愛してたのに


手を繋いで息子と寝る


昔はあの人と手を繋いで


一生をかけると信じてた
手を離さないと
私は誓った


いとも容易く
手は離されて
残されたのは凝縮された嘘と罪


自死するほどの悔恨もなく
すべてのリセットボタンを押そうなんて

こちらから捨ててやれと
言われたけど 


赦されるわけないでしょう?


哭きながら
赦しを請われて
それでも突き放して
絶望して
苦しまないと 


釣り合わないと思わない?


そんな不毛な思いはやめて
人生損するよ
早く手を切って未来に向けて

皆容易く言ってくれる

私の中の未来は
あの、泥のなかにあった

共に溺れる覚悟で
濁流に飛び込んだら
私を盾に彼は陸に上がった


なんて病んでる


の一言で終わるけど。



醜い気持ちを殺したまま
生きられるほど

私は器用ではない


消えない傷跡を残せよ
その身体に

一生悔やめよ
咽び哭きながら

恨まれても構わない


傷つけたくないと、
言うのなら
お前が 
のたうち回りながら
生きろ

楽になりたいなら
私を殺す覚悟で来いよ


ふたりとも
助かる道がないのから
あなたが死んで