Face Down◇40 | copain (Ameba出張所)

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強火智担で根っからの腐女子のあややがひっそりまったりと某気象グループの長男×四男の【J禁P禁】を取り扱っている駄文サイトです。
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某気象グループの長男×四男の
J禁P禁を取り扱っている駄文サイトです。

◇18歳以下
◆J禁、P禁ってなに?
◇BLってなに?
◆ONは受け入れられない!
って方はご遠慮下さい。

タイトルの後ろの記号が視点を表しています。
 ◇:N side
 ◆:O side です。

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21:30。

弁当の入ったバッグを手に、自宅マンションを出た。

喜多川商事に着いたのは22:30少し前だった。
大野さんの部署に入った瞬間、いつもより残っている人が多いな?と思った。

いや、大丈夫。
これはこれで好都合。

内心でるるると歌いながら大野さんの傍らに立った。

「大野さん、こんばんは。お疲れさまです」
「あ、いらっしゃい。お、今日はなんだか大きいね」

オレの手にしているバッグを見て、大野さんは期待に目を輝かせた。

かわいい!!
社交辞令や演技ではなく本当に期待してくれている顔。

思わず抱きつきたくなるがそこはグッと抑え、はにかむような微笑を作って答えた。

「大野さん、お花見行かれてないと思って…」
「そう、全然行ってないよ」
「それで、気分だけでもお花見、と思って、ちょっと今日は豪華にしてみたんです。それで…」

「ホント!? 嬉しいな。あ、じゃああっち行こう。今日はみんな残業してるから、俺一人で豪華夜食はうらまれる。こっそりいただきます」

大野さんはニコッと笑ってそう言った。

しめしめとほくそ笑む。

大野さんが言いださなかったら自分から言おうと思っていたのだ。
「仕事部屋で食べましょう」、と。

けれど大野さんは仕事部屋ではなく、その隣の応接室に入った。
「こっちだとテーブルがあるからね。鍵閉めちゃえば誰も覗けないし」
「あ、じゃあ安心ですね」

オレはそっと微笑った。

"鍵閉めちゃえば誰も覗けない"。
それこそ望んでいた状況だ。

内心で、飛んで火に入る大野さん、などと思いながら、それとなく大野さんを二人がけのソファに誘導して座らせた。