女性用トイレで女性を盗撮したなどとして、茨城県教育委員会は27日、常総市にある県立高校の男性教諭(33)を同日付で懲戒免職処分にし、発表した。同校の校長についても管理責任を問い、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

 県教委などによると、男性教諭は10月7日午前9時45分ごろ、つくばエクスプレス流山おおたかの森駅構内の上りエスカレーターで、左足首に取り付けた小型カメラを使い、前方にいた千葉県内の女子高校生のスカート内を盗撮したとして、同県迷惑防止条例違反の疑いで同県警流山署に現行犯逮捕された。

 逮捕後の調べで、同月6日午前10時55分ごろにも、常総市内の女性用トイレで同じ小型カメラを用いて女性を盗撮していたことが判明したとされ、この件について、11月15日に茨城県迷惑防止条例違反の罪で起訴された。県教委によると、撮影したとされたのは勤務時間中のことだったという。

 男性教諭は県教委の聞き取りに対して、2件とも盗撮を認め、動機については「自身の性的欲望を満たすため」と説明したという。県教委は、それ以前にも複数回、女性を盗撮していたとみられるとしている。

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