扉への道

扉への道

泉明 香鈴(せんめい かりん)申します。
香り善き、鈴音(りんね)を拠り所に、「今」を明め「ここ」に在る
疑問や感じたことをつづる


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過去の後悔や未来の不安、現在のストレス――私たちの頭の中では、これらの思考が目まぐるしく回り、私たちを包み込んでしまうことがあります。不安や恐れが膨れ上がり、私たちは幻想の中に囚われ、見えない鎖によって自由を奪われているのです。


しかし、実は思考を観察することでその仕組みが分かってきます。私たちは一度にひとつのことしか考えることができません。そして、目を開けると、その幻想に基づいた現実が広がっているのです。


だからこそ、「いまここ」に意識を向け、「今ここ」を思考し、行動することが重要なのです。思考をコントロールすることで、余計な考えの前に役に立つことやすべきことが浮かんできます。


私たちは流れを感じ、受け入れ、そして信じることができます。そうすると、執着から解放され、大いなる存在に委ねることができるのです。


幸せの定義を常に追い求めるものの、なかなか明確にはなりません。実際、幸せを定義づけること自体がナンセンスなのかもしれません。


その代わりに、ストレスを減らすことで、自然に幸せが増えると考えられます。ただし、それは煩悩や四苦八苦のように完全になくなるわけではありません。ストレスは本来減るものでもありません。


それでは、外の世界はストレスだらけで煩悩にまみれ、四苦八苦しながら生きていかなければならないのでしょうか?


とんでもない


実際にはこれはすべて自我の作り上げたものなのです。


しかし、外の世界ではこの自我は私たち自身になってしまいます。私たちは自分が考えていると思い込み、心臓の鼓動のように自然に行動してしまいます。


そして、それが本当の自分との温度差によって四苦八苦や状況・状態がストレスを生み出すのです。


その結果、ストレスは身体を病に導くのです。身体の病気は心のズレの結果なのです。


これらの問題の解決策は、自我と本当の自分とのズレをなくすことなのです。具体的な方法はさまざまですが、自分に合った方法を選ぶことが大切です。なぜなら、後々ストレスになってしまう可能性があるからです。


ズレが少なくなればなるほど、外の世界の幸せが有限であることに気づき、内の世界の幸せが無限であることに気づくのです。その気づきによって、私たちは自我を意識的に使うことができ、思考をコントロールすることができるようになるのです。