一つのアイドルグループのオタクになるまで(Eの場合)


流れ
ツイッターにて、雑食オタ垢のタイムラインにリツイートで流れてきたおもしろ系動画(30秒ほど)を見て興味を持つ。
フォロワーにどこのグループの誰か教えてもらう、youtubeに一本2分で合計12話の所属事務所制作のリアリティ番組があると教えてもらう
そのリアリティを見て好きな顔の子を見つける(暫定推し決定)
メンバーみんなの顔と名前、性格を覚え始める。
所属事務所制作リアリティをゆっくり見つつ合間に音楽番組を見てみると、衝撃的なまでにパフォーマンスがかっこよくて完全に好きになる(暫定推しの子、リアリティの時とステージ上で全く違うカリスマ性があり完全に入沼)
所属事務所制作リアリティを完走し、過去の音楽番組も完走。youtubeに上がっている出演番組(リアリティ番組多め)などを見まくる。
公式チャンネルを漁り始め、ビハインドストーリーを見たり、また他にあった事務所制作リアリティを見る。
youtube公式チャンネルのものをほぼ見終わり、vライブの放送アーカイブを見たり、ファンのリアクション動画を見たり、マスターのファンカムを漁って愛着を高める。(いまここ)








感想

出演番組
いきなり愛着もないアイドルの一本20分越えのリアリティ番組を見るのは相当めんどくさいので、今回の最初のプログラムのように1本2分のリアリティ番組があるのはオタク入門にぴったり。内容的にはだいたいメンバー固まってる状態にはあるけどまだデビューしてない練習生グループとしてアメリカにダンス留学にいく、というものだった(ほぼ全編通してみんなすっぴんだが、最後にリーダーの子が作詞作曲、他の子も作詞に関わった曲のmvを撮る際に完全メイクアップされた輝かしいビジュアルが見られる。すっぴんのかわいさとメイクアップ後のかっこよさのギャップも堪能できて良かった)。パッキングしてるとこで仲良しのメンバー同士の絡みがあったり、心配性な子がいたり面倒くさがりがいたり掃除好きがいたりと、それぞれの素の性格とかメンバーの関係性が垣間見えて、集団の関係性萌えするオタク的には嬉しかった。
この短い番組を見終わってもっと見たくなったオタクが手を出す用に1本20分のリアリティが他に二種類(地上波会社メイド、所属事務所メイド)あり、さらにオタクになるための動線ががっちり確保されている。


ビジュアルや個性
このグループは8人組だったが、みんな個性的でキャラ立ちしていた。ビジュアルもベクトルは同じだが初見でちゃんと識別できるほど違う顔をしている。甘めの顔、濃いハンサム顔、薄味の顔、野生動物系の顔、愛玩動物系の顔、正統イケメン顔など、多様。そして全員集まった時の画の収まりが良い。事務所すごい。


歌とラップ
めちゃくちゃ上手いのはメインボーカルの1人だけだったけど、全体的な最低ラインが高め。ラップラインの2人は、はっとするほど上手いわけではないが1人は高い声、1人は深みのある低い声で、後者はがなり系が上品にできるタイプのラッパー。もっと上手くなったら嬉しいし、たぶん上手くなると思う。


ダンスパフォーマンス
これはめちゃくちゃすごかった。デビュー前のアメリカ留学の時点ですごい上手かった。全然パフォーマンスとかに詳しくないけど、見た途端他と違う大型新人キター!になった。何度もパフォーマンスを見なければならない音楽番組を見るのは正直苦痛だなとふつうは思うけど、このグループは苦痛がなく見られた。たぶん表情管理もめちゃくちゃうまい。ダンス下手な人がいなくて、揃ってるのはもちろん、それ以上に全員同じ振りしてる時のグルーヴ感がやばくてテンションがめっちゃ上がる。デビュー曲の振り付けは、サビだけ超有名振付家がやってそれ以外は自分たちでやった。それも普通に違和感なくハマってた。






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前々からフォロワーとかがちょくちょく手を出しているみたいで名前と曲だけちょっと聞いたことはあって、曲はクオリティ高いけど個人的に好みじゃなかったので入沼しないだろうと思っていたのだが、リアリティを見てグループへの愛着が湧き、顔が好みの推しを見つけてしまったからもう後には戻れない。このグループはパフォーマンスがめちゃくちゃ最高だったので、その勢いで曲も好きになりつつある。


ネットのコンテンツを通してこんなにササッと強火のオタクが誕生したわけだが、ここではっきりしたのはネットのコンテンツは大事ということだ。入門から沼に浸かるまでの期間はたぶん1ヶ月弱ほどなのだが、この間一切現場に足を運んだりはしていない。ネット上で手に入れられるかぎりの情報を吸収したのみだ。これはケーポップに多いケースで、ネットの公式、非公式も含めたコンテンツが豊富なので、自国はもちろん海外にも広まりやすく、海外進出の土壌が豊かなのである。現にこのグループもアメリカやヨーロッパなど英語圏のファンも多く、積極的に海外公演を行っている。
そしてこのネットコンテンツでオタクを増やすために前提としてあるのが、曲とパフォーマンスのクオリティが高いこと。いくら可愛くても面白くても、曲とパフォーマンスが一定のライン以下だと海外はおろか自国ですら売れないと思う。特に韓国は楽曲が良ければどこかの層に受けたり話題になったりするので、本当に楽曲のクオリティは大切。アイドルの曲がダサい時代は終わりつつあるのだと思う。
すべて考えた上でマネジメントしなきゃならないからほんと大変な商売だと思う、アイドル業界。面白そうだけど。

アイドル研究おわり