今回は女性の講師の方からご相談がありました。
「私にはふとした瞬間に嫌なことを思い出してしまうところがあります。何度も忘れようとしてもうまくいかないので、前向きに気持ちを切り替えられるようになりたいです」とメッセージをいただきました。
コメントの中にもあるように、何度も忘れようとする、ということで、逆に意図とは反対側に目線がフォーカスしてしまう。
気持ちを抑圧しようとするほどに、逆に気持ちを強めてしまうところもあったと思います。
自己中心的な人ほど、傷つきやすいと言われます。
例えば、自分はこれだけ頑張っているのに、報われない。これだけ相手のことを想っているのに、分かってくれない。
セルフトークの向け先が、他人に対しての不満に向いてしまっていることで、一方的に不満も膨らんでしまうものですよね(^^;)
自分はこれだけ頑張っているのに、報われない。→ 周囲の人も頑張っているのだから、自分ももう少し頑張ってみよう。
これだけ相手のことを想っているのに、分かってくれない。→自分の想いの押し付けになっているのではないか?ともう少し見つめ直してみよう。
といったように、同じ状況にあったとしても、いったん感情を相対的に見ることが出来ている人は、そこでの受け止め方も違ってきます。
どうして、自分だけが、と思えてしまうことで、自己中心的な視点で感情と向き合ってしまいます。
そこで、自分が辛く感じられることがあっても、同じような悩みを抱えていて、前向きに頑張っている存在もいるかもしれない。
相対的な視点で感情と向き合うことで、私も少し頑張ってみよう、という気持ちになれるところもありますよね。
今、自分が抱えている悩みは、自分だけのものではない。
その悩みを乗り越えて生きている人もいるのだからこそ、そんな他者の存在を意識することで、感情も相対的に和らぎます。
今の感情を相対的に受け止めてみるにも、抽象度の視点が働きかけの大きなポイントになります。
今回、お伝えした「ピエタ」の技術も、セッションでの意識状態(抽象度を高めたところ)から、働きかけることで、心の内面に伝わっていくはずです。
今回のワークも1つ上の視点を意識することから、取り入れてみてください。
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