Q:「ジュラ紀の頃の地球って?」
端的に説明すると、恐竜の生きていた中生代の真ん中の時代、
ジュラ紀の地球は、「恐竜のために調製され始めた世界」であった。
大きな変化として、超大陸パンゲアの分裂がある。
まず上半分と下半分に分裂し、
次に、その上半分が横に分裂し、
上半分は北アメリカとアジア、ヨーロッパに、
下半分は超大陸ゴンドワナとなった。
そしてこの分裂によって、新しい海域ができた。
それは、「大西洋」だ。
大西洋誕生の影響はかなり大きいものだった。
まず、三畳紀の頃では繋がっていなかったテチス海と超海洋パンサラッサが繋がった。
これによって、赤道をつなぎ、地球を一周する海流が出来上がり、
さらに温暖湿潤な空気の流れもこのおかげで出来たことで、
三畳紀の頃みたいな乾燥地帯が減り、全体的に緑が広がるのであった。
恐竜の大型化が始まったのもこの頃である。
どんどん暖かくなっていく気候と、真に生態系の主流となったことの相乗効果で、
種の多様化、そして強くなるための大型化、武装化が加速度的に進んでいったのだ。
なお、酸素濃度の変化は三畳紀のころとそんなに変わらなかったそうな。
……気のうあるから別にいいか。
という訳で、今回の問いに対する、(現状の)答えはこちら。
A:「大西洋のおかげで恐竜が多様化していった時代。」