ひとこと
著者は累計収益５億円を突破したブロガー。
このブログは収益目的としたものではないけれど、ブログで稼ぐ仕組みに興味があり読んでみた。
ブログ全般に関わる内容もあり、今回のカバー画像は紹介された方法で作っている。
以下、印象に残ったことなど書き残す。
なぜブログでお金が稼げるのか
ブログに掲載した広告がクリックされたり、
商品の購入やサービスの登録が行われたりすることで報酬を得ることができる。
このような広告プログラムを「アフィリエイト広告」と呼び、
主に、クリック報酬型、物販型、成果報酬型の３種類に分けられる。
クリック報酬型アフィリエイトは、広告がクリックされると報酬が得られる。
Googleアドセンスが有名で、ブログにGoogleアドセンスの広告タグを貼り付けるだけで、
記事内容と訪問ユーザーに合わせて自動で最適な広告が表示されるため、初心者には最も始めやすい。
物販型アフィリエイトは、ECサイト等の商品広告を掲載し、販売した金額の数％が報酬として得られる。
「新製品のレビュー記事」や「今年買ってよかったもの」等、記事内で商品を紹介する時によく使われる。
報酬率はかなり低く、他のふたつと比べても稼ぐのは非常に難易度が高い。
成果報酬型アフィリエイトは、ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）と呼ばれる
広告代理店が提示する広告から好きなものを選びブログに掲載し、
その広告を通して「商品の購入」や「サービスへの登録」等のアクションが起きるたびに報酬が得られる。
成果報酬型アフィリエイトが最も収益を得やすい。
なぜブログでお金が稼げるのか
収益を上げるにはブログジャンルも重要。
まず、広告主が多いジャンルであること。
広告主が多いカテゴリであれば、広告主同士での競争が起こり、
カテゴリ全体が健全かつ公平な状態を保ちやすくなる。
次に、「メジャーなジャンル」の「マイナーなキーワード」を選ぶ。
また、自分が興味を持てることであることも、続けていくのに大切。
具体的には、ASPを見て広告主がたくさんいるジャンルをチェックし、
その中から自分が興味を持てるジャンルを選び、
キーワード検索数がどれぐらいあるかをチェックする。
キーワードの検索数を調べるには、『Googleキーワードプランナー』を使うとよい。
ブログのタイトルの決め方
ブログタイトルを決めるときに大切な３つの視点は、キーワード、短さ、オリジナリティ。
最も重視するのはキーワードで、狙いたいキーワードを含むのことでSEO対策となる。
次に短いものにすることで、シンプルで覚えやすく、人に伝えてもらいやすくする。
また、オリジナリティがあると、覚えてもらいやすかったり、差別化を狙うことができる。
読んだ人を行動させる
ブログにおける文章の目的は「読んだ人を行動させること」。
読者は知りたいこと、買いたいものを能動的に検索して訪問してくるため、
相手の行動意欲を下げずに成約に導いていくことが大切になる。
読者のニーズを考え、読みたくなるような書き出しとする。
読者の問題、記事を読むとどうなるか、具体的な解決策、解決できる理由を提示する。
具体的な解決策では、箇条書きでひとつずつ書いていく。
また、スクロールしながら読まれることを想定し、正確性よりもわかりやすさを重視する。
最後に、関連記事への誘導や広告への軽い誘導等、読者に行動を促す。
この他、アクセス解析やSEO（検索エンジン最適化）対策等も書かれており、
収益目的のブログを始めることがあれば、改めて読みなおしたいと思える本だった。
また、Googleは良質なコンテンツを作るべきと言っているようで、
その評価のひとつとして「十分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか」というのがあるらしい。
専門家＝資格とするのであれば、資格というのはこのようなところでも役に立つものであり、
またひとつ資格試験に励む理由が増えることとなった。
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