数年前、自分にとっての北極星が消えてしまった。
消えかかっているころ、ロースクールで勉強を頑張っていると伝えると喜んでもらえた。
自分が頑張っていれば消えないんじゃないかとすら思えた。
それでも消えてしまった。
別れと司法試験の勉強は繋げるものではないとわかっていたが、それでもつながってしまう。
あのころの勉強は悲しかった。
条文を読むと、もっと早く勉強しておけばという後悔。
切り分けて、乗り越えなきゃと思ったし、できないのなら休学か退学をすべきだろうと感じていた。
それでも続けるしかなかった。せめて自分の中からは消えてほしくないと願っていたからだ。
それまでは自分が目指すべき方角に迷っても、変わらない光があった。
その光が消えたとき、光を目印にしていた者が迷子になるのは当たり前だ。
いまは自分で地図を書き、コンパスを調整しながら進まなければならない。
北極星は自分の心の中にしまってある。勉強とつながって思い出されることはほとんどなくなった。
ただ今日くらいは取り出して磨いておきたい。