父が亡くなってからの3日間、私は拭い切れない疑問や後悔で悶々としていました。
そして、ある知人の医師にメールをしました。
4日後の3月7日、私は急遽、部屋の家具の配置を変えました。
何も手につかない毎日から何とか抜け出したかったのです。
父のことを忘れたわけではありませんが、その日から涙も出ませんでした。
2日かかって40畳ある一階のリビングとダイニングの配置を全て変えました。
重いグランドもアップライトも、大きなソファもテーブルも全て動かしました。
なかなか気に入らなくて何度も何度も動かしました。
以前から季節が変わるたびに家具の配置やカーテンなどを替えていたのですが
父が亡くなってから急に暖かくなったのもあって、私は自分らしいとさえ思いました。
気分一新出来るような、そんな気もしたのです。
私は父が亡くなってから1週間実家へも行きませんでした。
というか、行けませんでした。
怖くて。。。
悲しみに打ちひしがれているだろう母を見るのも
寂しがっているだろう愛犬を見るのも
何より父がいた場所を、ベッドを、書斎を、リビングを見るのも
何もかも怖くて・・・。
母の力にもなってあげられないそんな自分が情けなく、そして親不孝だと思いました。