬意を表して(^0^)/


「初めて」は誰にでもあります。
分からない事は、恥ずかしがらずに知っている人、先輩に聞くのが一番の近道です。

聞かれた方としても、最大限の知識を教えてあげるのが、頼ってくれた人に対する礼儀だと思います。

でも、たまに「それは…」と思う事を聞かれる場合もありますよね。
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会社で、私が前の部署にいた時の話です。

我社は一応、入社の条件として「普通免許保持」と言うのがあります。
なので、「車を運転できる人」が入社してきます、一応。

とある若手社員。事情により、充分な教育期間も無いまま、一人で得意先回りに出させる事になりました。

同僚と私の二人で、名刺交換の仕方、挨拶、商談の仕方を叩き込み、出張に送り出しました。
商談に関しては、新規飛び込みではなく既存のルート、そして私が長年担当していた地域でもあり、それほど不安はありませんでした。何かあれば、得意先から直接私に連絡が入るだろう、新人のやらかす不具合もたかが知れています。長年気心も知れた顧客、充分にフォローは可能です。

ただひとつの不安、それは車の運転でした。

「気をつけれよ。大丈夫か」
「…なんとか」

送り出した日、早速得意先から連絡が入ります。

「有明くん、新しくくる人、まだ来ないんだけど」

携帯に連絡を入れます。

「ドコにいんのよ」
「スミマセン。雪道でハマッちゃって・泣」

まあ、想定内です。

「そっか。じゃあ、まずは車を出そうか。バックと前進を繰り返しながら、振り子の要領で脱出しよう」
「それが…エンジンかかんないんです。バッテリーがアガッちゃって・泣」

バッテリーが…上がる?上がるか普通。もしや…?

「おい、ギヤどこに入ってる?」
「あ、あの、えっとぉ。分かんないす・泣」

今にも泣き出しそうです。イヤ、泣いています。
決して私がコワくて焦っている訳ではないと思います、多分・汗。

「よく聞けよ。まずブレーキを踏んで、ギヤを一番上のPに入れて、それでもう一回かけてみ」
「はぁ。あ、アッ、かかった!かかりましたー♪」

私と、隣にいた上司は、思わずため息…。
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それから少し経ち、彼もある程度は運転に慣れたようです。

でも、やはりマダマダ大きな車は苦手との言。大きいと言っても、別にトラックとかではなく、ただのワンボックス、キャラバンなのですが。

「おい、イケるか」
「なんとか。ただ、車庫入れがちょっと…」

何が苦手、と言えるだけでも成長の証と捉えてあげなければ。

そうと聞けば、早速練習です。得意先でブツケられたら、タマッタもんじゃありません・苦笑。

二人で社員駐車場へ。

丁度ひとつ空きスペースがあります。隣は他部署の部長のプログレ。緊張感を持たせるため、そこを練習場所にします・笑。

まずは同乗走行。
私が車庫入れを実践し、横で操作を見せます。もちろん、一発完了♪

実は、私も少し緊張していたのは内緒です・笑。

次は、彼が運転。

最初の位置の取り方、ミラーの見方、ステアを切るタイミング…みっちり仕込みました。

午前中いっぱいかけて、まあ、なんとか合格点。

「ありがとうございました!」
「これで大丈夫だべ」
「はあ…。なんとか」
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そんな彼も、今は元気に外回りをしています。
心なしか、顔も自信に満ち溢れてきたような。

それにしても、教習所で最低限の運転は習ってきているハズなのに…。やはり、切羽詰まると言うか、必要に迫られる事って大事なんですかね(>_<)
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彼に何かを教える度、私はいつも独り言を漏らしていました。

「やれやれ…そこからか」
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