日本肺癌学会学術集会@みなとみらい | 肺腺がん、時々は乳がん記録

肺腺がん、時々は乳がん記録

1970年生まれ、女性、肺腺がん(2014年3月胸膜播種のためステージ4告知)、ALK陽性。ついでに2015年2月原発性乳がん(粘液癌)の温存手術もし、複合がん認定。病気になっても、病人にならないを目指しています。

1日目の昨日(11月26日(木))の日本肺癌学会集会に参加しました。

午前中、患者・家族向けのプログラムに参加したのですが、目新しい情報もなく、学会の本丸セミナーに目を向けることにして、プログラムを熟読。


私のターゲットは、基本ALK情報。

ポスター演題とシンポジウムを発見。


前者に行こうと会場に向かうと、入口のところで警備員にキックアウトされました。

ポスター会場は企業展示の向こうにあるのですが、企業展示は患者は立ち入り禁止。

首からカードホルダーをぶらさげていて、カードとひもの色で患者か、医療関係者か一目瞭然。


企業展示を通らずには行けないポスター会場には患者は行けない。

なんたること!レイアウトに問題ありじゃないか~。

ということで、とりあえずはあきらめる。


気をとりなおして、次はシンポジウム@大ホール

お題は 「EGFR、ALK-TKIの使い分け」


みんな早口で(2時間で5個の演目だし!)、用語(特に英語)も慣れていないので、当然、理解のレベルは低いです。でも、臨床の場では感じることができない、多くのドクターの熱意を感じることができて、良かったです。うまく言えないですが、救われたというか、自分もがんばろって思いました。


そんななかで、記憶に残った事項を伝えると、、、


ALKは症例数も少ないので、エビデンスとして積み上げの困難がある(→ドクターも手探り状態なんだな~)


第一世代のクリゾチニブ、第2世代のアレクチニブ、セリチニブ(現在レビュー中)に続き、Larlatinib、Brigatinibが控えている。(→長生きすれば、なんとかクスリの開発に間に合うかな)


クリゾチニブが長く効いている人はアレクチニブが長く効いている傾向がある(→げ、私だめじゃん)


ALKは脳転移の傾向が強いようだ。(→げ、やっぱり。ブログを見てるとそうですね)


面白そうなランチョンやイブニングセミナーもあったのですが、企業が協賛に入っているので患者は不可。

(企業にしてみれば、患者を受益させてもしょうがないですもんね)


今日はお休み。明日、また参加しようと思います。

ポスター会場の件、もう一回チャレンジしてみよう。

無理なら、なにかしらちゃんとクレームしよ。