今日は小4の生徒さん。
ハノン、ツェルニー、グルリットを練習していますが、ハノン、ツェルニー、つまらないですねえ…
弾いてて楽しいとは、とても思えません。
生徒さんにも言いました。
つまらないけど、きれいな曲をきれいに弾けるための練習だと思って頑張ってね、って。
わたしはハノンではなくて、安川加壽子先生のピアノのテクニックを練習して、終了してからハノンに入りました。どちらにしても単調な指の訓練です。
今日来た子も最初はバーナムから始めました。1を終了して子供のハノンに移りました。
つまらないと言いながら、まだわたしは、ハノン練習してます。ツェルニーも30番から50番まで、8年くらいかかって格闘しました。その後も、モシェレスだの、モシュコフスキーだのと練習曲は続いて、さすがに、ここまでくると練習曲も楽しくなります。
が、小さい子供達にハノンやツェルニー、なんか気の毒になります。
かと言ってやはり、指の訓練には必要不可欠なもので。
ポピュラーピアノを弾きたいと言って、基礎だけ学んで他所へ行かれた方がいます。誰でもそうだと思います。昔はエリーゼのために、を弾きたいとかトルコ行進曲が弾きたいという子供もいましたが、今の子はそんな曲知らないといいます。
音楽を心の引き出しの一つにするのに、別にクラシックでなくてもいいと思います。
うちでも、時折ディズニーや、ジブリくらいは出していますが練習曲なしで、流行りの曲を教えてくれる先生のところへ行くのも、良いことだと思います。
音符を覚えて、ある程度弾けるようになったら、そこで一旦立ち止まり考えるのも有りだと思います。
音楽の授業で困らない程度なら、そこまでで充分だし、これ以上堅苦しい練習曲などイヤならポピュラーピアノ教室へ。
将来ショパンなど弾きたいと思うならハノンやツェルニーも頑張る。
選択肢はたくさんあります。
わたしは小さい時から何も考えないでひたすら言われた通り弾いてきた、良い子ちゃんなので、なんの疑問も持たず今まできましたが、時代は変わりました。
何でもありです。
でもね、苦労と努力したおかげで今も歌の伴奏など、パッと見て弾けます。
今日も、こないだ幼稚園の子が歌ってた虹と言う曲、いい歌だなーと思って楽譜をさがしたらあったので、弾いてみました。簡単に弾けたのでついでに歌ってみたした。君の気分も晴れて、っていう歌詞の通り、弾いて歌ってわたしの気分も晴れました。
ハノン、ツェルニーの効用だとしたら、やはりせっせと指を動かすことをおすすめします。
って、こんなこと書いたら誰も来ないわね~…