妻の不倫相手の車のナンバーを、職務に関係がないのに警察署の端末で調べ、探偵に情報を漏らしたとして、兵庫県警が淡路島内の警察署勤務の40歳代の男性警部を警務部長注意の処分にしていたことが県警への取材でわかった。処分は5月6日付。

 

 県警によると、警部は昨年10月、40歳代の妻と不倫相手の男性が一緒に車に乗っているところを目撃。覚えたナンバーを勤務先の警察署の車両照会用端末で調べ、所有者情報などを民間調査機関の探偵に提供し、身辺調査を依頼したという。

 

 警部の妻は県警本部交通部の巡査長、不倫相手の男性は阪神方面の警察署の50歳代警部補で、警部は不適切交際だとして2人の関係を上司に報告した。その際、車両照会用端末の目的外利用や探偵への情報提供についても打ち明けたという。

 県警は4月、妻の巡査長と相手の警部補を警務部長注意の処分にしている。

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