父親
私の父は3年前亡くなりました。88歳でした。肺がんが骨と脳に転移してしまいました。自宅で最期を迎えたいと願う父を病院から連れて帰り、介護生活に入りました。脳に転移していたので昼夜は逆転して眠れない日々をおくりました。そんな父を私は若い頃は嫌いでした。きっかけはハンディキャップのある妹を受け入れなかったからでした。自分が年を重ねて行くと次第にわかってくる親の気持ち。父の葬儀のために、写真を見ていると私を可愛がる両親との写真がありました。母に暴言をはいたりしていたので許せなかった自分がいました。いなくなってみると、驚くほど寂しく感じます。今日ひすいこたろうさんのラジオを聴いたとき、お父さんの話をされていて、自分の父を思い出したのでした。お互いになかなか向き合うことができない親子でしたが、自分は愛してもらっていたと今はわかります。だから、強く生きていられるんだと思えます。ありがとうございます。お父さん。お母さん。