今年8月、岡山市内の中学校の女性職員更衣室に、職員が着替える様子を撮影する目的で盗撮用カメラを設置し、また数年前から勤務時間中に学校の更衣室やトイレで盗撮行為を繰り返していたとして、岡山市はこの中学校に勤務する中学校の男性教諭(46)を懲戒免職の処分としました。

8月9日に学校の女性職員が、更衣室内の机の中に不審な機器を発見し、回収して校長に報告したところ、男性教諭は機器がなくなっていることに気づき、盗撮行為の発覚を察知して校長に自らの行為について申し出たということです。

 

岡山市教育委員会は男性教諭への聞き取りを行い、8月14日に警察に被害届を提出しました。また学校にスクールカウンセラーを配置し、生徒へのアンケートなどを行い、生徒が相談できる体制を整え、心のケアにあたりたいとしています。

 

 岡山市教育委員会の三宅泰司教育長は「生徒が生活する学校現場でこのような極めて悪質な事案が起きたことを非常に重く受け止めております。生徒や保護者をはじめ、市民のみなさまに大変ご迷惑、ご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」などとコメントを発表しています。教育委員会はあわせて、この中学校の校長を戒告、局長級職員1人と部長級職員1人を口頭厳重注意の処分としました。

 

学校では今夜(26日)保護者への説明会が開かれる予定だということです。

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