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扉への道

泉明 香鈴(せんめい かりん)申します。
香り善き、鈴音(りんね)を拠り所に、「今」を明め「ここ」に在る
疑問や感じたことをつづる


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あなたの心の中には「やりたいこと」が確かに存在しているのに、それを実行に移せないことがあります。なぜでしょうか?それは、やりたいことをやらないための言い訳を、自分自身にしているからです。


私たちは、やりたいことがあっても、何かしらの理由をつけてその行動を先延ばしにします。たとえば、「今はまだ準備ができていない」「環境が整っていない」「時間が足りない」「自分には能力が足りない」といった具合に。これらの理由は、実際にはただの言い訳にすぎません。言い訳を通じて、私たちは「やらない」ことを自ら決めているのです。

しかし、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?それは、思考や自我が私たちの行動に影響を与えているからです。思考そのものがすべて自我の一部であり、私たちはそれに無意識に従ってしまいます。だが、これを敵視する必要はありません。思考や自我は、私たちの行動を支えるシステムの一部であり、それをどう扱うかが鍵となります。

まず理解しておかなければならないのは、自我や思考は私たちの敵ではないということです。むしろ、それらはシステムの一部として存在しており、私たちがこの世界で生きるための重要なツールでもあります。私たちが自分の思考や自我に気づき、その流れにうまく乗ることができれば、行動はスムーズに運びます。

「今ここ」に意識を集中させることが大切です。未来のことや過去の失敗に気を取られると、私たちは現実に向き合うことができません。しかし、現在に意識を向け、「今ここ」に集中できたとき、驚くほど物事は簡単に進むのです。何かをやりたいという気持ちがあるなら、その第一歩を踏み出すことが容易になります。

私たちはしばしば、自分自身を疑い、自分を過小評価してしまいます。「自分には無理だ」「成功できる保証がない」「失敗するかもしれない」といった疑念が頭をもたげることがあります。しかし、これらは単なる思考の産物であり、実際には私たちを支配する力を持っているわけではありません。思考をどう扱うか、それをどのように解釈するかは、すべて私たち次第です。

自分を疑うのではなく、信頼することが大切です。自分自身を信じることができたとき、やりたいことに向かって歩き始めることができます。そして、自分自身を愛すること。これは他者に対して愛を分かち合うための最初のステップでもあります。自己愛を持つことで、周囲とのつながりを深め、やりたいことを実現するためのエネルギーが湧き上がります。

やりたいことを実行に移すには、まず自分自身を信じ、愛し、そして疑わないことが重要です。あなたはすでにその力を持っているのです。ただ、まだそれに気づいていないだけかもしれません。

未来について思い悩むことは、実は時間の無駄です。未来はまだ存在せず、過去はすでに消えてしまいました。存在するのは、ただ「今」だけです。この瞬間に意識を向けることで、私たちは余計な思考や不安から解放され、純粋な行動のエネルギーを取り戻すことができます。

やりたいことに向かうための最初のステップは、「今ここ」に集中することです。自分が今、何を感じているのか、何をしたいのか、その声に耳を傾けてください。未来を予測することはできませんし、過去を変えることもできません。しかし、現在に意識を集中させることで、未来を変えるための選択をすることはできます。

「今ここ」に意識を向ければ、スタートを切ることが驚くほど簡単に感じられるでしょう。私たちはしばしば、「大きな決断をすること」に対して恐怖を抱きます。しかし、その恐怖は思考が作り出した幻想に過ぎません。実際に行動を起こしてみれば、その一歩は意外に軽やかで、自然なものだと感じるはずです。

この世界において、私たちは時折、孤独を感じることがあります。周囲の人々が理解してくれない、助けてくれない、支えがないと感じることがあるでしょう。しかし、ここで気づいてほしいのは、本当の意味であなたを救うことができるのは、他人ではなく、自分自身だということです。

もちろん、他者の支援やアドバイスは時折大きな助けとなりますが、それは一時的なものであり、最終的にあなたを救うのはあなた自身の力です。どんなに他人が手を差し伸べたとしても、あなた自身が自分の力で立ち上がらなければ、根本的な解決には至りません。

自分の中にある救いの力に気づき、それを信じることが大切です。私たちは自分で自分を救う力を持っており、その力を解き放つことで、外の世界での困難や障害を乗り越えていけるのです。

人生は常に変化の連続です。しかし、その変化に気づかずに過ごしてしまうことも少なくありません。私たちは日々の忙しさに追われ、時間が飛ぶように過ぎていく中で、内側で何が変わっているのかを見逃してしまうことがあります。年末が近づき、「あっという間だった」と感じる人もいるでしょう。

しかし、実際には、変化は常に起こっています。私たちがその変化に気づき、それを受け入れ、前向きに向き合うことで、人生の新しい扉を開くことができます。それは小さな気づきであっても、その積み重ねが大きな変化をもたらすのです。

重要なのは、自分の内側の変化に気づくことです。外側の世界(外世)で起こる出来事は、一見すると自分とは無関係に見えるかもしれませんが、それらもまた、私たちの内側(内世)と密接に結びついています。内世での気づきが外世に影響を与え、その逆もまた然りです。私たちはこの両方を意識的に行き来することができれば、より豊かで充実した人生を送ることができるでしょう。

自分自身を信じ、愛することができたなら、次に他者とその感覚を分かち合うことが大切です。人は一人では生きていけません。他者との関係の中で、私たちは自分自身を再確認し、やりたいことを実現するためのエネルギーを得るのです。

分かち合うことは、ただ物質的なものを与えることではありません。感情や思考、経験、そして愛を分かち合うことで、私たちは互いに成長し、やりたいことを実現するための力を引き出すことができます。

あなたが何かをやりたいと感じたとき、それを他者と分かち合い、協力し合うことで、その実現への道は広がります。自分の中に閉じこもるのではなく、外の世界とのつながりを大切にすることで、新たな可能性が開かれるのです。

やりたいことがあるなら、それに向かって第一歩を踏み出してください。自分自身を信じ、愛し、疑わずに行動することです。そして、今という瞬間に集中し、「今ここ」に意識を向けることで、未来への可能性を広げることができます。

変化に気づき、扉を開くこと。そして、内世と外世を行き来しながら、自分の中にある救いの力に気づき、それを信じることが大切です。すべての行動の決定はあなた次第です。他者の助けを借りることもあるかもしれませんが、最終的にあなたを救うのは、あなた自身です。

自分自身を信頼し、愛し、そして他者と分かち合うことで、あなたのやりたいことは必ず実現します。

fifth(フィフス)