ザラザラザラザラ

心の底で砂の流れるような
踏みしめるような音がする


会社で後輩がご主人の転勤で辞めるかもしれない、と聞いた。

そうか。
そうだよね。

信じていれば。ついて行けたなら。
辞めても問題ないなら。
普通なら。

ザラザラという。


私はあの時主人も主人の会社も信じられなかった
自分の信じることができる自分の会社と自分自身で
子供を守ろうと選択肢の中から選んだのだ

一か八かのかけで、子供を巻き込む可能性のあるリスクをとるか
非難されても子供と自分の身を確実に守るか


それでもザラザラと音がするのだ
これで良かったのか
本当によかったのか。