徳島県警の40代の男性警部補が、知人女性らに捜査情報などを洩らしたり、捜査費で買ったお菓子などを知人女性らに渡していた、などとして、懲戒免職処分されました。

監察課によりますと、徳島県警に所属する40代の警部補は、不適切な関係にあった数年来の知人女性に、自分から個人情報や捜査予定を洩らしたり、また別の知人男性に求められるまま、個人の犯罪歴や生年月日を洩らすなど、計27人分を漏洩した疑いで、きょう書類送検されました。

また男性警部補は、捜査費を使って和菓子や洋菓子を買って、複数の知人女性に渡し、その使途について虚偽の書類を作成した疑いなども持たれています。

警部補はこれらの容疑を認め、「同僚や世間、家族、周囲の人に申し訳ない。不適切、軽率であった」と反省の弁を述べているということです。

徳島県警は、男性警部補を懲戒免職処分とし、上司3人を所属長訓戒、上司5人を本部長注意としました。

徳島県警は、「警察職員として県民の信頼を大きく損ねる、あるまじき行為を深くお詫びする。全職員が規範意識の向上に努め、職員一丸となって県民の信頼回復に向け、職務に取り組んでまいります。」とコメントしています。

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