もうすぐ新しい本が出ます。
(発行が決まったらお知らせします)
そのことで、先日、江戸木箸の大黒屋さんを
スカイツリーの根元、墨田区東向島を訪ねました。
ご無沙汰をしていたにもかかわらず
変わらぬ笑顔で迎えてくださった竹田さん。
竹田さんとのご縁。
かなりまえになりますが
今度出る本の著者、装賀きもの学院の安田多賀子先生と
日本各地の伝統文化に関わる方々を尋ね歩く連載企画を持っていました。
「箸」をテーマにする号で、伺ったのが竹田さんで
竹田さんへの先生のインタビューをまとめる仕事をしていました。
改めて今回お会いして、いろいろお話をさせていただいて
今、実感したことは、「職人さんってすごい」でした。
当時ももちろん「職人さんのすごさ」を感じていました。
ただ、当時の私は、自分がどこかで、何かで、聞いたり見たりして
「職人さんはすごい」という前提を仕入れ、
それをもとに「すごい」と裏付けていたように、今は思います。
今回、竹田さんとお会いして、お話しを伺い、お箸を見せてもらって
竹田さんという一人の職人、一人の人の個性、好奇心とそれを形にする努力
努力とも思わない努力・・・喜びと表裏一体の努力を感じて
ずーーーーーーーーーーーーっと話していたいくらい、
楽しくてなりませんでした。
私の目の前に、自分の能力をいかんなく発揮して生きている人がいる!
もっと話したい、ずっと、ここにいたい。
飽くなきチャレンジャーの言葉、姿を前に
私の方がどんどんパワーをチャージされている感じがしました。
本当に幸せな時間をいただきました。
スカイツリーの高さ、634メートルにちなんでつくった
六角と三角と四角が一体になった箸の話。
手元の先が六角で、持っているあたりが三角で、箸先が四角!!!!!
「どうやって作ったんですか!」
感覚
勘
毎日やるうちにだんだんわかってくる
なんとかならないかと考える
人間ってのは、持った瞬間にわかる
精密、精巧、精妙・・・
まだまだ箸に可能性を見出し続ける竹田さん。
息子さんたちがその後を継いでいらっしゃると聞きました。
こんなにも「飽くなき」姿をみていたら、追いかけたくなるというもの。
私は
「アクセスハートプロジェクト」という会社の仕事を通して
人は生きていくのに必要な能力はすべて自分の「中に」持っていること
人間のもつ「直感力」「思考力」「表現力」は、
磨き鍛えることに終わりはないこと。
可能性も全部自分の「中に」あること。
好奇心を持ち続けることの大切さ。
努力すること、一生懸命やること、本気ということ。
自分を認める。自分であることの喜びを知ること。
そうしたことを、仕事を通して実感し一つひとつ腑に落としている毎日です。
そういう今だから、
竹田さんの一言一言に自分の内側から呼応することができ
すとんと腑に落ちる「喜び」がありました。
でも、まだまだだと思います。
まだまだこんなもんじゃないぞ、と思います。
この先でまた竹田さん、そして竹田さんの箸を見た時に
感応する自分の部分は変わってくると思います。
変わっていきたいと思います。
伺った日は、私の誕生日でした。
本当に偶然のタイミングでしたが、何よりのパワフルギフトでした!