たいせつなことは霞んで見えにくい
ゴールデンウイークのあいだ、
上原から いちど、電話がありました![]()
「連休あけたらサッカーあるから、来てよ
」
っていう連絡でした。
「うん、行くよ」と 答えたあとで
「きみはこの連休、彼女とデート三昧?」と尋ねると
「飲み三昧
。さすがにきつい」と 返された。
そのこたえは
デート三昧ではないってこと?
それとも
彼女と飲み三昧ってこと?
いやいや、それってつまりデート三昧ってことなんですけど。
余裕の返しですか?上原くん。
彼女といるならいるって、はっきり言えばいいのに。
まぁ 「三昧」とまではいかなくても、
連休に彼女と会う ってことは、世間ではあたりまえのこと。
上原は
昔より、はぐらかすのが上手になった。
そして私は
上原の曖昧な返しを追及することができなくなった。
それはなぜか?
なんとなく、こたえは解る。
上原に、私から離れてほしくないから。
こいつうるさいなー、って、思ってほしくないから。
だけど、追及できてた昔のほうが、
今よりはるかに 私たちの仲は良かったんだ。
矛盾。 どうしてこうやって、絡まるんだろう?
ただ、相手をすきで、大切にしたいだけなのにね。