『とったんは理学療法士』が、

第57回山形YBC放送 読書感想文「本の森たんけん」の推薦図書になりました。

山形の関係者の皆さま、ありがとうございます。

 

読書感想文は、全国コンクールの課題に選ばれると、

書店に平積みになったり、ポスターが飾られたり、授賞式があったり、

なかなか華やかな気分が味わえます。

それはそれでうれしく有難いことですが、

なんだか浮足立って落ち着かないのも事実。

こういう地方での読書運動に選んでもらうのが、本来あるべき姿かな、と。

山形はいい書き手の方がたくさんいるし、『山は泣いている』もたしか、山形。

なによりも、赤木由子さんの故郷。

 

 

高知県でも、紹介していただいています。

「とったんは理学療法士」 | 高知新聞

 

高知新聞のウェブサイト「高知新聞Plus」の中にある、こどもむけのコンテンツ、 

「読もっか」の「図書だより」のコーナー

d7e3c57fdce0「とったんは理学療法士」 | 高知新聞db693b74815dfa07842b.pdf (yk-yohin.co.jp)

 

 

中川なをみさんの新刊「あの日のあなた」(くもん出版)

 

 

やっぱり中川さんにはかなわない。

そもそも競おうと思うのがおこがましい。

いい書き手ってどういう書き手を言うのか、じっくり考えさせられる。

そして、落ち込む…。

 

 

 

 

『要の台所』落合由佳・作(講談社)高学年~中学生向け

隣に引っ越してきた外国人の女の子との交流

料理を通じて国際理解。

テーマもいいし、筆力もあると感じた。

気になるのは、登場人物のニックネームのつけ方。

そんなに肩ひじ張らずとも。品格がすけて見える。

 

『6days 遭難者たち』安田夏菜・作(講談社)

安田さんはどこまで行くんだろう。

ショッキングな展開とともに、

子どもたちの生きずらさ、心情が切ないほどに響いてくる。

読み進むのが苦しいほどだが、読むのを止めさせない強さがある。

作者プロフィールに教育大出身とあった。そうだったのか。