Q:「頭がいいってどうわかるの?」 

あなたは、自分の頭の良さについて考えたことはあるだろうか。

恐らく今この画面の前で、

「オレは頭がいい」、「あんま頭よくなかったな……」という

振り返りが行われている頃だろう。

だが、そういった心配はしなくてもいい。

生物学的に見れば、あなたは、いや、私たちは十二分に「頭がいい」生き物だ。

 

生物には、[脳函(のうかん)]と呼ばれる空洞が必ず頭にある。

これは何かといえば、「脳を入れるためのケース」である。

ここの大きさは、つまり「ケースに詰まっている脳の大きさ」を、

そのまま表すこともできるのだ。

この脳函の大きさ≒脳の大きさと、生物の大きさを比較した時に

その生物の大きさに対して入っているだろう脳の大きさより

大きい脳を持っているということは、

つまり頭がいい、よかったのではないかと考えられる、という訳だ。

さて、このザナバザール属するトロオドン科の恐竜も、

そういった点で頭がよかったのではないかと考えられている。

とくにトロオドンはそう言った点で注目され、

「もし恐竜が絶滅しなかったら?」という想像でも

人っぽく進化したのかもしれないと言われるほどである。

しかし、その頭の良さがいかように生かされていたかについては、あまり分かっていない。

 

という訳で、今回の問いに対する、(現状の)答えはこちら。

A:「自分の大きさと比べた際の脳の大きさで決まる。」