Q:「サメが最強ってホント?」 

白亜紀後期、「新生板鰓類(しんせいばんさいるい)」という、

今生きているサメの仲間が現れたのは、丁度この頃である。

そんな中である時、一種類のサメが現れた。

それがこのクレトキシリナである。

見た目は今のホオジロザメを少し太ましくしたくらいである。

これくらいしか書くことが無い。

何故か。

後の生態などがホオジロザメとさして変わらない、

いや、より凶暴なものだったからだ。

この恐竜時代において、5~6mのサメは、十二分に脅威であった。

古生代から生き抜いた確かな実績、

サカナならではの機動力と、

恐らく持っていただろう、ロレンチーニ器官に支えられた優れた感覚、

何度でも生え変わり、確実に獲物を切り裂く歯、

そして時折群れを組み、「生きた獲物」を襲う凶暴性が、

このサメの脅威たる所以である。

 

さらに、このサメは世界中にいた。

そう、世界中である。

こんな、あのジョーズも尻尾まいて逃げ出しそうなやつが

恐竜時代はうじゃうじゃいたのである。

もしあなたが海のいきもので、

このサメに出会ってしまった場合は、

静かに合掌して、運命を受け入れよう。

 

という訳で、今回の問いに対する、(現状の)答えはこちら。

A:「大体本当。なおこんなヤバいサメはもう一回現れる。」