権威主義国家の末路? | ローライダー

 前回の当ブログの記事に出てきていた

 権威主義

っていうワード。

 これをネットで調べてみると

 「権力を元首または政治組織が独占して統治を行う政治思想や政治体制のこと」

と出てくる。

 まぁ、アジア周辺でいえば、ロシアや支那、北朝鮮みたいな国ってことですね。

 ここではロシアに焦点を当てて述べていきますが、ロシアって国は政治体制がどんなに変わっても、この権威主義ってのは変わらなかったんですね。


 皇帝が支配する帝政ロシアでも、共産党が支配するソビエト社会主義共和国連邦でも、そのソビエト社会連邦が崩壊して、やっとのことで民主化が根付いたと思われていたロシア共和国になっても、結局は為政者が権威主義を振り回して国を統治してきた。

 これはもう、ロシア人の民族的な特性と言ってもいいんじゃないかと思いますね。

 で、ロシアの支配者ってのは、常に国民に対するカリスマ性を発揮し続けなきゃいけないんだ。

 いや、むしろそれをロシア人が為政者に求めてきたってことなんだと思います。


 帝政ロシアのツァーリ

(最後のロシア皇帝 ニコライⅡ世)

 

 ソビエト連邦の共産党書記長

(共産党書記長 ヨシフ・スターリン)

 

 ロシア共和国の大統領

(みんな知ってるプーチン大統領)

 

 ロシアの国民にとっては、どれも同じ意味なんだろうと思います。

 

 歴史的に見ても、この国には本当の意味での民主主義ってのは根付かないんじゃないのかな。

 為政者が権力にしがみつくために、他国に攻め込むなんてことは、民主主義の国ではあり得ないことだもんね。

 現代ではもう、権威主義では国の統治はできないってことに気づけないんだよね。

 だってさ、こんな体制では経済的にも貧しくなって、必ず国民の不満は為政者に向くからね。

 何故なら、権威主義の国ってのは必ず周辺国から警戒されるし、対立を生むんだよ。

 国の発展よりも支配者層の贅沢が優先されるから、汚職も常態化してしまうんだ。

 だから、こんな国では、経済発展など望むべくもない。

 そうなれば、当然国民の不満が溜まってくる。

 世界で最も大きな領土を持ち、強力だと思われていた軍隊を持ち、有数の資源国であるのに、韓国よりも経済規模が小っちゃいんだからさ、ある意味不思議な国だよね。

 だが、経済発展なんかよりも、支配者層の権力維持の方が大事だから、国民の不満が膨らんでくる。

 そうすると、その不満を外に向けようとするんだよね。

 で、すぐに勝てそうな小国に、意味もなくケンカを売ろうとするんだ。

 もし勝てれば、経済的な苦しさなんぞ忘れて、アホな国民は為政者を英雄だと持ち上げてくれる。

 でもさ、もしも万が一戦争に負けるようなことがあれば、もう権威が失墜しちゃって権力を失い失脚するしかない。

 だから絶対に負けられない。

 

 そういうことだから、ロシア・ウクライナ戦争は結果は見えていても長引くんじゃないかと思うよ。

 プーチン大統領は負けを認めないだろうから。

 もし負けを認めてしまったら、その時点でカリスマプー様はTHE ENDだからね。

 それとも、側近たちが裏切って、プー様を権力の座から引きずり下ろすかだね。

 どっちだろうね。

 

 ちなみに、お隣の権威主義のC国も、よく似ているよね。