オフスプリングと言えば、オフスプ節なんて書かれ方もしますが、疾走感のあるパンクロック、でも覚えやすくて耳に残るメロディ。またはユーモアや皮肉を交えたポップな曲なイメージですが、
Fix youは異色です。スローなテンポの曲はありますが、これはバラードで、初めて聴いた時は正直「なんだこれ」でした。
でもブランクを経て、訳してみると、とても心にしみる詩でした。というか、色々と考えさせられます。
※育児に専念していたので、12年ほど聴いていませんでした。音楽を聴く余裕も時間もなかった。


このアルバムに収録されてます。
「Rise  and fall  rage  and  grace」



FIX  YOU
She  wakes  up
Rage  snd  grace
Pulling  me  closer  and  pushing  away
And  me 
The  sharpest   thorn  on  your  vain
Twisting  and  turning
We  all  intertwined
彼女は目を覚ます
激情と優美
僕を引き寄せては突き放す
そして僕は
君のつるの、いちばんとがったトゲ
曲がりくねってまわって
ぼくらは絡み合う

Broken  wing  empty  glass
The  words that  scream  and  bounse  right  back 
She  says,  you  know  
We'd all like  to  rearrange
折れた翼、空っぽのグラス
叫んで跳ね返ってくる言葉
彼女は言う、
私たちはみんなやり直したいと思っているのよ

I  wish  l  could  fix  you
And  make  how  l  want  you
I  wish  l  could  fix  you
And  l  wish  you  could  fix  me   
君の抱えているものを解決してあげられたら
そして君を僕の思うようにできたら
君の抱えているものを解決してあげられたら
そして君が僕の抱えているものを解決してくれたら

I  wish  l  could  heal  you
And  mend  where  you  are  broken
I  wish  l  could  heal  you
And l  wish  you could  heal  me
君を癒してあげられたら
そして君の壊れたところを直してあげられたら
君を癒してあげられたら
そして君がぼくを癒してくれたなら

A  beaming  sunrise  buries  the  night
The  setting   sun  destroy  the light
She  says,  baby
I've  gotta  get  going 
Cutting   each  other
Without  even  knowing
朝陽の光が夜を埋める
太陽にその灯りを破壊してもらおう
彼女は言う
私はもう行かなくちゃ
私たちは知りもしないで互いに傷つけあっているのよ

She  sees  a  million  stars  like  holes  in  the  sky
And  all  God's  tears for  her  they  cry
And  l'm  in  her  rain
彼女はまるで空にあいた空洞のような百万の星を見上げる
それはすべての神々が彼女のために流す涙
そして僕は彼女の雨の中にいる

I  wish  l  could  fix  you
And  make  how  l  want  you
I  wish  l  could  fix  you
And  l  wish  you  could  fix  me   
君の抱えているものを解決してあげられたら
そして君を僕の思うようにできたら
君の抱えているものを解決してあげられたら
そして君が僕の抱えているものを解決してくれたら

I  wish  l  could  heal  you
And  mend  where  you  are  broken
I  wish  l  could  heal  you
And l  wish  you could  heal  me
君を癒してあげられたら
そして君の壊れたところを直してあげられたら
君を癒してあげられたら
そして君がぼくを癒してくれたなら

Broken  wing  empty  glass
The  words that  scream  and  bounse  right  back 
She  says,  you  know  
We'd all like  to  rearrange
折れた翼、空っぽのグラス
叫んで跳ね返ってくる言葉
彼女は言う、
私たちはみんなやり直したいと思っているのよ



洋楽を聴く時は意味はあまり気にしませんでした。意味がわからないからただ聴けるって言うのもあるし。でもオフスプリングに関しては好きすぎて、フレーズの意味を少し拾えたりすると訳を読んで、ああ、これこういう意味だったのかということもあります。

このアルバムは今まであまり聴いていませんでした。曲がバラエティーに富んでいて、ボーカルも幅が広がって、買った当時は昔からのオフスプリングのあの感じが好きだった私は、ちょっと違うかな?と思ったのです。
そしてこの詩は、スローなバラードに優しい歌声で、こんな内容。
「何があったの?!」という感じです。

何においても、掘り下げれば色々考えることができますが、デクスター、このアルバムがリリースされた何年か後に離婚されてます。これを知った時は驚きました。
なぜかと言うと、デクスターは学生時代の恋人との間に子供がいて、その恋人は事故で亡くなられたそうです。(その恋人への想いを歌ったとされる歌もあります。また別の機会に。こちらも名曲です)
後に結婚し、どうやらお子さんを二人で育ててたようです。
その奥さんとまさか離婚していたとは。熟年離婚。人生いろいろあるなぁ。
ちなみにデクスター、離婚した翌年に再婚されてます。

これを踏まえて歌詞を読むと、深い……。

最近共感するポイントが変わってきました。
こういう詩に感銘を受けるようになってきたんだなあ。


この曲、きれいな曲なので、よかったら聴いてみて下さい。コールドプレイにも同じタイトルの曲があるので、「オフスプリング」とつけて検索してみて下さい。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。