大阪の放課後等デイサービスで中学生が死亡した事件で、再逮捕された代表らが実際は死亡後に安全管理のマニュアルを作ったのに、死亡前にあったとするうその報告をしていたことがわかりました。

 吹田市の放課後等デイサービスの運営会社代表・宇津慎史容疑者(60)らは去年12月、清水悠生さん(当時13歳)を送迎車から降ろす際、職員2人で対応するという取り決めを守らず、運転手1人で対応させるなどして清水さんを死亡させた疑いが持たれています。

 宇津容疑者らは市に対し「マニュアルを定めていたのに運転手が独断で1人で対応した」と報告していましたが、実際にマニュアルを作成したのは事件の後で、報告はうそだったことが新たに分かりました。

 警察は、安全管理に問題がなかったように装う意図があったとみています。

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