道の途中でヘビが鎌首をもたげていた。
(うわっ)
と、思うや否やヘビが飛びかかってきて
よりにもよってスカートの中に!
(まじかよー!)
左足の外側、フレアスカートにぶつかる感じで入ったので
左手でがしっとヘビが動かないように掴み押さえた。
「ちょっと手をかしてくださーい!」
通りすがりの人に助けを求めるも
ごめんごめん、とみんな通り過ぎていく。
(くっそー)
ふと、自分がヘビのどこを掴んでいるかが気になった。
(かみついてきたら…)
スカートを捲し上げ、ヘビをぶん投げた。
・・・夢というのはこういう時、思いっきりの力が入らない。
まだその辺にいたら…そんな気がして目が覚めてもドキドキした。